内野さんの自作スピーカー・キャビネットの視聴を行った。
ユニットはスキャンスピークの10F/8424G00である。
ミューズの自作スピーカーコンテスト2014出品作であり、私が計測した限りにおいては、出品作品中もっとも周波数特性が良かった。
設計図面や計測図を頂いたのだが会場に忘れて置いてきてしまった。
空気室は第一空気室:第二空気室で1:2
fd2の共振周波数は67Hz(うろ覚え)。
ポートは5cm直経の塩ビ管。
五稜郭という名前の通り、五角形をしている。
裁断は新宿の東急ハンズ。
東急ハンズの熟達した人でないと裁断はできないようだ。
10F/8424G00は振動板直径が9cm。
フォステクスの10cmユニットよりも少し小さい。
ネジは附属しておらず、2.5mmのネジを買ってきて装着。
後ろからワッシャと輪留を接着剤で固定して、強力に締め上げたということ。
ネジ一つでも買うとなると手間なので、スキャンスピークさんの方で附属させて貰えるとありがたい。
また、2.5mm用の鬼目ナットが存在しない。
3mmが通るぐらいの穴にして貰えると良いだろう。
雑誌付録の10F/8422-03はプラスチックフレームだが、10F/8424G00はダイキャストフレームなので、ネジの強固な締め付けに耐える。
CDプレイヤーはパナソニックのポータブルプレイヤー
アンプはボーズの1850というパワーアンプ
FE83En+自作キャビのスピーカー
6000円程度の中華デジタルアンプとの比較視聴も行った。
ポートの共振周波数よりも低い音が入ると、ユニットが空振りする。
これはバスレフ型の限界でしかたない。
周波数特性はハイ上がりのはずだが、あまりそれを感じさせない。
全体的に自然で、低域のスケール感がある。
特筆すべきは高音域の特性の良さだろう。
ツィーターを不要とする、本当の意味でのフルレンジスピーカーである。
FE83Enは高音が潰れて紙っぽい感じが出てしまう。
値段を考えれば、C/Pは良い。
10F/8424G00は1本18000円ぐらいする。
キャビネットも板材や裁断費用、他パーツで1本10000円程度はかかるだろう。
低域をどうやってフラットに稼ぐかという所が、難所だが、ダブルバスレフは低域の落ち込み解決したと言える。
メーカー製のうん十万円フロアー型スピーカーを置き換えて使用する事もできるスケール感がある。
しかも、低音のスピード感がある。
中高音はネオジム磁石の恩恵で、過渡特性は際立って良い。
従来のフェライト系ユニットを使ったスピーカーを一蹴する。
低音のスピード感、スケール感、中高音の過渡特性の良さを踏まえれば、原音再生の観点においてほぼすべてのメーカー製を凌駕する。
最後にかけていただいたカーペンターズの曲は良かった。
ボーカルものは特に綺麗に聞こえる。
ダイナミックレンジの広い音源もリアルに再現する。
オーラウンドに使えるハイC/Pスピーカーである。
中華デジタルアンプはハイ上がりで、低音があまり出ていなかった。
自作スピーカーはおおむね、ハイ上がりになってしまうので、再生アンプは「ロー上がり=ハイ落ち」傾向の方が向いている。
ボーズのパワーアンプに落ち着いたのは、再生周波数特性によるもと推測する。
例によって長岡派以外の人にとっては意味不明な文章だ。
(参考)
自作スピーカーコンテスト2014の感想と雑感
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20141206
ScanSpeakの10cmフルレンジ「10F/8424G00」
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/1518f4592c386db7e401b8fe82975ac4
ユニットはスキャンスピークの10F/8424G00である。
ミューズの自作スピーカーコンテスト2014出品作であり、私が計測した限りにおいては、出品作品中もっとも周波数特性が良かった。
設計図面や計測図を頂いたのだが会場に忘れて置いてきてしまった。
空気室は第一空気室:第二空気室で1:2
fd2の共振周波数は67Hz(うろ覚え)。
ポートは5cm直経の塩ビ管。
五稜郭という名前の通り、五角形をしている。
裁断は新宿の東急ハンズ。
東急ハンズの熟達した人でないと裁断はできないようだ。
10F/8424G00は振動板直径が9cm。
フォステクスの10cmユニットよりも少し小さい。
ネジは附属しておらず、2.5mmのネジを買ってきて装着。
後ろからワッシャと輪留を接着剤で固定して、強力に締め上げたということ。
ネジ一つでも買うとなると手間なので、スキャンスピークさんの方で附属させて貰えるとありがたい。
また、2.5mm用の鬼目ナットが存在しない。
3mmが通るぐらいの穴にして貰えると良いだろう。
雑誌付録の10F/8422-03はプラスチックフレームだが、10F/8424G00はダイキャストフレームなので、ネジの強固な締め付けに耐える。
CDプレイヤーはパナソニックのポータブルプレイヤー
アンプはボーズの1850というパワーアンプ
FE83En+自作キャビのスピーカー
6000円程度の中華デジタルアンプとの比較視聴も行った。
ポートの共振周波数よりも低い音が入ると、ユニットが空振りする。
これはバスレフ型の限界でしかたない。
周波数特性はハイ上がりのはずだが、あまりそれを感じさせない。
全体的に自然で、低域のスケール感がある。
特筆すべきは高音域の特性の良さだろう。
ツィーターを不要とする、本当の意味でのフルレンジスピーカーである。
FE83Enは高音が潰れて紙っぽい感じが出てしまう。
値段を考えれば、C/Pは良い。
10F/8424G00は1本18000円ぐらいする。
キャビネットも板材や裁断費用、他パーツで1本10000円程度はかかるだろう。
低域をどうやってフラットに稼ぐかという所が、難所だが、ダブルバスレフは低域の落ち込み解決したと言える。
メーカー製のうん十万円フロアー型スピーカーを置き換えて使用する事もできるスケール感がある。
しかも、低音のスピード感がある。
中高音はネオジム磁石の恩恵で、過渡特性は際立って良い。
従来のフェライト系ユニットを使ったスピーカーを一蹴する。
低音のスピード感、スケール感、中高音の過渡特性の良さを踏まえれば、原音再生の観点においてほぼすべてのメーカー製を凌駕する。
最後にかけていただいたカーペンターズの曲は良かった。
ボーカルものは特に綺麗に聞こえる。
ダイナミックレンジの広い音源もリアルに再現する。
オーラウンドに使えるハイC/Pスピーカーである。
中華デジタルアンプはハイ上がりで、低音があまり出ていなかった。
自作スピーカーはおおむね、ハイ上がりになってしまうので、再生アンプは「ロー上がり=ハイ落ち」傾向の方が向いている。
ボーズのパワーアンプに落ち着いたのは、再生周波数特性によるもと推測する。
例によって長岡派以外の人にとっては意味不明な文章だ。
(参考)
自作スピーカーコンテスト2014の感想と雑感
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20141206
ScanSpeakの10cmフルレンジ「10F/8424G00」
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/1518f4592c386db7e401b8fe82975ac4