2011年5月14日土曜日

石見グランフォンド2011

(5月8日のブログです。)

そうだ、石見へ行こう。

今年で参加6回目?かな?忘れた。
とにかくずっと来てます、このイベント。
遠いので大変なんですが、根性ですね。

参加理由として。
ほかの大規模な大会だと人数が多すぎて大変なんだけど、石見はさすがにそれほど多くない。
(それでも毎年増加してるそうですが。)
適度でかつ挑戦しがいのある難易度。毎年ちょっとずつ難易度上げてるんじゃない?と思えるコースですね。
他のイベントと被らない。
こういった理由でしょうか。

去年はX-Lightで走ったのですが今年はプリンス号で走りました。
よせばいいのに今年もコンパクトを使わずに130BCDで走りました。
(ちょっと後悔したけど。)
クリンチャーで走る気はなかったのでチューブラーで。

「晴れる」と信じ切っていたのです。
しかし「石見は荒れる」という言い伝えが勝ちました。(TдT)
スタート直前から小雨模様。
いちばんスリッピーな環境に。(汗)
道路の白線なんかツルツル滑る。
そんな中、7時15分ぐらいにスタート。
いってきます!
小雨の中、ブリーフィング
「200kmを走るヒトは早く出てください。」とアナウンスされていたにも関わらずボクが出れたのは7時25分ぐらい。(笑)
10分ぐらい動けない。
まあ、順位を争うわけじゃないので落ち着いてはいたんですが。
あまりに前をいく人数が多すぎるので抜いていくのが大変かな…と。
(140kmコースの方もいるので)
先は長いし、自分から先頭を牽くような「漢気」もないし。(笑)
誰かが仕掛けたら、こっそり後を着いていくといういつものコバンザメ作戦で徐々に抜いていって。
CP1まではどうせそんなに大差は出ない、と感じてたので。
(殆ど市街地で信号も多いしヒトも多いから)
いろいろ試しながら走ってました。(去年はそれで転けたけど。(笑))
リアの変速がいまいち調子悪い、ので気になってガチャガチャしながらCP1へ。

CP1過ぎたら遠慮なく抜いていって前に出て。
危険回避のために足のある人を前に出して後方から付きまくり。
後方からより速いのに抜かれたら乗り換えて、前へ。
しかし、小雨が普通の雨に。(汗)
前から水しぶきが顔面に襲いかかる。
ボクは雨天走行が苦手で。
そもそも目があまり強くないので。(刺激に弱い)
すぐ真っ赤に腫れて目が開けられなくなるのだ。
(いややなーこの天候は。)
ちょっとビビッてきて…(コバンザメやってたら目がやられるかな?)と反省し。
コバンザメをやめ、独立しました。(笑)
(千切れた?とも言うかも?(笑))
CP2まではそんな感じで。

そこからCP4までは距離も長いし山岳地帯だって判っていたんで。
「登りが始まるまではどこかの集団の中で休もう」
と思ってまして。
ちょうどいい感じの集団を探してたんだけど見つからない!
やばいなーこれ、ずっと独りですかい?と焦り始め。
(下がるか?行くか?)と考えた結果、「行く」と決めた。
これがチョイスミス。(笑)
少し前に集団が見えたんだけど、なかなか追いつかない。(TдT)
あっちは6人ぐらい、こっちは独り。
(追いつけるやろ?)とタカをくくってましたが。
行けども行けども差が詰まらない。
あ、、あかんやん。
脚を使うだけ使って、挙げ句に山岳地帯が始まってしまい、登りに…
(あ、あかーん!これはアカン!)
休むどころか激しく消耗してから一つ目の山岳へ…orz

登りはダメなわけじゃないけど、山岳に特化したクライマーにはかないません。
ぐんぐん抜いたけど、クライマーにはがんがん抜かれた。(笑)
(平地では抜き返す!)と思って歯を食いしばって登る。
(もうちょっと体重を絞らないとアカンな。)といつもの反省。
(反省は一応する。)
しかし、長い…
CP2からCP4まで50km以上。(ちなみに200kmコースはCP3がない。)
雨はひどくなる。
山岳なので路面が荒れ放題。
下りでもの凄く荒れたコースが多かった。(汗)
超危険やなぁ、これ、、と思える箇所が数カ所あった。
みんなノーアクシデントだった?

