立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

子ども医療費無料化 サービス合戦ではいけない

2015年01月29日 | Weblog

 一宮市長選挙が行われています。投票日は2月1日(日)ですが、新顔5人による激戦です。私は「たかはし 一」候補を選対本部長として全力で応援しています。

 選挙戦では、少子化対策・子育て支援策として子ども医療費無料化(通院分)の拡大を目玉政策としている候補者がいます。

 確かに、一宮市は県内自治体の中で無料化が遅れています(江南市も然り)。拡大という方向性は間違っていません。同様に私も江南市議時代、対象年齢の拡大を求めてきましたし、多くの議員が党派を超えて訴えていました。

 また、子ども医療費無料化の拡大は有権者に分かりやすい政策であり、正面切って反対する人はほとんどいません。

 しかし、拡大に必要な財源は自治体で賄わなければなりません。人口10万人の江南市でさえも、中学校卒業まで無料化するには数億円が必要です。人口38.6万人の一宮市であれば10億円は下らないでしょう。財政事情が厳しい中で、毎年度これだけのお金を工面することは容易ではありません。実際、自治体の財政力ややる気の有無によって、大きな格差が生じています。

 私見として、子ども医療費無料化のサービス合戦をやっていてはいけないと思います。果たして、持続可能な制度として維持できるでしょうか。無料化の拡大によって、少子化問題が劇的に改善するとは思えません。子どもを産みやすい、育てやすい環境づくりは、待機児童の解消、病児・病後児保育の開設、放課後の居場所づくり、学校教育など他にもやるべきことがたくさんあります。非正規・低賃金に象徴される労働政策や経済政策も視野に入れた議論をしていくべきです。木を見て森を見ない、ではいけません。

 もっとも、医療はいのちの問題であり、まず国が財政面で責任を持つべきです。

 


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