民維、補正予算案で組み替え動議提出へ 給付金撤回求める
民主党と維新の党は8日の政策調整会議で、2015年度補正予算案の組み替え動議を提出する方針を決めた。所得の低い高齢者への1人3万円の臨時給付金や環太平洋経済連携協定(TPP)関連の国内対策費など約8000億円を削除し、国債の減額に充てるのが柱。保育や介護関連の施設整備の基金に積み増す1542億円も削る。
動議は福祉や農業予算を「バラマキ」と印象づけるのがねらい。民主党の細野豪志政調会長は記者会見で「予算案の中身に相当の問題がある。動議が受け入れられなければ賛成できない」と指摘。岡田克也代表は「安倍晋三首相は民主党に対案がないと言うが、我々は国債を減額するという対案を示す」と強調した。