ボクは数回、、道路の継ぎ目のグレージで滑って冷や汗が出た。
殆どが後輪が滑ったので立て直せたけど、一度だけ前輪が「ずるっ」と滑って全身の毛が逆立ったよ。(汗)
それからというもの、コーナーは怖くて攻めなかった、転けたらガードレールもないし、谷底ですもん。(泣)

天気予報では「晴れるよ!」だったのになぁ!
と空を見上げていると、雲の切れ目に晴れ間が見えるようになってきたのもこの頃。
(おお?!)と思っていたら雨が止んでくれて、晴天に。(^^)/
一つ目の山岳が終わる頃には、、、、
逆に今度は路面からの水蒸気で「蒸し暑い」状態に。

「うへぇ。スチームサウナですか。」の中をひた走る。
やっとCP4へ。
長かった…ボトルが2本とも空っぽ。
しかし補給所では水はもらえない、、買ってくれとのこと。
これも毎年のことだけど、水の補給はなんとかしてもらいたい。
手に入らずに無理して走ると事故の元。
高価なスポーツドリンクでなくていいので水道水レベルで良いのでお願いしたいところです。
ボクは事前に「もらえない」ことは知ってたので自販機などで調達しました。
しかし山岳にはいると自販機もないのでね、やはりアクシデントの発生リスクを考えると水は用意したほうがいいかと…

ランチタイム。
今年は何かな?と袋を除き込むと。
なんと!おにぎり4つとバナナ1本!(笑)
バナナはオッケーだけど4つのおにぎりか!ヤラレタ!
これ、勢いで4つとも食べちゃうと、三瓶山は登れないよ!(´д`)
去年もたしかでっかいおにぎりが入っていて全部食べずに山の神に捧げた記憶があるぞ。
今年もそうなのか。
ということで2つだけ食べて残った二つをポケットに突っ込んで走り出しました。

CP4から5へは前半は比較的平坦路。
ここは休憩?コース。
ここで脚を使うとあとでもたない。
ひたすらコバンザメ走法。
後半の山岳に入るとダラダラと節約走法。
まったく勢いがない。(恥)
前半戦の100kmでほぼ脚を使い果たしたね、こりゃ。(TдT)
この山岳でランチにもらったおにぎり二つを「旅の安全を祈願」して「山の神」に捧げました。(笑)
そうそう、今回はけっこうたくさん補給食をポケットに詰め込んで走ってたんですよね。
カロリーメイト、ようかん、クッキー、SOYJOYなど。
午後からは気温が上がり食欲があがらず、ちょっと水分足りない気味で走ったんで。
SOYJOYをいくつか食べてようかんを1つ食って残りはもう要らん、ということになって。
途中で山の神に捧げました…
個人的にはロングライド時は一度にたくさん食べるより、細かく何度も喰った方が走りやすいんです。お腹を大きくしちゃうと動くのがイヤになるんで…
過去に完走してるこの大会ですが、今回も確実に完走して終えるには、少しでも可能性を下げるような要素を排除して走り続ける、というのが大切。
油断すると、どんな理由でDNFになるかわかんないからね。
事実、山岳の途中でベルマーレのプロレーサーがパンクで止まってた…
ボクは呑気に「プロでもパンクするんですねー」とか周囲の選手と無駄話してたんですけど。
直後に気づいたんですが、、ボク、、予備チューブは持って走ってたんですけど、携帯ポンプを持ってくるのを忘れてたんですよね!(恥)
なのでパンクしてたらもの凄いピンチに陥ってたんですわ!(汗)
山岳地は道はどこも荒れていて、落ちてる石はすべて尖って、いつでもタイヤを切り裂きそう。
少しでも尖った石を踏まないよう細心の注意を払って2つ目の山岳を終える。


あとは3つ目の三瓶山を登れば終わり。
三瓶山は比較的、道路が良いので、、パンクリスクはぐっと下がる。
ここに来るまでに7~8人はパンク修理で止まってたのを見てきたし…
自分にポンプがないのを気づいていたのでパンクしたくないなー!の一心で慎重に三瓶山突入。
1年ぶりの三瓶山。
きっついわー。
標高600m程度なんで普段練習している御斉峠とさほど変わらない高さなんだけど。
ここに来るまでにたっぷり登ってきてるのと。
長く続く登り坂、、ダラダラと長いのですねー。
それとなんと言っても毎年騙される「ああ、やっと頂上かな」と言わんばかりの絶景に出くわしてからのーーーっ!
まだ続く登り坂…orz
実はここからの方がキツイっていう「絶望感」が脚を虐めますね。(笑)
でCP7に到着すると「解放」されるわけです。
ここでマンゴーシャーベットをいただきました、美味かった。

ここから後は「いっきに」大田市に戻るだけ。
下り坂が殆どで黙々と回すのみ。
ここでやっと130BCDにして良かった、と思える時間帯ですね。(笑)
ぐんぐん走り抜けます。
三瓶ダムという絶景ポイントがあってコースメーカーの@ekoninさんの「想い」みたいなのもわかってはいるんですが、この地点まで来ると景色より「はよ、ゴールしたいわ」になりますな!
ごめん。ほとんど景色見てません。
8時間34分でゴールしました! http://maps.google.com/maps?q=35.227001,132.497922
2011も無事ゴールイン

そんなこんなで8時間34分ぐらいでゴールイン。
目標が8時間ぐらい、だったので、、まあこんなもんか。
でももうちょっと走れた気もする…
走り終えてからは食欲旺盛でしたね、ボク。(笑)
おにぎりもいただきましたし、そーめんも美味しかったです。(^^)/
来年もお世話になります、よろしくです。

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