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いまファンタジーにできること 単行本 – 2011/8/20
アーシュラ・K・ル=グウィン
(著),
谷垣 暁美
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
『指輪物語』、『ドリトル先生物語』、『少年キム』『黒馬物語』など名作の読み方と、ファンタジーの可能性を追求する最新評論集。「子どもの本の動物たち」「ピーターラビット再読」など。
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2011/8/20
- 寸法13.5 x 2 x 19.6 cm
- ISBN-104309205712
- ISBN-13978-4309205717
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商品の説明
著者について
1929年米国生まれ。主な著書に『ゲド戦記』『オルシニア国物語』『闇の左手』『所有せざる人々』など、ファンタジーやSFの傑作多数。評論に『夜の言葉』『世界の果てでダンス』『ファンタジーと言葉』など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2011/8/20)
- 発売日 : 2011/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 210ページ
- ISBN-10 : 4309205712
- ISBN-13 : 978-4309205717
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 575,772位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,032位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろな動物が登場してくる物語も、人間のような意識を持っている動物も、いろんな物語があって、それぞれに面白い作品を興味深く紹介してくれています。
2011年8月24日に日本でレビュー済み
評論の面白さとは、著者が、自分のぼんやりしていた意見を、ずばり代弁してくれた、と感じる痛快さではないでしょうか。
そういう意味では、ル=グウィンほど胸のすく論者はいません。
著者が、ファンタジーというジャンルについて、世間の通念、偏見、誤解を論破する明快さは、『夜の言葉』の時から変わっていません。
ただし初期の『夜の言葉』では、集合的無意識の中の神話の元型をとらえるのがファンタジーの本懐だと強調していましたが、『ファンタジーと言葉』ではむしろ、近代小説的な一貫性、具体性、キャラクターの個人性を主張する方向に修正されています。
本書では、その両者が彼女にとってのファンタジーの両輪であることが改めて整理しなおされています。
神話的なものは必要であるが、寓意やメッセージに格下げされる危険性があるため、リアリズムの持つ整合性、すなわち「(ファンタジー世界が)現実から離れれば離れるほど、ますます独自の内的一貫性が重要になる」むねが、綺麗にまとめられており、納得しました。『ゲド戦記』の執筆の事情や反響、フェミニズムやエコロジーの流れも著者なりに統括されており、この説を補強しています。
本書前半では、フィクションはリアリズムしか認めない「モダニズムのリアリスト」に対する、あいかわらずウィッティで痛烈な批判が小気味よいです。トドロフのこきおろしなど、彼女らしい舌鋒が冴え渡ります。
そして今回、特筆すべきは『子どもの本の動物たち』という長い論考でしょう。
さまざまな動物文学を、ファンタジー度の順に取り上げたものですが、『バンビ』の再評価や、『レッドウォール伝説』や『ウォーターシップダウン』など動物ハイファンタジーへの鋭い突っ込みに、ル・グウィンならではの感度が最高に発揮されています。(たとえば後者は、動物の生態を半端に援用しながら、男性優位主義ファンタジーを書こうとしている、という指摘など)
すべての物語は、SFもファンタジーも社会小説もドキュメントもフィクションなのだ、ということを、ル・グウィンはつねにベースにしています。
