勉強でも仕事でも、「メモやノートをいかに効率的に取るか?」は必須のスキル。ライフハッカー過去記事「自分の学習スタイルに合った生産性向上のコツ」でも少し触れたとおり、聞いたことを書くことで視覚化でき、頭の中が整理されて、理解しやすくなるそうですよ。こちらでは、ノートを上手にとるためのコツをご紹介します。

米学生向けブログメディア「HackCollege」では、ノートを上手にとるためのコツとして、以下の4点を挙げています。勉学のみならず、仕事でも応用できますので、参考にしてみましょう。

 

その1: カーネル方式

カーネル式は、オーソドックスすぎて見過ごされがちだが、ノートのページを2列にわけて、情報を記録するというシンプルな方法。左側を少し狭めにしておき、この列には思いついたアイデアをどんどん書き出すための欄に使う。一方、右側は情報をできるだけ書き出す欄。整理されている必要はない。図や表も活用しよう。この方法のバリエーションとしては、あとでそのページ全体の概要をまとめられるよう、各ページの下部を数行空けておくというのもある。短くまとめることで、ポイントを整理することができるのが利点。このほか、米Lifehacker過去記事「Geek to Live: Take study-worthy lecture notes(講義ノートをうまく取る方法)」もご参照あれ。

その2: 視覚化

色ペン・色鉛筆・蛍光ペンなどをうまく活用し、視覚的にメモを取るといい。ライフハッカー「プロアマ問わずライターさん必読、スランプから脱出する5つのコツ」でも触れたマインドマップという思考方法を用いると、事象を分類し、整理する力がつく。

その3: デジタル化

アナログ派の人は、あえてノートの代わりにラップトップPCを活用してみよう。手で書くよりもスピードは速いし、あとで整理しやすいはず。クラスメートとの情報共有にも使いやすい。Wiki形式のプラットフォームはオススメ。一方、既にラップトップを活用しているデジタル派は、ペン・ノートというアナログ生活にときには戻り、自分の手を動かすようにしよう。特に、図化する場合は、PCよりも制限がなく、やりやすい。

その4: 速記

速記に挑戦してみよう。速記ビギナーには、「A Guide to Alternative Handwriting and Shorthand Systems」や「Shorthand Shorthand Shorthand」が参考になる。英語の速記法としては、不要な文字を省いたり、複雑な文字を簡素化するというティーライン式速記法がオススメ。また、完全に速記化するのではなく、簡単に書ける類義語へ瞬時に置き換えて表記するという習慣をつけるのも効果的だ。

このほか、デジタルレコーダーもときには便利。特に、議論や質疑応答のときは、書くよりも話すことに集中したほうがよいので、このようなデバイスをうまく使いこなすと効果的ですね。デジタルとアナログを適材適所で活用し、効率的に記憶と記録にとどめましょう。

Chris Lesinski(原文/松岡由希子)