神奈川県の箱根町で、漁網の受入れを町長が検討しているようです。箱根は、放射性物質の降下は実は多く、距離が離れている割に、汚染程度が高いです。ですが、神奈川はこれまで、ガレキの受入れは行っていなかったのに、ここで漁網の受入れをおこなうと、何か更なる突破が続く可能性があります。神奈川西部で反対の声は上がらないのでしょうか。岩手県洋野町の漁網ごみのうち、最大百トンを受け入れる方針ということです。これを突破口に横須賀でも受入れをさせたいのでしょう。山まで、漁網を運ぶ感覚も理解できません。というか、岩手県内の方が埋める場所は圧倒的に多いと思います。放射性物質は移動させるべきではありません。
なにか、この箱根の話は釈然としません。汚染の分岐点が、まず箱根ということも気になります。箱根でくっきりと汚染程度は分れますから。何か嫌な予感がします。
「大変に心強く有難く感じる。円滑に受け入れるようできる限り協力する」と黒岩神奈川県知事がコメントしてるのも 気にかかります。なにをこの知事は言っているのでしょうか。
さらに川崎では、ごみの焼却灰を埋め立て投棄する計画も進んでいます。ゼオライトと一緒にして、セシウム濃度も低いから大丈夫と言い張って。
まさに、放射性物質取扱いのモラルの崩壊はすさまじいものがあります。神奈川では、何か顕著に進んでいる気がしています。
さて、そうした神奈川県の西部、小田原から、同世代などの知人に突然死が4人おきていたり、女子高校生が脳梗塞をおこしたり、小学生が心疾患で搬送されるケースなどの報告が届きました。厳しい話ばかりです。
小田原は、箱根の真下にあたる地域です。土壌汚染はまだらですが、福島第一原発から300キロ程度は離れている場所。放射性物質の塵が、小さい粒子で降下してきたことが想定されるエリアかもしれません。実はこの位、距離が離れていた場所の方が、健康被害は顕著に出たという報告が、チェルノブイリで為されていますから。
こうした突然死に限らず、今回の事故後、通常の時間経過で対峙する死の頻度とは異なり、過剰に身近に死を感じることが、特にこの三年目からどんな感じでおきてくるのかということは、一番気になるところです。そうした場合に、僕たちの意識が、どのように維持できるのかどうかということも、その焦点になると、僕は、考えています。
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◎2011/11突然死。48歳女性、朝、ふとんでなくなっているのを旦那さんが発見。
◎2011/11 突然死。トラック運転手 48歳 心筋梗塞。仕事に行こうとしてトラックに乗る前に亡くなる。
◎2011/12 突然死。平塚の店舗で経営者、48歳 男性、心筋梗塞。
◎2012の終わり頃。突然死。30代女性、朝冷たくなっていてみつかった。小田原市。心不全。
◎高校入学直後に脳梗塞をおこした女子高校生。高校は中退して一年近く経過した。小田原市。
◎2013/2、小学生、心臓疾患で救急搬送された。小田原市の鴨宮周辺。
◎最近、三か月以内。30歳と43歳、小田原市の同じ老人ホーム職員の男性。呂律が回らない、頭が痛くて急に倒れる。脳梗塞。
◎骨肉種発症、34歳女性、小田原市内。最近も高熱で救急搬送されているらしい。
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小田原市内は人口は増えていないのに、救急搬送は多くなりつづけている状態で、特に2011年の救急搬送の増加件数は多かった模様です。
2010年 ⇒ 2011年 ⇒2012年
9,356件(+250件)⇒9,926件(+570件)⇒10,149件(+223件)
こうした死の通告が、自分の身近でおきてきて、これから何が本当におきてくるのかを首都圏の人々が実感しない限り、本質的な事柄は何も先に進まないのが、今の日本のリアルなのでしょうが。
貴女が変わらないことも、そうしたリアルと僕は感じています。
とても辛いリアルですが。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒
nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)
講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
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湘南に住む私の知人も、最近、口唇ヘルペスが出来た、と日記で書いていました。今まであまりできたことがない、と。ウィルスや疲れで免疫力が落ちているせいかな、と、食べ物や空気による被曝などまるで疑っていない様子でした。神奈川県寒川浄水場の浄水発生土からは、あいかわらずセシウムが出ているような状況なのに。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p644851.html
遡って知人の日記を久しぶりに見てみると、東京お台場や横浜、江ノ島などで、海鮮丼やフランス料理を食べたり、ホテルランチをしたり、女子会でいろいろと食べ歩いていました。
彼女には私が日本を出る前に、木下さんや小野先生のブログを紹介したり、私自身が原発爆発後、胸の痛みで体調不良だったことをさんざん知らせていたのにもかかわらず、、、。彼女は普段から丈夫なほうでしたから、健康を過信しているのかもしれません。
いくら言ってもわからない人は、きっと死ぬまでわからないのかも。放射能の汚染のことなど気にせず、食品の産地などまるで疑わず、仲間と談笑しながらおいしく食べて、何も知らずに死んでいく。。。それはそれで幸せなのでしょうか…。
友達の一人は心筋梗塞で昨年10月に倒れて一命を取り留めているし、これから身近な人の病気と死が顕著になるように思っています。それからだと遅いのに・・・
今までもなんどか危険を伝えたが、「食べ物は気を付けている」くらいの返事で終わっている。こらからの悲劇は確実にやってくる。なぜ歴史に学ばない!
