嬉しいお知らせ!ついに地上波での放送が決定しました。
http://camp-fire.jp/updates/view/6022
「本の講義」とは、本の面白さをたくさんの人に伝えたい作家のエージェント・鬼塚忠と、知的好奇心あふれる俳優の八嶋智人が手を組む、今までにない演劇プロジェクトです。
大学教授に扮した八嶋智人が、“ちょっと難しい”ベストセラー『統計学が最強の学問である』を分かりやすく「講義」し、より多くの人に、同書や統計学に興味をもってもらうことを目指します。
「鬼塚さんから紹介されたこの本、知的好奇心くすぐりますねぇ。素直に面白かった。この面白さをもっと伝えるのに、何かできないですかねぇ?」
舞台俳優らしく、身振り手振りを加えながら、感情を込めて八嶋さんは話してくれます。
「たとえば?」と私。
「誰かが噛み砕いて教える、とか。そうすればこの本の面白さが伝わるんだけどね」
「なるほど……」
そう言いながら、八嶋さんの「何かできないですかね」という言葉が私の頭の中で転がりはじめ……ひとつ、ひらめいた。
そうだ! ずっと考えていたあのプロジェクトをやろう!!
こんにちは、鬼塚忠です。
ほとんどの方ははじめてですね。本題に入る前にちょっと自己紹介をさせてください。私は日頃、「作家のエージェント」という世間的にはちょっと聞き慣れない仕事をしています。会社を興して13年目。作家の代理人として、著者と一緒に本の企画を立て、出版社に売り込むという仕事です。
今までに『考具』、『すごい会議』、『和田裕美の人に好かれる話し方』、『自分の小さな箱から脱出する方法』、『哄う合戦屋』、『死ぬときに後悔すること25』、『情報は1冊のノートにまとめなさい』などを世に出してきました。
私は日々、とにかく面白い人に会って、文章を書いてもらい、できあがった本を世に問い続けてきました。出版だけで終わりません。私がこれまで一貫して力を入れてきたことは、著者の体験や紡ぎだした物語に、他のメディアを絡めてコンテンツの力を最大化することです。
これまでに映画化を5作、テレビドラマ化を1作、舞台化を2作、ミュージカル化を1作、実現しています。現在も新たに4作の映画化と1作のテレビドラマ化が進行中です。
そうしてコンテンツの力を最大化させることで、1冊の本の魅力や素晴らしさを、世の中の多くの人に知ってもらうためのしかけを作っているのです。
かといって私が作った本だけが素晴らしいという気持ちはありません。世の中には、たくさんの良書があります。
しかし、今、それらの本はなかなか多くの人に読まれていません。
私は出版界に身を置く者として、この状況が残念でなりません。悔しさが募ります。
「本が読まれない」と言われるこの時代に私ができることは何か。
出版に関わって17年間、ずっとそのことばかり考え続けてきました。
出版(publish)とはもともとコンテンツを公共化(public)すること。重要なのは、コンテンツをできるだけ多くの人に伝えること。もっと今の時代にふさわしい方法で、人々にコンテンツを届けることができるのではないだろうか……。
そんなことばかり考えているうちに、私は学生時代のある記憶を思い出しました。
学生の頃、出来の悪い私は大学の講義などほとんど聞いていませんでした。しかしある日、優秀な友達からその講義の内容を聞いてみると、とても面白い!
つまらないと思うのは、教授がボソボソと話す話し方で、内容は格段に面白かったのです。
もし、この授業の内容をもっと話のうまい役者が話せば面白くなるのにと思いました。
たとえば、「福山雅治が大河ドラマの坂本龍馬の役柄のまま幕末を語る」とか。
そしていつか、自分が素晴らしいと思った本の内容を話のプロに演じてもらえたら、という思いが募っていったのです。
そんなときに、冒頭の八嶋さんの「何かできないですかね?」という言葉を聞いて、合点したわけです。
よし、
八嶋智人が大学教授に挑戦!「本の講義」演劇プロジェクト
だ。これしかない!
