こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

地域で支えあう形を創る

2015-11-15 23:58:31 | 社会保障
ふれあい健康まつりのプログラムのひとつとして開催された「市民公開講座 市民が主役の地域づくりフォーラム 要支援高齢者の暮らしやすさを考えよう」に参加した。


会場は市民会館小ホール。民生委員さん、福祉委員さんなど日頃から地域で活動されている方々の顔が見える。

主催者は「泉大津市・泉大津医師会・イカロスネット(医療介護地域推進ネット)・泉大津市地域包括支援センター・泉大津社会福祉協議会・泉大津介護支援専門員連絡協議会」の6団体の共催。


第1部の講演は 大阪市立大学医学部看護学科教授の河野あゆみ氏。「市民が主役の地域づくりとは?」と題して、「要支援高齢者が暮らしやすいまちとは、つまり市民全体が暮らしやすいまち」という視点で、第2部で報告のあった三つのモデル地区での「地域の課題の抽出、解決の方向性を検討してきたプロセスの報告があった。

第2部のシンポジウムでは楠、条東、浜の三つのモデル地区の代表、医師、看護師、ケアマネージャーの皆さんが、それぞれ市民の立場、医療・介護の専門職の立場で発言された。


日々寄せられる相談でも、困っている方は、「どこへ相談したらいいのか」がわからない方がほとんど。

支援の制度や機関の情報を、実際に必要な人へ届けることは、行政だけではできない。

そこは「地域力」が問われるところだと思う。

フロアから「お隣の方が亡くなっているのにも気がつかなかった。一人暮らしの方を見守ると言っても並たいていのことではない」という率直な発言があった。



地域で働く医療・介護の専門職の方々、そして地域で活動する市民の皆さんが、ひとつのテーブルを囲んで取り組みを進めていること、行政と協力の専門機関としての大学がコーディネートの役割を果たして連携の形を創りあげていることで「市民が主役」になれるのだと思う。


今日は話題にならなかったが、要支援高齢者で介護保険のサービスを利用されている方から「これかもヘルパーさんに来てもらえんるんやろか?」という不安の声が聴かれる。

専門職による支えと「地域で支えあう形」の両方があって、その連携が要支援高齢者の暮らしをサポートし、要介護状態になることを予防するのだと思っている。


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