いつもこのことを、彼女の本を読むと思い出させられます。
善悪の問題も含め、多様な世界、限定されない価値観、現前性だけではなく可能性。透明化している前提にひびを入れ、くつがえすこと。それらを提示するのがファンタジーの使命。
そういう彼女の姿勢には、文学論以上の共感を覚えます。
そういう意味では、ル=グウィンほど胸のすく論者はいません。
著者が、ファンタジーというジャンルについて、世間の通念、偏見、誤解を論破する明快さは、『夜の言葉』の時から変わっていません。
ただし初期の『夜の言葉』では、集合的無意識の中の神話の元型をとらえるのがファンタジーの本懐だと強調していましたが、『ファンタジーと言葉』ではむしろ、近代小説的な一貫性、具体性、キャラクターの個人性を主張する方向に修正されています。
本書では、その両者が彼女にとってのファンタジーの両輪であることが改めて整理しなおされています。
神話的なものは必要であるが、寓意やメッセージに格下げされる危険性があるため、リアリズムの持つ整合性、すなわち「(ファンタジー世界が)現実から離れれば離れるほど、ますます独自の内的一貫性が重要になる」むねが、綺麗にまとめられており、納得しました。『ゲド戦記』の執筆の事情や反響、フェミニズムやエコロジーの流れも著者なりに統括されており、この説を補強しています。
本書前半では、フィクションはリアリズムしか認めない「モダニズムのリアリスト」に対する、あいかわらずウィッティで痛烈な批判が小気味よいです。トドロフのこきおろしなど、彼女らしい舌鋒が冴え渡ります。
そして今回、特筆すべきは『子どもの本の動物たち』という長い論考でしょう。
さまざまな動物文学を、ファンタジー度の順に取り上げたものですが、『バンビ』の再評価や、『レッドウォール伝説』や『ウォーターシップダウン』など動物ハイファンタジーへの鋭い突っ込みに、ル・グウィンならではの感度が最高に発揮されています。(たとえば後者は、動物の生態を半端に援用しながら、男性優位主義ファンタジーを書こうとしている、という指摘など)
すべての物語は、SFもファンタジーも社会小説もドキュメントもフィクションなのだ、ということを、ル・グウィンはつねにベースにしています。
いつもこのことを、彼女の本を読むと思い出させられます。
善悪の問題も含め、多様な世界、限定されない価値観、現前性だけではなく可能性。透明化している前提にひびを入れ、くつがえすこと。それらを提示するのがファンタジーの使命。
そういう彼女の姿勢には、文学論以上の共感を覚えます。
2013年8月1日に日本でレビュー済み
「・・・(映画版は)劇的効果を高めるために、
ほくほくとして恐怖や暴力を用いる。
それには神経や感情に直接的な衝撃を与える以上の意味はない。
おぞましい狩りは、恐ろしいけれども道徳的にはニュートラルな森林火事にとってかわられる。
映画版の前向きな倫理的価値観は「動物はかわいい。だから、わたしたちは動物を愛する(べきだ)」というのを越えない。」
バンビの映画化に対する一節を引用しました。
「内海の漁師」から一貫して
(消費されるだけの)単なる娯楽としてのファンタジーがもつ
ダブルスタンダードや欺瞞に疑問を投げかけ続けてきたル=グインですが、
そこから議論が一歩進んで、より詳しく述べられていると思います。
また、これはファンタジーにとどまらずあてはまりそうだな、と思うことも述べられています。
例えば、
確かな道徳的足場を求める人間に対し、
安易に倫理的な明快さを提供することに、
ル=グインはこの本の中で繰り返し疑問をなげかけています。
個人的には同意しかねる主張もあるのですが、
痛快な言い回しを楽しむためだけに読んでみてもいいと思います。
ほくほくとして恐怖や暴力を用いる。
それには神経や感情に直接的な衝撃を与える以上の意味はない。
おぞましい狩りは、恐ろしいけれども道徳的にはニュートラルな森林火事にとってかわられる。
映画版の前向きな倫理的価値観は「動物はかわいい。だから、わたしたちは動物を愛する(べきだ)」というのを越えない。」
バンビの映画化に対する一節を引用しました。
「内海の漁師」から一貫して
(消費されるだけの)単なる娯楽としてのファンタジーがもつ
ダブルスタンダードや欺瞞に疑問を投げかけ続けてきたル=グインですが、
そこから議論が一歩進んで、より詳しく述べられていると思います。
また、これはファンタジーにとどまらずあてはまりそうだな、と思うことも述べられています。
