昨夜、自動車ジャーナリストの河口まなぶさんによる『Lovecars TV』USTREAM放送開始1周年を祝うパーティ&公開放送が、東京・六本木のF1ピットストップカフェで開かれ、僕もお祝いに駆けつけた。
USTREAMはアメリカで2007年に一般向けにベータ版のサービスが始まった。だから河口さんが放送を始めた当時、すでに最先端ではなかったかもしれないが、でも昨年1月にUSTREAMに可能性を見出したソフトバンクが出資を決めたくらいだから、取り組みとしては相当に早かったと思う。すごいね、彼(を取り巻く仲間たち)。
河口さんが毎週放送するようになった昨春、当時つくっていた雑誌が休刊になったため、僕は暇だった。彼はそんな僕を放送に呼んでくれた。楽しかった。クルマの話をできるのもおもしろかったが、僕らがしゃべったことに対する反応が即座にフィードバックされるのが新鮮だった。USTREAM画面を見たことがある方はわかると思うが、カメラが映す画面の脇にチャット欄があり、視聴者はその欄に自由に意見を書き込むことができるのだ。大勢でツイッターをやりながら同じテレビ番組を観るのに似ている。
こうした放送の双方向性は、もう何年も前からテレビの世界で「次はこうなる」といった感じで言われてきたことだが、実際に経験すると、非常に楽しく、河口さんが毎週毎週、飽きもせず同じようなことをしゃべっているのもわかる。放送に出ていないときに視聴者となってみても、その面白さを感じることができた。なにしろ見る側も、家でジャージ着て鼻くそほじくりながら放送のいち担い手となることができるのだ。いつかAVで加藤鷹に指示出しながら視聴してみたいな。「はい、そこで吹かして」とか。ヤバいかな、これ。
ダイヤルアップの時代から20年弱でここまできた。僕らは生まれた時からマイカーも電話もテレビも各家庭にあって、子供心に、それらの普及に立ち会う衝撃を味わってきた親世代を羨ましく思うことがあったが、僕らの時代にだって、携帯電話が出てきて、インターネットが出てきて、テレビが板切れみたいに薄くなって、クルマがガソリンや軽油以外で走るようになった。すごい、すごい。あ、そうそう、もう雑誌だってタブレット端末でダウンロードして読むことができるんですよ、皆さん! 『Bagnole』って雑誌がありましてね……。
ブログだからって、ここまでとりとめなく書いていいのかな? あとここに書けば書くほど、『Bagnole』の巻頭コラムに書くことがなくなっちゃうんだよな。
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Posted at
2011/02/17 12:01:04