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イージス艦の共同交戦装備の決定や米軍経ヶ岬通信所へのTPY-2レーダーの配備完了は大きな前進だ

2014-12-28 11:48:35 | 防衛
12月28日の毎日新聞が伝えたところでは、海上自衛隊が来年度予算で建造を計画しているイージス艦に、敵ミサイルの位置情報を味方同士で共有し、即時に迎撃するシステムを装備することが分かった。「共同交戦能力(CEC)」と呼ばれる先端システムで、自衛隊への導入は初めて、とされる。

一方、12月26日に防衛省・自衛隊は、以下のように発表し、米軍経ヶ岬通信所へのTPY-2レーダーの配備が完了したことを発表した。

『米軍経ヶ岬通信所へのTPY-2レーダーの配備について
平成26年12月26日
防衛省

国内2基目となるTPY-2レーダーの米軍経ヶ岬通信所への配備については、我が国も協力を行いつつ、米国防省が設置・試験や施設建設等の準備を行ってきました。本日、その準備作業が完了し、TPY-2レーダーが実際に任務を行う米軍に移管され、配備されましたので、お知らせいたします。

TPY-2レーダーは、弾道ミサイルが飛来する可能性が高い空域を監視し、目標を探知・追尾する能力に優れています。この追加配備は、我が国及び米国に飛来する弾道ミサイルについて探知・追尾能力の向上を図ることが可能となるため、日米双方の更なる弾道ミサイル防衛能力の向上に寄与するものです。』

これらの施策により、どれだけの効果があるのだろうか?

実はこの2件共に、極めて大きな防衛力の向上が見込める施策である。
「共同交戦能力(CEC)」と呼ばれる先端システムにより、敵部隊や弾道ミサイル、対空、対艦ミサイル等の他部隊、例えば航空機や地上の対空ミサイル基地情報共有や迎撃戦闘能力の向上が見込め、米軍などとの共同作戦もより迅速に進む。

また、米軍経ヶ岬通信所へのTPY-2レーダーの配備は、京都府の丹後半島の岬に位置しているため、TPY-2レーダーは探知能力が1000kmレベルのXバンドレーダーであることから、朝鮮半島はもとより、日本海沿岸や中国東北部などへの警戒監視活動にも大きな能力向上が見込める。

イージス艦の共同交戦装備の決定や米軍経ヶ岬通信所へのTPY-2レーダーの配備完了は大きな前進だ。
日本の防衛能力は着々と強化されている。
日本政府や防衛省・自衛隊関係者の方々などには、今後とも、隙間のない、想定外の事態にも対処できる防衛体制の整備をお願いしたい。

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