アンソニーが世界を旅してその国の文化や歴史を背景に食を飾る異色の旅行記です。
旅先で土地の風俗に触れ、人と出会い、そして料理にケチを付けたり大絶賛したり・・。
しかしさすが現役シェフだけあって料理に対するコメントや私感は筋が通っておりアンソニーの哲学が生きています。
それがこの本の見どころですね。彼の視点で料理を理解する。波乱万丈のシェフ人生を送ってる彼だからこそできる技だと思います。
ディスカバリーでも同名のタイトルでテレビ番組化もされています。ぜひ、そっちも見て欲しい!
そっちを見てから本を読んだ方がよりリズミカルにアンソニー・ボーディンの世界観を理解できると思います。
どっちもおススメです!

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世界を食いつくせ! キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション 単行本 – 2003/11/26
アンソニー・ボーデイン
(著),
野中 邦子
(著)
酒に女にドラッグに、のめり込んだら止まらないNY超有名店の破天荒シェフが「究極の食」を求めて世界を巡る旅に出た。異色の料理ノンフィクション。
- 本の長さ381ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/11/26
- ISBN-104105411020
- ISBN-13978-4105411022
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「究極の食」を求めてN.Y.の超有名店シェフが旅に出た。フランスの漁村で甘美な思い出とともに生牡蠣を食すかと思いきや、サイゴンで生きたコブラの心臓を口にし、ニッポンで納豆に怯え…。異「食」料理ノンフィクション。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/11/26)
- 発売日 : 2003/11/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 381ページ
- ISBN-10 : 4105411020
- ISBN-13 : 978-4105411022
- Amazon 売れ筋ランキング: - 810,361位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 65,971位文芸作品
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NYの一流レストランのシェフでもある著者が世界を巡って究極のメニューを食べた記録が綴られるわけだが、
そこは、「セックス・ドラッグ・グルメ」な荒ぶった厨房の裏側を描いた「キッチン・コンフィデンシャル」の著者なので、
そんな一筋縄でいくわけがない。
クメール・ルージュの残党が潜む村のカジノへ行くべく「宇宙一の悪路」を時速15キロで旅したり、
ベトナムではコブラの心臓を生きたまま食したり、
モロッコの砂漠でベルベル族伝統の羊の丸焼きを食べたり
(しかも、羊が手に入らないから作れないと断られると自分で突撃して調達しちゃう)
するのだ。
ただ、著者の名誉のために言っておくと、この企画はアメリカで放送されたTV番組のためのものなので、
絵的に派手なゲテモノや珍味がどうしても多くなってしまうのは致し方ないところ。
著者自身はその土地の食習慣としてではなく、遊び半分でゲテモノを供するのに否定的だ。
むしろ、それらの冒険より
ポルトガルの片田舎で豚一頭を捌いて食べる一部始終を見て、
青ざめながらも命を食べる尊さに思いをはせたり、
子ども時代に夏をすごした南仏へ弟と行き、記憶の中の味を再確認したり、
ベトナムでフォーを味わいながら、普通の人々の真摯な生き方に感動したり、
生活の中に息づく食の豊かさに気づかせてくれる一連のくだりが本当に魅力的だ。
「この人は本当に食べることと料理が好きなのだな」と感嘆させられる。
ちなみに、出てくる料理が本当に美味しそうなので、真夜中には読まないほうが身のため。
私はバスクでのタパス巡りのくだりを読んでいて、
夜中の1時に我慢できずにクリームチーズとトマトとジャガイモでスパニッシュオムレツを作りました。
そこは、「セックス・ドラッグ・グルメ」な荒ぶった厨房の裏側を描いた「キッチン・コンフィデンシャル」の著者なので、
そんな一筋縄でいくわけがない。
クメール・ルージュの残党が潜む村のカジノへ行くべく「宇宙一の悪路」を時速15キロで旅したり、
ベトナムではコブラの心臓を生きたまま食したり、
モロッコの砂漠でベルベル族伝統の羊の丸焼きを食べたり
(しかも、羊が手に入らないから作れないと断られると自分で突撃して調達しちゃう)
するのだ。
ただ、著者の名誉のために言っておくと、この企画はアメリカで放送されたTV番組のためのものなので、
絵的に派手なゲテモノや珍味がどうしても多くなってしまうのは致し方ないところ。
著者自身はその土地の食習慣としてではなく、遊び半分でゲテモノを供するのに否定的だ。
むしろ、それらの冒険より
ポルトガルの片田舎で豚一頭を捌いて食べる一部始終を見て、
青ざめながらも命を食べる尊さに思いをはせたり、
子ども時代に夏をすごした南仏へ弟と行き、記憶の中の味を再確認したり、
ベトナムでフォーを味わいながら、普通の人々の真摯な生き方に感動したり、
生活の中に息づく食の豊かさに気づかせてくれる一連のくだりが本当に魅力的だ。
「この人は本当に食べることと料理が好きなのだな」と感嘆させられる。
ちなみに、出てくる料理が本当に美味しそうなので、真夜中には読まないほうが身のため。
私はバスクでのタパス巡りのくだりを読んでいて、
