中国当局から終身刑を受け投獄されているウイグル人学者の娘の話「父は言葉とペンを使っただけです。」
中国当局から終身刑を受け投獄されているウイグル人学者イリハム・トフティの娘ジュハル・イリハムが口を開いた。ジュハル・イリハムは、イリハム・トフティが行ってきた人権の平和的啓蒙、ウイグル人の自治拡大のための活動を支持している。イリハム・トフティがマーティン・エンナルズ賞を受賞した後、ジュハル・イリハムは想いを語った。
まず、父の問題は人権問題です。父は罪は犯していません。父が終身刑を受けたことは人権問題以外の何物でもありません。
父の裁判は秘密裁判でした。証拠は公開されていません。
父の公式な拘束通知が来たのは拘束の数か月後のことでした。
裁判はさらに2か月後のことでした。中国当局がやっているのは違法行為です。
これを人権問題と呼ばずして、なんと呼ぶのでしょうか?
みなさんが父のことについて語ってくださることを望みます。中国共産党の機関紙環球時報は、父のニュースは一過性のもので、すぐに忘れ去られると報じています。忘れ去られるべきは、中国政府の発言です。
父のことを忘れずにいてほしいと思います。父のことを胸に刻み、父の幸福を願い、父の心配をしてくだされば、父は現在の苦境から抜け出すことができます。
アメリカに来た時、私は無知でした。父がなぜ家族を遠ざけるのか理解できませんでした。父の拘束後、父について調べて初めて私は真実を理解しました。
父が家族を遠ざけている間、父はもっと大きな家族、ウイグル人のために動いていたのです。私は父ほど利他的になれるかわかりません。それでも、私は走り始めました。
父はウイグル人の平等と法的人権を求めてきました。父が使ったのは言葉とペンです。
そのため、国際コミュニティが父にマーティン・エンナルズ賞を授与したのだと思います。父は無実です。父の釈放を中国政府に求めます。
父は無欲で利他的な人です。私は父から、よき人間になる術を学びました。父がやってきたことを大人になってから理解しました。
将来、もし私に力があれば、大きな家族のために尽くしたいです。父のような人権活動家のために何かできればと思います。
【亀田浩史訳】
ブログランキングに参加しています。記事が参考になりましたら応援左クリックお願いします。 ↓ ↓ ↓