河北華夏FWエセキエル・ラベッシの写真が中国で批判の的となっている。『Yahoo! Sports UK』や英『サン』が報じた。

昨年、パリ・サンジェルマンから河北華夏に移籍したラベッシ。「フットボール・リークス」は先週、ラベッシのサラリーが週給79万8000ポンド(約1億1700万円)であり、上海申花FWカルロス・テベスを上回って、「世界最高年俸のサッカー選手」だと暴露した。

そのラベッシに、「中国から出ていけ」と叫ぶサポーターたちがいる。クラブのジャージを纏い、笑顔を浮かべるラベッシの写真に怒りをあらわにしているのだ。写真のラベッシは両手の人差し指で両目を横に引っ張っている。


東洋人は「切れ長の目」をしているとの見方も少なくなく、一部では「アーモンド形の目」とも表現されている。ラベッシのポーズもそれ表したものだ。だが、一部の中国人サポーターからは、「中国では侮辱的な行為」と批判。「恥を知れ」「人種差別だ」と炎上してしまったのである。


『サン』は、反差別団体「Kick if Out」のスポークスマンのコメントを伝えている。

「この写真を撮ることで自分たちが何をやっていたのか、何をやろうとしていたのかを分かっていなかったのは、ラベッシとカメラマンだけだ」

「多くの人にとって侮辱的で差別的であり写真に関わったのは残念な判断だ。このような行為の結果を考えれば、もっと慎重に考えるべきだった」