伊達 イライラ敗退 「ため息ばっかり!」両手広げ声荒らげる

[ 2013年9月25日 06:00 ]

シングルス2回戦 ラリーで競り負け、悔しがるクルム伊達公子

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第3日は24日、東京・有明テニスの森公園でシングルス2回戦が行われ、世界ランク60位のクルム伊達公子(42=エステティックTBC)は同17位のサマンサ・ストーサー(29=オーストラリア)に3―6、6―7で敗れ、ダブルスも1回戦で姿を消した。森田あゆみ(23=キヤノン)らも敗れ、単複で日本勢は全滅となった。

 あとがない第2セットのタイブレーク。伊達が1点目をダブルフォールトで失うと、場内から思わずため息がもれた。これに伊達がキレた。「ため息ばっかり!!」と両手を広げて大声を上げた。

 伏線はあった。開幕前日のブログに「ため息のないサポートをお願いします!(笑+本気)」と書いていたが、日本のファンは伊達の望む“欧米型”ではなく、いつも通りのスタイル、反応だった。「ため息はエネルギーを吸い取られる。ファーストサービスのフォールトの段階でため息が聞こえるようでは…」と伊達は不満を募らせ、「日本はテニスを見ることのレベルが上がってこない」とぶちまけた。絶叫後は集中力を失ったようにタイブレークを2―7で落としてストレート負け。観客にも怒りの矛先の向いた後味の悪い敗戦となった。

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