経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

ソリューションのプロセス

2013-09-23 06:23:16 | 日記
システムズ・アプローチによる問題解決の方法論だけど、ココイラを身につけるのって大切でしょうよ。

で、問題の把握や抽出、まずはコレが最初に必要なんだけど、問題構造分析の方法論を徹底的に使う、そんなことが大切。だけど、問題がわかったからと言っても、直ぐに解決ってならないでしょ。構造が複雑であるほど意思決定も様々だし・・・。もちろん、構造に置き換えたのは簡略化であって、この時点で複雑な現実を模型で表現しているだけなの。

で、問題解決のプロセスが次。効果として何を期待しているのか、そして目標は何か、こういった結果をしっかり押さえて、それでどこをどういじるのかのデザインに・・・。実は、解決までのプロセスって凄く厄介で、最適なモデルをどう組むのかの思考プロセスなの。

解決策ができたら、もちろん実行、そして評価、これによって効果の確認が可能でしょう。さらに、PDCAサイクルに・・・。

多くのマネジメントでは、組織でコレを行うし、チームでの取り組みが基本、もちろん、リーダーがしっかりしていないと上手く進まないし・・・。

で、こういった一連の推移をProcess of Processesとして捉えると、この捉え方のクラス思考がきっちりできていないと、全てが機能しない、そんなこと。もちろん、この中にはSystem of Systems、Design of Designsも関連しているの。

要は、今のビジネスでは、こういった複雑系の思考概念と具体的な方法論を使いこなす、そんな問題解決の能力を徹底的に鍛えることが必要で、この展開の勢いを感じるの。もちろん、コミュニケーション能力も必要。

要素還元法だけでは物事の解決に至らない、20世紀の後半からの学問ってこのことに気づいて、それでシステム科学が飛び出してきた、そんな捉え方をしているの。複雑系が流行った背景ってこういうことだし、プロジェクト接近法は複雑さの中での目的の達成を意識したものでしょ。で、科学、技術だけなく、社会科学でもココイラのやり方が導入?されて・・・。学問の鳥瞰を粗っぽく語ればこうなるでしょうけど、でも、リベラルアーツとして浸透しているかと言えば、どうも不十分なんじゃないかと。

部分と全体、模型、推移・・・こいったリベラルアーツを真摯に理解して使いこなすのって熟した頭脳になっていないと無理でしょうよ。だけど、こういう域に達するには何が必要か、そんなことを深く考えたい気分なの。

見方を変えれば、高度なビジネス教育って、熟したリベラルアーツの養成でもあって・・・。専門と教養の全体像が曖昧だと、混乱だけしか残らないでしょうけど。

がんばりましょう。







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