日雇い「・・・病人を兄弟の子どもにあづけ置き、其身は耕(たがやし)に出でて、わづかに日雇(ひよう)のあたひを得て、其日をおくる心の苦しさ、いかばかりならん量(はかり)想ふべし。・・・山東京伝(『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまひょうし)』)いつの時代も、日雇い仕事で生活を送るのは厳しい。ましてや病人を抱えていてはことさら。いつまでもがんばれるものではない。