小泉信次郎議員が神奈川の自分の選挙区でさんまの叩き売りをしたという、読み逃げしているブログに載っていました。
お皿に焼いたさんまの写真が載っていて美味しかった様子。
微塵も心配していないようで驚きでした。
去年の秋の終わり頃だったかもしれません。
いつになったら注意するんでしょう。
あの広い岩手県から人口密度の高い神奈川県まで運搬するという、瓦礫同様、こんなバカをいつまで続けるのかと、この国の政府のやり方にどうしようもなく腹立たしく感じてしまいます。
自民党になって、こちらの件はさっぱり良い方向に変わっていないような気がします。
自民党はTppも反対していたと思ったら、政権取ったとたんあっさり推進です。反対していた200数名の議員もなぜ、大人しくそれに従っているのかまるで理解できません。
箱根では毎年8月に明神ケ岳で大文字焼きをします。一昨年の大文字には復興支援名目で宮城県の津波瓦礫を燃やしました。
この時には町民や観光客には黙って燃やしたのが後でバレたのですがビックリして知人に電話したら
「復興支援で町役場から宮城県に手伝いに行ったヤツが話を持ち込んだらしくて いつの間にか決まってた。安全だと説明されてるから大丈夫なんじゃないの。えっ?燃やしちゃいけないの? そんな説明は受けてないけど」
今回の漁網受け入れも 多分 その瓦礫受け入れと同じルートで箱根町民は知らないうちに決められたのだろうと思います。
それでなくても箱根の旅館ホテルで使われる魚介類は小田原港に上がった物ばかりだし 箱根町民はのんびりした気質の人ばかりなので それまで毎年1~2度ずつ行ってた箱根には行かなくなりました。
無知は怖い、でも今の日本でそれを指摘すると非国民呼ばわりされるので さりげなくそっと距離を置く、そういう処世術をフクイチ事故から学んだ私です。
「小出さんは原子力の専門家ではあるが被曝の専門家ではない」ということを忘れていませんか?
事故当時そもそも原発の仕組み自体を知らなかった私は小出さんや今中さんの発信する情報を見つけてはクリックしまくり必死で勉強しました。
そして原発や核反応について大凡の知識を得て 次にバスビー~ネステレンコ~ガンダーセン~スターングラス~バンダジェフスキーという流れで被曝被害の勉強に移りました。(この過程で2011年4月にこのブログにたどり着きました)
当初は参考になった小出さんを始めとする「原子力の専門家」たちは言わばハードの専門家。専門家というのは自分の専門以外の事は知らないから専門家なので 小出さんに被曝被害を語れ というのは 例えばパソコンの組み立て工場の工場長に「ネットショッピングはアマゾンと楽天のどちらがいいでしょう?」と聞くのと同じことで意味がないのです。
被曝について知りたければ被曝被害の専門家の本を片っ端から読むことです。
その際 気をつけなければいけないのは専門家を名乗る人の中には国民を実験動物としか見てない人も多いので とにかく読みまくる。何十冊も読んでいくうちに その本が何を目的に書かれた本なのかが自然とわかるようになってきます。
私たちに残された時間は少ない、寄り道せずに正しい道を見つけるために頑張りましょう。
「福島が原因と思ったんでしょ? そうじゃないです。最近は普通にそういう症状になる方は多いですよ」
と医者が語れる為に!
友達なんか聞く耳をもたない。
所詮、個人で考え動くのみだと痛感して、諦めました。
前に駅で地場産だろうと買ったものが、群馬の農家が出張で買っているものを買って失敗したことがあって、産地が書いてないものは警戒するようにしていました。
沢山の不揃いでおいしそうな野菜や果物。
そばからラーメンと沢山の特産品。
よく見たら福島産と書いたものが置いてありました。
よく見ないとわからない場所に。
でも見た目は、おいしそうな新鮮野菜、年配の方が安い野菜を我先にと買っていく姿に凍りつきました。
若い人が買っていなくてよかった、と胸をなでおろすと同時に、年配のおばちゃんたちはわからないんだなーとなんとも複雑な気持ちになりました。
地元福島ではきっと売れないからここまで持ってくるんだなーと思います。
福島の方には同情するけど、食べ物はやっぱり買えない・・・・