(28日午前、加筆しました)
(7月7日追記。新しい情報はこちらの記事をお読みください)
ニトリの社長交代については、1月26日夕刊、27日朝刊各紙で大きく取り上げられていました。
北海道を代表する企業のひとつであり、しかも社長から会長となる似鳥昭雄氏(71)が、札幌・琴似の家具店を、国内外に400以上の店舗を持ち、28年連続増収増益(!)という国内屈指の優良企業に、一代で成長させた経営者とあってみれば、当然のことでしょう。
各紙を見比べてみると、北海道美術ネットが注目すべき記事が、朝日新聞の北海道版に載っていました。
記事ではこれだけしか書いておらず、また、他紙には全く言及が見当たりませんでした。
記者会見で、それぞれの記者がピンとくる箇所がいかに異なるか、という好例です。
実は、北海道で発行されている雑誌でも最も有名なもののひとつ「財界さっぽろ」の2015年11月号に、この美術館構想の話はすでに出ています。
<関係筋によると、小樽市内で場所を探しており、歴史的建造物を活用する方向だという。>とのこと。
記者会見で「今年」と明言したとしたら、場所のめどはたったということなのでしょうか。
小樽には今も、市立美術館とヴェネツィア美術館があります。
以前は、丸井今井グループによる「小樽ペテルブルク美術館」という施設もあり、ヘルンヴァインの大規模な個展や、レーピン「ボルガの舟曳き」の長期間展示など、意欲的な活動をしていました。
本州に比べると道内は、企業が社会貢献の一環で美術館を開いている例が極めて少ないのが実情です。
日本を代表する企業のひとつとしてニトリには、会社規模にふさわしい、立派な美術館(建物が豪勢とか、そういうことではなく)をつくってほしいものだと思います。
(以下追記)
1月28日付北海道新聞が1面でこの件を追いかけました。
美術館にする建物は、旧三井銀行小樽支店、旧荒田商会、旧高橋倉庫で、いずれも隣接しており、床面積は合計でおよそ3500平方メートル。1923年(大正12年~昭和10年)に建てられたもので、観光名所の小樽運河にも近いです。
現在は使われていません。
それ以外には、「子どものころから親しみをもってもらえる」という社長の言葉が引かれていますが、具体的な内容についてはまだ決まっていないようです。
旧三井銀行小樽支店の位置は次の通りです。
(7月7日追記。新しい情報はこちらの記事をお読みください)
ニトリの社長交代については、1月26日夕刊、27日朝刊各紙で大きく取り上げられていました。
北海道を代表する企業のひとつであり、しかも社長から会長となる似鳥昭雄氏(71)が、札幌・琴似の家具店を、国内外に400以上の店舗を持ち、28年連続増収増益(!)という国内屈指の優良企業に、一代で成長させた経営者とあってみれば、当然のことでしょう。
各紙を見比べてみると、北海道美術ネットが注目すべき記事が、朝日新聞の北海道版に載っていました。
また、「小樽市に今年、美術館を開き、文化の普及活動をしたい」とも語った。
記事ではこれだけしか書いておらず、また、他紙には全く言及が見当たりませんでした。
記者会見で、それぞれの記者がピンとくる箇所がいかに異なるか、という好例です。
実は、北海道で発行されている雑誌でも最も有名なもののひとつ「財界さっぽろ」の2015年11月号に、この美術館構想の話はすでに出ています。
<関係筋によると、小樽市内で場所を探しており、歴史的建造物を活用する方向だという。>とのこと。
記者会見で「今年」と明言したとしたら、場所のめどはたったということなのでしょうか。
小樽には今も、市立美術館とヴェネツィア美術館があります。
以前は、丸井今井グループによる「小樽ペテルブルク美術館」という施設もあり、ヘルンヴァインの大規模な個展や、レーピン「ボルガの舟曳き」の長期間展示など、意欲的な活動をしていました。
本州に比べると道内は、企業が社会貢献の一環で美術館を開いている例が極めて少ないのが実情です。
日本を代表する企業のひとつとしてニトリには、会社規模にふさわしい、立派な美術館(建物が豪勢とか、そういうことではなく)をつくってほしいものだと思います。
(以下追記)
1月28日付北海道新聞が1面でこの件を追いかけました。
美術館にする建物は、旧三井銀行小樽支店、旧荒田商会、旧高橋倉庫で、いずれも隣接しており、床面積は合計でおよそ3500平方メートル。1923年(大正12年~昭和10年)に建てられたもので、観光名所の小樽運河にも近いです。
現在は使われていません。
それ以外には、「子どものころから親しみをもってもらえる」という社長の言葉が引かれていますが、具体的な内容についてはまだ決まっていないようです。
旧三井銀行小樽支店の位置は次の通りです。