日本を訪れる外国人観光客が急増する中、外国人のレンタカー事故が相次いでいる。ツアー客から個人旅行へとシフトし、レンタカー需要が増えているものの、慣れない道で前方不注意や操作ミスなどで事故を起こすケースが多いとみられる。旺盛なインバウンド(訪日観光客)の行動範囲は広がりをみせており、業界や国は対策を本格化させている。(大森貴弘)
7月上旬、和歌山県海南市と京都市で、外国人ドライバーによる追突事故が相次いで発生した。警察によると、ドライバーはいずれも香港から訪れた観光客で、レンタカーを運転中だった。ドライバーは「カーナビに気をとられ、前をよく見ていなかった」などと釈明したという。