各地方の伝統的かつ固有な在来品種や加工食品、伝統漁法による魚介類などのなかには、このままでは消えてしまうかもしれない、小さな生産者による希少な食材がたくさんあります。 「味の箱船」プロジェクトとは、こうした食材を世界共通のガイドラインで選定し、プロモーション活動などの支援策によって、その生産や消費を守り、地域における食の多様性を守ろうというものです。 1996年に設立され、現在4200を越える動物、果物、野菜の品種と加工食品などが「味の箱船=アルカ」認定され、良質な食材の調達、販売促進に興味のある人への情報提供に繋がっています。
味の箱船の認定基準
以下の基準を満たすものを“味の箱船”として登録致します。
①地域の自然や人々の生活と深く結びついている。
②小さな作り手による限られた生産量である。
③現在、あるいは将来的に、消滅の危機に瀕している。
④遺伝子組み換えが、生産段階において一切関与していない。
⑤トレードマークや商業的ブランド名がついてない。
*ただし、商標の取得については、特別なパテントを得ていたりしなければ、問題はない。
味の箱船への登録は、以下の手順で行われます。
推薦
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Slow Food Nipponによる審議と調査
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International Technical Committee for the Ark of Tasteへの登録要請
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登録
あなたの身近にある、守っていきたい産品を、味の箱船に乗せませんか。