(承前)
前回の日記でも書いたように、JR生田原駅は図書館との合同施設になっている。
図書館の2階は、オホーツク文学館という施設。
1993年にオープンした当初は無料だったが、最近は150円の入場料がかかる。
そのせいか、芳名帳を見ると、筆者の前は10日以上だれも来訪者がいないようである。
館内は、オホーツク管内のみならず、宗谷や根室を含めたオホーツク沿岸地方の文学書、直筆原稿などを展示している。
オホーツクと文学、といっても、すぐには思い浮かばないかもしれないが、探せばけっこうあるようだ。
小檜山博と加藤多一は滝上の出身だし、藤枝静男「欣求浄土」はサロマ湖が舞台らしい。戦前の転向作家として有名な島木健作「嵐のなか」は北見と網走が舞台だ。
武田泰淳の代表作「森と湖のまつり」は道東で物語が展開する。
詩では、宮沢賢治や中野重治に、オホーツクの海辺をうたった作品がある。
個人的には、紋別を舞台にしたという辻邦生「時の扉」が気になるのだが…。
展示室には、留萌管内羽幌町出身で札幌在住の書家、中野北溟さんの筆になる扁額が掲げてある。
ほかに、長谷川白羊、藤根凱風、島田無響、中川清風といった書家が、オホーツクゆかりの作品を書いたものも。
藤根さんは中野重治「北見の海岸」を、島田さんは北原白秋「曇り日のオホーツク海」の一節を書いている。
なお、展示を監修したのは、北海道の文学の歩みに詳しい木原直彦さんであろう。
木原さんによるガイドブックが、500円という破格の値段で販売されていたので、買ってきた。
前回の日記でも書いたように、JR生田原駅は図書館との合同施設になっている。
図書館の2階は、オホーツク文学館という施設。
1993年にオープンした当初は無料だったが、最近は150円の入場料がかかる。
そのせいか、芳名帳を見ると、筆者の前は10日以上だれも来訪者がいないようである。
館内は、オホーツク管内のみならず、宗谷や根室を含めたオホーツク沿岸地方の文学書、直筆原稿などを展示している。
オホーツクと文学、といっても、すぐには思い浮かばないかもしれないが、探せばけっこうあるようだ。
小檜山博と加藤多一は滝上の出身だし、藤枝静男「欣求浄土」はサロマ湖が舞台らしい。戦前の転向作家として有名な島木健作「嵐のなか」は北見と網走が舞台だ。
武田泰淳の代表作「森と湖のまつり」は道東で物語が展開する。
詩では、宮沢賢治や中野重治に、オホーツクの海辺をうたった作品がある。
個人的には、紋別を舞台にしたという辻邦生「時の扉」が気になるのだが…。
展示室には、留萌管内羽幌町出身で札幌在住の書家、中野北溟さんの筆になる扁額が掲げてある。
ほかに、長谷川白羊、藤根凱風、島田無響、中川清風といった書家が、オホーツクゆかりの作品を書いたものも。
藤根さんは中野重治「北見の海岸」を、島田さんは北原白秋「曇り日のオホーツク海」の一節を書いている。
なお、展示を監修したのは、北海道の文学の歩みに詳しい木原直彦さんであろう。
木原さんによるガイドブックが、500円という破格の値段で販売されていたので、買ってきた。
(この項続く)
こちらの情報を参考にさせていただき、6月中に網走方面に行こうと思っています。
いつ、入るか仕事の合間をぬって、天候を見ながら出かけます。
北見に立ち寄り、ご挨拶が出来ればうれしいのですが、まっすぐ網走に行く予定です。いつもご親切をいただきながら、本当に申し訳ありません。
小さな旅で得たものを、私の作品づくりに生かせたら幸いと思っております。
オホーツクや知床は、札幌からだと遠いので、なかなか気軽に訪れる「小さな旅」というわけにもいきません。玲なさんの決断(?)は、うれしいです。
長い道中、なにとぞお気を付けて。