例えば、
確かな道徳的足場を求める人間に対し、
安易に倫理的な明快さを提供することに、
ル=グインはこの本の中で繰り返し疑問をなげかけています。
個人的には同意しかねる主張もあるのですが、
痛快な言い回しを楽しむためだけに読んでみてもいいと思います。
2014年7月4日に日本でレビュー済み
作者は、「ファンタジー」を貶めている言葉、「幼稚な読み物」「現実逃避」等々に真っ向からの反論を試みています。
そして、「ファンタジー」を合理的に説明する必要もなければ、そこに「教訓」やメッセージ」を求める必要もないし、ましてやそこに「善悪」の戦いを求める必要もないと語り、世の中の偏見に立ち向かいます。
本書は、八編の評論から成り立っていますが、冒頭の「ファンタジーについて前提とされるいくつかのこと」の中で、伝統的な「ファンタジー」における前提条件について触れています。
(1)登場人物たちは白人
(2)中世ぽい時代
(3)善と悪の戦い
その意味では、作者の作品はこれらに対する挑戦だったかも知れません。
「影の戦い」で始まる<ゲド戦記>、「ギフト」からの三部作。
これらは、人種や性別を超えています。
そして、作者は言うのです。
「かつて知っていたコミュニティーやその親密さから締め出されていることを・・・読者に思い出させる」
そして、「再読する喜び」を発見することを望みます。
「ファンタジー」ファンには、堪らない評論集ですが、同時に、この評論の中に登場する作品を思い出しながら読むのも楽しみの一つです。
そして、「ファンタジー」を合理的に説明する必要もなければ、そこに「教訓」やメッセージ」を求める必要もないし、ましてやそこに「善悪」の戦いを求める必要もないと語り、世の中の偏見に立ち向かいます。
本書は、八編の評論から成り立っていますが、冒頭の「ファンタジーについて前提とされるいくつかのこと」の中で、伝統的な「ファンタジー」における前提条件について触れています。
(1)登場人物たちは白人
(2)中世ぽい時代
(3)善と悪の戦い
その意味では、作者の作品はこれらに対する挑戦だったかも知れません。
「影の戦い」で始まる<ゲド戦記>、「ギフト」からの三部作。
これらは、人種や性別を超えています。
そして、作者は言うのです。
「かつて知っていたコミュニティーやその親密さから締め出されていることを・・・読者に思い出させる」
そして、「再読する喜び」を発見することを望みます。
「ファンタジー」ファンには、堪らない評論集ですが、同時に、この評論の中に登場する作品を思い出しながら読むのも楽しみの一つです。
2012年3月26日に日本でレビュー済み
ル=グウィンはちょっと苦手で小説はあまり読んでないが、これは読みやすい。ファンタジーとは何か?について、はじめてわかった気がする。
ファンタジーには「本物の竜」がでてくる。それは映画の竜とはちがって、本当にあなたを殺すことができる。彼らは宝石をもっていて、竜と格闘すれば、手に入れることができる。それは「知恵」という宝石だ。
知恵は容易には手に入らない。森のなかにはあなたを惑わせる魔術師もいる。
ファンタジーは善と悪の戦いを描くものではない。善と悪の違いがわかる方法を教えるものだ。
アメリカ人は戦闘にとりつかれていて、「人生の戦い」やら「善と悪の戦い」を強調するが、それは常にいんちきな比喩であり、聞こえのよい表現で暴力を是認し、思考を停止させるためのものにすぎない。
つまりは、人はよく生きるためには、ビジネス書ではなく、また教訓話ではなく、ファンタジーを、そしてこの本を読むべきなのである。
ファンタジーには「本物の竜」がでてくる。それは映画の竜とはちがって、本当にあなたを殺すことができる。彼らは宝石をもっていて、竜と格闘すれば、手に入れることができる。それは「知恵」という宝石だ。
知恵は容易には手に入らない。森のなかにはあなたを惑わせる魔術師もいる。
ファンタジーは善と悪の戦いを描くものではない。善と悪の違いがわかる方法を教えるものだ。
アメリカ人は戦闘にとりつかれていて、「人生の戦い」やら「善と悪の戦い」を強調するが、それは常にいんちきな比喩であり、聞こえのよい表現で暴力を是認し、思考を停止させるためのものにすぎない。
つまりは、人はよく生きるためには、ビジネス書ではなく、また教訓話ではなく、ファンタジーを、そしてこの本を読むべきなのである。