グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスの調査によると、世界24カ国の平均で一人あたりのソーシャルネットワーク(以下SNS)利用時間は一日3.6時間だったが、この調査の対象国における最下位は、なんと日本だったことが判明した。

本調査によると、70%以上の人々が日常的にSNSを利用しており、一日平均3.6時間をSNSに費やしている。これは、睡眠時間を除く一日の活動時間の25%以上になるという。

国別の平均をみると、もっともSNS利用時間が長い国はインドネシアとサウジアラビアでともに5.1時間。次いでトルコ(4.9時間)、アルゼンチン(4.7時間)、ロシア(4.6時間)が続く。そしてもっとも短い国は日本とフランスでともに2.3時間だった。

年齢別で世界平均の数字をみると、最長は35歳以下の層で一日平均4.2時間。35歳~49歳では3.1時間、50歳以上では2.8時間だった。日本における年齢別の数字は、35歳以下が2.5時間、35~49歳、50歳以上でそれぞれ2.2時間と、世界平均に比べ差が小さかった。

なお、本調査の対象24カ国は、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国。

調査対象者は、カナダと米国では18歳~64歳、その他の国では16歳~64歳の総計18,003人。インドネシア、ロシア、サウジアラビア、韓国など11カ国では500人以上が、その他13カ国では1,000人以上が回答している。実施時期は2012年11月6日~20日。

今回の調査を象徴する「Social Butterfly」のイラスト