随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

Good Friday Storm

2011-04-24 | とあるひと時
 この一週間、私の住んでいる中西部を中心にトルネード(竜巻)が吹き荒れています。多分日本にいる方であれば、トルネードというのはあまりなじみがないかもしれません。時折日本でも起こりますよね? でも大抵の場合、後から、「あれはトルネードだったんじゃない?」と言った形で事後承認されるようなことが多かったような気がします。ただ、こちらのトルネードの規模はかなり半端ではありません。家も車も何もかも吹き飛ばしてしまい、あとはがれきだけが残るような光景がよくあります。

 今週このあたり一帯を襲ったトルネードはかなり規模が大きいものでした。日本では限られた映像しか流されていないのでわからないかも知れませんが、結構多くの家が吹き飛ばされたり、大きな事務所が跡形もなく壊されたりと言った形で、そのすごさを見せつけています。さらに今回のトルネード、私のいる町の国際空港(といってもそれほど大きい空港ではありません)を襲いました。幸いにも飛行機が乱気流に巻き込まれることもなく、また空港自体もトルネードの直撃を受けながらも、奇跡的に死者はいませんでした。前者はやはり米国の持つ気象管制技術の賜物? 後者はトルネードが来たのが夜9時過ぎ頃でそれほど多くのお客がいなかったことと、避難体制がうまくできたおかげではないかと私は推測しています。とはいえ、未だ空港は閉鎖状態。恐らく復旧までにはもう1-2日くらいかかるのかも知れません。

 ちなみに「Good Friday」というのはイースター(復活祭)前の金曜日のことです。その日にトルネードが襲ったので、「Good Friday Storm」なんていう名前でTVでは出ていました。そういう名前の日だったもので、奇跡的なことが起きたのかもしれませんね。

 しかしながらこういうトルネードに当たる、当たらないというのは本当に運と言えます。私の住んでいるところはこのような直撃を受けたところからわずか10Kmくらいのところです。ところが、そういう地域では、何も問題がなかったのです。電気やガスが止まるということもなかったですし、ただどこかでサイレンの音が鳴っていて、時折風と雨が家の窓をたたきつけているような感じだけでした。

 そうなのです。トルネードの一番恐ろしいところは、局地的及びその進行していくところだけを徹底的に壊滅させていくのです。これが他の災害と違うところです。その進路にあたらなければほとんど問題ないのですが、一度ぶつかると、恐ろしいまでのダメージを被るのです。「へびに睨まれた蛙」というのも何なんですが、一度標的としてとらえられたら跡形もありません。逃げ切るしか方法はないのです。

 こちらの場合、そういうときの為に地下室があるのです。最悪上は吹き飛ばされても階下にいれば助かる公算が高いのです。概ね一軒家はそういうシェルター機能を持っているのです。但し、中にはそういうところがない場所もあります。そう言った場合、ビルの中心部や特別頑丈な部分がシェルターとして用意されているのです。とりあえずそこに避難するのが生き残るための手段なのです。

 ともあれ、多くの人が今回のトルネードの災難を受けたことは本当に心痛むものがありますが、幸いにも死者がいなかったのは救いでした。ここ2-3日TVではこの報道がずっと続いており、がれきの映像を見るたびに日本の震災が重なって見えます。こういう天災が続くのも、見えない何かが我々人類にメッセージを送っているのかも知れませんね。

 私も今日からの出張がキャンセルになったのですが、それは逆にこの機会に、神様が自分のことをもう一度見つめ直すように! というおぼしめしではないのかな? とも思いました。敬虔な人間? とは思いませんが、ふと自分を見つめ直してみようかな? と考える日曜日になりました。

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