センゲ博士の『学習する組織』(改訂新訳版) http://t.co/cK8Lb63 で紹介されている晩年のデミング博士の言葉。こういった認識が学習とか組織を持続可能にしていく要諦だと思うんだけどなあ。
この「深遠なる知識」が、センゲ博士の言う、学習する組織の5のディシプリン(①システム思考 ②自己マスタリー ③メンタル・モデル ④共有ビジョン ⑤チーム学習)に、ほぼ直接的に対応しているということらしい。
「私たちのマネジメントの一般的体系は職場の人たちを破壊してきた。人は生まれながらにして、内発的な動機づけ、自尊心、尊厳、学びたいという好奇心、学ぶことの喜びを備えているものだ。しかし、それらを破壊する力は、幼児期に始まり――ハロウィーンの仮装大賞、学校の成績、そして「よくできました」の金星シールなど――、大学卒業までずっと続く。職場では、人もチームも部門も、ランクづけされ、上位なら報酬がもらえ、下位なら罰が待っている。目標管理制度(MBO)やノルマ、奨励金や事業計画は、部門ごとにばらばらに積み上げられ、わからないものやわかり得ないものまで含め、ますます多くのものが破壊されていく。(デミング博士)」
後から知ったのだが、デミング博士は「総合的品質管理(TQMまたはTQ)」というほとんど使わなくなっていた。ツールやテクニックのうわべだけのラベルになってしまったと考えていたからだ。本当にやるべき仕事は、短期的な業績改善ばかりを求める経営者のざめざすところを超越したところにあるのだ。この変革には、現代の組織ではほとんど活用されていない「深遠なる知識」が必要だとデミング博士は考えていた。
後から知ったのだが、デミング博士は「総合的品質管理(TQMまたはTQ)」というほとんど使わなくなっていた。ツールやテクニックのうわべだけのラベルになってしまったと考えていたからだ。本当にやるべき仕事は、短期的な業績改善ばかりを求める経営者のざめざすところを超越したところにあるのだ。この変革には、現代の組織ではほとんど活用されていない「深遠なる知識」が必要だとデミング博士は考えていた。
この「深遠なる知識」が、センゲ博士の言う、学習する組織の5のディシプリン(①システム思考 ②自己マスタリー ③メンタル・モデル ④共有ビジョン ⑤チーム学習)に、ほぼ直接的に対応しているということらしい。