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世界も日本も人類が混迷する現代において政治・経済・経営そして生活の全ての環境問題を厳しい眼で捉えてお伝えします!

<アーカイブ108>円の失墜がトリガーで経済破綻のシナリオ(2013/7/10掲載)>をリファイン:2014/8/4掲載

2015年05月27日 16時28分29秒 | 政治と経済
2014/4からの消費税8%にUPした後遺症は本ブログの予想通りアベノミクスのデメリットだけを受けた国民の大半の庶民生活を襲い黒田日銀の2%インフラ目標を0%まで引き下げ、消費大不振を引き起こしました!

この時点で世界主要国が一斉にアベノミクス失敗の批評を浴びせアベノミクスの頓挫は確定していたのですが、あくまでアベノミクスは順調と主張する安倍首相は年金資金の株式市場投入の枠を大幅に増やし最早禁じ手と云われる基礎年金部分まで投下するという危険なギャンブルに走り自分の面子を保つ策を弄しています!
この事と米国シェールガス革命の効果が米国に浸透し景気回復指標が出揃い、日本年金資金が米の株市場まで拡大された事もあって、米国の株高が演出され、日本の株も政府のお墨付きを得て堂々と2万円の大台を突破しバブル期の株総資産を超えるというバブルを引き起こしました!
しかしどちらも実態は不安定で米国は年初来の原油暴落の余波でシェールガス業界にも破綻が目立ち景気も再びマイナス傾向を示しだし、日本の株高も既に17000円台までの暴落予想が出るほど中身の無いバブルが露呈しています!

こうして安倍政権の看板政策の失敗が確定的となり政権人気もこれまでかという時に「安倍政権に思わぬ神風」が吹きました!それが習中国のAIIB発足の成功です!中国国内景気のバブル崩壊と年間数十兆円と言われる共産党幹部の不正取得資金の海外流失でもう崖っぷちの習政権は、その脱出にアジアへのインフラ投資を担うというキャッチフレーズで世界57ヶ国の参加と言う予想外の人気で盛大な発足式を行い、この成功で国内の株市場も活性化しまんまとバブルを乗り切るつもりのようです。
そしてこれに米国が反発しそれまで経済優先で中国親和策が前面だったのが一気に反中に切り替わりました!その結果タイミングよく訪米した安倍首相は「国賓級待遇で両議院議員に演説と言う名誉も与えられ安倍首相も驚く歓待に日本の国会承認を得る前に安全保障法案の決議を約束する勇み足まで引き起こしました。しかしこの結果は安倍首相の勝手な自衛隊軍化構想と米国のアジア防衛死守の決意とが一致し、日米の結束で対中の脅威を取り払うという軍事同盟をあっという間に実現させたのです!
この事が後の世に「日本復権の原動力となった」と残るか「日本を戦争に巻き込み多くの犠牲を出した張本人」として残るかはまだ見えませんが、安倍首相の政策が日米の強固な同盟を実現し今後のADBへのテコ入れで「日本がアジアの経済的盟主になる」と言う「瓢箪から駒」の可能性が見えてきたのです!

この神風がこれまでの安倍政権のミスを帳消しにし新たな国際緊張の中でポジションを得て違った形で日本復活の芽は出たかもしれませんが、逆に平和な日本を米中緊迫&東西冷戦時代の真っ只中に投じるリスクを背負いました!円は5/26日で123円まで安くなりもう歯止めは効かない恐れがあります。安倍政権も日銀もアベノミクス当初の世界情勢と一変した現実を直視し、これからの日本のベストシナリオを再構築する必要があります!

以下のブログは2013/7に発信し、2014/8に追記しましたが基調は「アベノミクスによる円の信用失墜を呼び、ハイパーインフレから日本経済破綻というシナリオ」を掲載していましたが、ここで大きく事態は変わり新たな事態に備えた政策が必要ですが以下のブログの警告が無くなった訳では有りませんので、ご留意下さい!

