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【経済】(中国)超高級車との事故で“一文なし”に、高額賠償支払えず


最近中国で、超高級車と事故を起こした一般市民が、保険の更新忘れや掛け金不足によって高額な賠償金を賄えず“一文なし”になるケースが増えている。英国製の超高級車ベントレーと事故を起こした湖南省南昌市のある女性は、保険の更新を忘れたため16万人民元(約300万円)の修理代が払えず、仕方なく自分の車を担保にいれ、かつ残額を分割払いで支払っているという。長沙晩報が11日付で伝えた。

『高級車には近づくな!』最近のネットでよく見かける言葉だ。中国では超高級車の数が増えるにつれ、事故を起こした場合の損害賠償額も高額になっている。浙江省温州市では以前、アコードを運転していた男性がロールスロイスにぶつかり100万人民元(約1900万円)の修理代を請求されたことが話題になった。結局修理代は39万人民元に下がったものの、保険金は免責分を引いて16万人民元しか支払われず、23万人民元が自己負担となった。

これに対して保険会社では、車を所有する人たちに対して、▽強制保険以外に任意保険に必ず加入する、▽保険の更新時期に注意する、▽契約の際に免責額(通常保険契約の15%)を考慮しておく??ことなどを呼びかけている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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