八嶋さんが、大学教授役になり、本の内容を興味深く語るのです。
すぐに八嶋さんに伝えました。
「八嶋さん、この本を一緒に世に広めましょうよ」
「それは喜んで。でもどうやって?」
「八嶋さんが大学教授を演じて、本の内容を面白く紹介するとか、どうですか?」
「えー、僕が大学教授ですか!!!」
八嶋さんはメガネの奥に見える目を大きくして、驚いた表情を見せました。
「そうです。教授!」と煽る私に、ノリのいい八嶋さんは、
「こんな感じですか?」と言いながら右手を眼鏡に添え、インテリ風を気取ってみせました。
「ええ、そんな感じ!」と笑う私の横で八嶋さんも、
「理屈抜きに面白い! ぜひ一緒にやりましょう!」と盛り上がったのです。
大変お忙しい八嶋さんのスケジュールを確認したところ、8月10日(日曜日)ならなんとか調整できる、ということで、その日に「本の講義」を実施することになりました。
場所は現在都内で調整中です。
八嶋さん自身も、面白いこと、新しい試みが大好きで、知的好奇心も旺盛な方。
本当にいい方に巡りあったと思います。もう、運命なんじゃないかと思うくらい。
そして、私と八嶋さんで、その本の著者の西内啓さんにもお会いし、二人の思いを伝えたところ、とても共感してくださり、「面白い。ぜひお願いします」というお返事。そしてさっそく三人で集まった。それがこの動画なのです。いい感じでしょ。
この瞬間、1冊の本の素晴らしさを、演劇という形で多くの人に伝えるプロジェクトが産声をあげたのです。
改めて紹介しましょう。今回、私と八嶋さんが読んで面白いと思い、多くの人に知ってもらいたいと思った本は、西内啓さんの『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)です。
この本は統計学を面白く伝える良書です。35万部を売り上げ、現在も売れ続けていることが、良書だということを裏付けています。
この本を読んだとき、「この本で統計学の知識を身に付ければ、日本の社会や多くの人が、もっともっと豊かになるんじゃないか!」と思いました。
でも、ちょっと難しいというのが正直なところ。人によっては最初から手に取ることをためらってしまうかもしれません。
そこで、まずはこの本の内容を八嶋さん演じる大学教授に「本の講義」として説明してもらうことで、統計学やこの本に興味をもつきっかけにしてもらおう!
というのが今回の趣旨です。
世の中を面白くするのは「あなた」です!
めちゃくちゃ面白いことになってきた。そう思った途端、こんな疑問が浮かびました。
「この企画を私たちだけで進めてもいいものだろうか? 一緒に楽しみたい人がきっといるはず」。
もしかしたら八嶋さんや西内さんのように、この思いに共感して一緒に盛り上げよう、楽しもう、という方もいらっしゃるのではないかと。
そこで、ここは思いきってオープンにして、皆さんもこの「本の講義」に参加しませんか? というご提案をしたいと思います。
計算してみたところ、この「本の講義」に最低限必要なお金はおおよそ150万円。
皆さんと力を合わせて何とか成功させたい。そんな思いから、このクラウドファンディング「CAMPFIRE」に挑戦している次第です。
支援していただいた方へのリターンは、ざっとこんな内容です。
◯3,000円支援いただくと、
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・お礼のメッセージ
◯4,000円支援いただくと(限定163人)、
・当日の「本の講義」観覧チケット
・お礼のメッセージ
◯20,000円支援いただくと(限定20人)、
・当日リハーサルの参加権
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・当日の「本の講義」観覧チケット
・お礼のメッセージ
◯30,000円支援いただくと(限定10人)、
・講義の前のリハーサルと事前収録に出演者として参加できます!(セリフ無し)
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・当日の「本の講義」観覧チケット
・お礼のメッセージ
◯50,000円支援いただくと(限定7人)、
・講義の前のリハーサルと事前収録に出演者として参加できます!(セリフ有り)
・台本
・打ち上げ参加権
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・当日の「本の講義」観覧チケット
・お礼のメッセージ
◯100,000円支援いただくと(限定5人)、
・「研究員」の役付きでこの舞台への出演権(セリフ有り)
・台本
・打ち上げ参加権
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・お礼のメッセージ
◯150,000円支援いただくと(限定2人)、
・「助手」の役付きでこの舞台への出演権(セリフ有り)
・台本
・打ち上げ参加権
・この「本の講義」を収録した映像のエンドロールにあなたのお名前を入れたDVD
・お礼のメッセージ
------------------------------------------------------------------------------------------------
リターン(お返し)の注意事項
今回の演劇には映像収録するため撮影用カメラが入ります。
その収録した映像の権利はすべて主催者に帰属するものとしますが、
その使用に関しては、必要に応じ事前に個別連絡いたします。
2万円以上の商品購入に係る本演劇へのご出演につきましては、
本募集成立後個別に相談させて頂きます。
------------------------------------------------------------------------------------------------
そしてこんな私の思いとプロジェクトの内容を、これまでのお仕事でつながりのある演劇プロデューサーに話したところ、「これは面白いから、せっかくならそのまま地方公演までつなげましょうよ」というお話が出てきたり、他にもいろいろなテレビ番組のプロデューサーたちに話したところ、なんと、数人の方から、「面白い!その企画が成立しそうなら何かお手伝いしたい!」という言葉をいただいたり、と話は発展しそうです!
もしかしたら、このプロジェクトは地方巡業化、テレビ化もできるかもしれないという、さらなる可能性も見えてきたのです!
「おもしろきこともなき世をおもしろく」。ご存知のように高杉晋作の言葉です。世の中が贅沢になり、街には書店があり、映画館があり、劇場があり、家ではネットができる環境があり、今の日本では、実はほとんどの人が「とりあえず」面白い世の中に住んでいるのです。にも関わらず、世がいまひとつ面白くないと思ってしまうのは、もっともっと面白いものがあるはずだ、と人が頭のどこかで考えているからだと思います。
そうです。世の中を面白く変えていくことに、面白さはあります。
「この企画はほんとうに面白かった。参加してよかった」という気持ちに参加者がなれたら、私たちも嬉しいです。
コメント
もっと見る