*********************(以下2014/8/4掲載文)****************************************

2014/5/30に政治の貧困さで日本は破綻寸前!」という記事を掲載しましたが、その後の日本の政治は混迷を増すばかりで、いよいよ日本は近い将来一般庶民が生活出来なくなる恐れが強くなりました
その最も恐れる現象は1000兆円を超えて世界第2位の借金大国の円がいよいよ失墜し、ここ2年以内には超円安に転じると云われている事なのです。

特に安倍政権の目玉政策のアベノミクスは超金融緩和による円安誘導が下手をすると歯止めが効かずズルズルと円安が進行し財界が希望する95~100円を大きく超えて120円を突破していくと、100兆円保有の海外ヘッジファンドが一斉に売りに出ると円は失墜し暴落の危機にあります!そうなればハイパーインフレが起き国民生活は破綻します!
現在の日本はリーマンショックに続く東日本大震災により先の見えない借金体質にあえぎ、全産業が不振の極みにあり、多くの庶民の年収がダウンし、生きて行くのが精一杯の状態にあります。それでも何とかなったのは円高のメリットで庶民向けの大型100均ショップ等が台頭し物価を大きく下げたのが寄与しています。
しかし2014年8月の今日、4月の消費税UP後の消費は完全に腰折れし、輸出関連大企業の給与・賞与UPに加え公務員給与大幅UP年金の株式運用枠拡張と数々の対策でも効果が出ないほど悪化しました!
もしこの状態が続けば貿易赤字どころか経常収支も慢性的赤字に陥り、日本の借金は安倍政権の節度無き予算で益々肥大し、そして消費の冷え込みで表面だけを煽って実態経済が後追いするシナリオのアベノミクスが遂に頓挫する事態が予想されます!
いずれ円の信用失墜で102円位で留まっている為替は100円後半に突入し110超えから150円までも有りうる事態が予想されます!そうなれば殆どの物価は5割アップや倍になるでしょう!
。もちろん円安は多くの輸出関連産業にはプラスですが、既に大企業の工場は海外移転を完了した後ですから、その効果は僅かでこれ以上の期待は出来ないでしょう!

そうして一般市民は収入ダウンに加えて増税の負担が重なった所に物価の大幅アップとくれば、もう生活出来ない人々が大量に発生します。抗議のデモや犯罪も増加するでしょう。しかもこれらの課題を克服するには正直言ってもう手遅れだと思います。民主党政権が政権当初のマニフェストに熱く語った「生活が第一」の精神を忘れずに安倍政権も実行してくれていれば間に合ったかもですが「富国強兵」に突き進む安倍首相にこのシナリオは無いでしょうね!

そこで気休めにしかならないですが、せめてこれからの日本がどうして行くべきかをテーマに日本を変える政治改革プランシリーズのタイトルで小生の提言を掲載したいと恩いますので次回からご拝読頂ければ幸いです。

****************************(以下 日本を変える政治改革プランシリーズ)***************************************

日本を変える政治改革提言第一弾「不正な官僚支配を解く天下り防止法案

日本を変える政治改革提言シリーズ第二弾<破綻した年金システムの再生プラン

日本を変える政治改革提言シリーズ第三弾<異常肥大した予算の粛清構想

日本を変える政治改革提言シリーズ第四弾<今の政治・行政体制は賞味期限切れ!

日本を変える政治改革提言シリーズ第五弾<次の政府が絶対実施すべき日本を救う七大政策とは?

日本を変える政治改革提言シリーズ第六弾<日本政府の無策が尖閣も竹島も北方領土も失う!

日本を変える政治改革提言シリーズ第七弾<民主、自民の民意外れの党首選に思う!

日本を変える政治改革提言シリーズ第八弾<日本人よ決起せよ!日本崩壊を救う10ヶ条を提言する!

日本を変える政治改革提言シリーズ第九弾<12/16師走衆院選で争点にすべき重要課題

日本を変える政治改革提言シリーズ第十弾<破綻した年金システムの再生プランⅡ(詳細)

(2012年7~11月掲載)


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