みなさん日々つぶやいてますか。

わたしはつぶやいてます。

こんばんは。編集員の早川大地なう。

って今回もまたTwitterネタなのですが、みなさんは、Twitter小説というジャンルご存知でしょうか?

「ブログ小説やケータイ小説とかはやったし、そういうのもういいよ〜」って思うかもしれないですが、ちょっと待ってください。

ブログや、ケータイは読むメディアが違うだけですが、Twitterには140文字っていう制限があるのです。

わずか140文字で語られるストーリー。興味深いと思いません?

 このTwitter小説、日本での発端は小説家の円城塔さんが、140字でストーリーを語る実験を始めたとのことです。

さらに今年7月、内藤みかさん(Twitter)が「#twnovel」とタグをつけての投稿を呼びかけたのがきっかけで広まりだし、3ヶ月で1000を超える投稿が集まり、今週にははやくも『Twitter小説集 140字の物語』という本が出版されています。

いまや、#twnovelで検索してみるとプロ・アマ問わず、2分に1本くらいの勢いで小説が投稿されていて、仕事中の閲覧は要注意です(仕事にならなくなるからね)。

SFがあったり探偵物があったり、一人称の語り物があったり、一瞬でぐぐっと場面が浮かぶ物から、なんだこりゃ?と思うような不思議な作品まで、魅力的な物ばかりです。

Twitterでストーリーを語るという仕組みは、英語圏ではしばしば見られていて、それはそれで面白かったのですが、やっぱり漢字文化圏の日本語だと同じ140文字でも密度が違うため、すごくちょうど良い内容の濃さになっている感じがします。

筆者も試しに何編か作ってみたのですが、やはりこの字数制限がすごくいい感じに効いていて、自然と端的でそぎ落とされた表現になり、文章が生き生きとしてきて、不思議な経験です。

そういえば、日本語では和歌、俳句の文化もありますし、こういった字数制限には燃える人も多いのでは。

わずか5秒で読めてしまう、まさに超ショートショートのTwitter小説、この機にぜひご覧になってみては。

作品はこちらでまとめられていますし、TL上で#twnovelで検索するとリアルタイムに検索ができます。

ちなみに筆者のアカウントでもいくつか公開してみました。"daichihaji #twnovel"で検索してみください。

ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)