夜中の1時に我慢できずにクリームチーズとトマトとジャガイモでスパニッシュオムレツを作りました。
2018年8月14日に日本でレビュー済み
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アンソニー・ボーデイン氏が取材先のフランスで自殺というニュース(2018年6月)には衝撃をうけました。TVホストとしての彼の活躍は本当にすばらしいものでした。たまたま消さずにおいた録画は大事にしておきます。著作としてはすでに「キッチン・コンフィデンシャル」「The Nasty Bits」は読んでいましたが、今回、古本ながらこの「ワールド・エディション」を購入して彼の功績にあらためて触れることにしました。誠実な(表現は上品ではないけれど)内容には考えさせられることが多々あります。日本の食・文化・自然も深く愛していたトニー、いままでありがとう。
2014年6月28日に日本でレビュー済み
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梱包も過剰でなく、本もとても綺麗でした。
大切にします。
ありがとうございました。
大切にします。
ありがとうございました。
2008年5月27日に日本でレビュー済み
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「キッチン・コンフィデンシャル」で有名になったアンソニー氏が世界のうまいものを求めて旅をする話です。この本を翻訳された野中さんは大変だったと思います。ポルトガル訪問の際、ポルトガル料理の話が出てきますが、発音はポルトガル語の原音に忠実でした。おそらく他の国でも同様に翻訳をされたのだと思います。この本には、随所にアメリカの文化人なら知っているであろうと思われるたとえ話が出てきますが、そうした知識のない私には「?」という部分がかなりありました。アメリカ文化をよくご存知の方は、こうした部分がとても面白く感じられるものと思います。さて、この本で印象的だったのは、「安くて見向きもされない食材、例えば牛の頬肉とかを、調理の技術により美味しいものにし、お客さんに喜んでもらえた時に、シェフは最高の喜びを感じる」という部分でした。こうした彼の料理に対する考え方は、本書の中で随所に出てきます。
2004年8月27日に日本でレビュー済み
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サブタイトルに「ワールド・エディション」とある通り、破天荒なNY在住フレンチレストランシェフの半生が赤裸々に綴られたぶっ飛び本「キッチン・コンフィデンシャル」の番外篇である。是非、本篇を御一読されてアンソニー・ボーデイン(トニー)というシェフの凄まじいパーソナリティを体感されたうえで本書のページをめくっていただいた方がより楽しめると思う。今回はNYを飛び出して「究極の食事」を求めて世界を漫遊する話である。読んでからのお楽しみということで詳細は省くが、料理の話がほとんど出てこない「あんた、よく生きて帰って来れたね」という章もあって、今回もクールなぶっ飛び感に舌鼓を打つことができるだろう。また、トニーは「合言葉は勇気」(by三谷幸喜)である如くスゴイものもたくさん食べている。脱帽。
2007年3月27日に日本でレビュー済み
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NYでそこそこの地位を確立した高級レストランのシェフが、世界を飛び回って、美食・珍食を食べるという番組がある(ディスカバリーチャンネルで放映中の「アンソニー世界をくらう」)。このレポーター自らがまとめた旅行記です。さらにレストラン業界論やテレビ業界論・文化論もからんで、最後まで退屈しません。
ディスカバリー番組も本も、チャレンジ精神・好奇心があふれるトニーの魅力に満ちています。紀行文や食エッセイが好きな人なら、ぜったいに気に入ります!おまけにとってもオトコマエなのです(見た目だけじゃなく、ハートも)。
ディスカバリー番組も本も、チャレンジ精神・好奇心があふれるトニーの魅力に満ちています。紀行文や食エッセイが好きな人なら、ぜったいに気に入ります!おまけにとってもオトコマエなのです(見た目だけじゃなく、ハートも)。
2004年8月20日に日本でレビュー済み
極上の「何でも食べてやる(てか食べさせられたよヲイ)」エッセイ集。とにかくやんちゃな人で、まずいモンはまずいとはっきりゆったり、わがままゆったり、人間として実に好感が持てる。その一方で行く先々の厨房でプロらしく活躍、この人じゃないと緊張感のない観光案内番組とおんなじよーになっちゃってんたんだろうなーと安堵する。例えばグルマンが同じように清濁あわせのむごとき旅に出たとしても、そしてその人が素晴らしいエッセイストであったとしても、この深みは出ないだろう。普段はプロとして食の現場に携わっているという事実が、文章に重みと深みを与える碇の役割を果たしているのだ。それは全編を通じて感じられる。まるで背骨のように、プロのシェフであるという自己認識と世界観とが、食に纏わるあらゆる体験に一本の筋を通している。
旅行案内として読むのもいいし、世界の食物事情大全として読むのもいい、そして、アメリカ人の世界観を知るためのエッセイ集として読むのもいい。もちろんやんちゃシェフ漫遊記という正しい観点から読むのもいい。
それだけ多くの楽しみ方のできる骨太の本である。
旅行案内として読むのもいいし、世界の食物事情大全として読むのもいい、そして、アメリカ人の世界観を知るためのエッセイ集として読むのもいい。もちろんやんちゃシェフ漫遊記という正しい観点から読むのもいい。
それだけ多くの楽しみ方のできる骨太の本である。