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個人差はあると思います
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柔訳老子の言葉 (ジュウヤクロウシノコトバ) 単行本 – 2013/4/25
谷川 太一
(著)
訳者 まえがきより
夜空の不動の位置に輝く北極星は、古来より旅する人々の道標でした。これと同様に古代中国に生きた老子の思想には、長い時を経ても不変の真理と英知があります。激動の今を生きる人たちの人生の道標となりますように、現代社会からの視点で、老子の言葉を柔らかい表現で訳してみました。
老子の言葉八十一編を訳しまして、とにかく最初から最後まで驚きの連続でした。私はこれまで古今東西の宗教から精神世界の分野まで幅広く目にしてきましたが、約二千五百年も前に老子が表した言葉ほど、内容がまったく古びずに真理を直に表現しているものは他にありませんでした。
深遠な仏教哲学のエッセンスが、老子の短く研ぎ澄まされた数行の言葉に凝縮されている箇所がいくつもあります。さらには、宇宙の創世を説明する「ビッグバン理論」や、現代物理学の「中間子理論」や量子力学を説明すると思われる的確な表現が老子の言葉の中にありました。また、現代社会に生きる私たちの毎日の生活や人生の指針となる言葉も沢山あります。
まことに驚くべき存在が老子です。
『史記』によれば、水牛にまたがって中国の住む国を去ったのが老子の最後の姿とされていますが、老子が残した言葉の深遠さを知るにつれて、その後にインドに渡って、少年時代の釈尊を教えたのではないかと、私は真剣に思うようになりました。
釈尊の場合は、死後にかなり経過してから釈尊の言葉を編纂する作業が始められました。つまり、釈尊ご自身の言葉とは正確には存在せず、弟子を介した言葉ばかりなのです。聖書にしても同様に、キリストご自身が聖書を書いたわけではありません。しかし老子の場合は、その世紀の古さに関わらず、老子ご自身が書いた文章の原形を伝えると思われる史料が中国の古墳遺跡から発掘されています。これが残されていたことは、天の意志を思わせる稀有なることです。
老子こそは、真の聖人と呼ぶにふさわしい人物だと思います。
原文の漢字を意味がわからなくても眺めていますと、二千五百年も前に「老子自らが選んだ」文字にロマンを感じることもできることでしょう。
老子が短い文章に選び抜いた一文字一文字は、何重にも深い意味をもって選ばれたと、私は感じました。
このような視点を持って、老子の言葉の一行一行を噛み締めて読んでください。この本はぜひ手元に置いて、一度だけではなくて何度でも読んでいただければ幸いです。
読むたびに、老子の言葉から受ける印象と感想が違っていくことでしょう。
夜空の不動の位置に輝く北極星は、古来より旅する人々の道標でした。これと同様に古代中国に生きた老子の思想には、長い時を経ても不変の真理と英知があります。激動の今を生きる人たちの人生の道標となりますように、現代社会からの視点で、老子の言葉を柔らかい表現で訳してみました。
老子の言葉八十一編を訳しまして、とにかく最初から最後まで驚きの連続でした。私はこれまで古今東西の宗教から精神世界の分野まで幅広く目にしてきましたが、約二千五百年も前に老子が表した言葉ほど、内容がまったく古びずに真理を直に表現しているものは他にありませんでした。
深遠な仏教哲学のエッセンスが、老子の短く研ぎ澄まされた数行の言葉に凝縮されている箇所がいくつもあります。さらには、宇宙の創世を説明する「ビッグバン理論」や、現代物理学の「中間子理論」や量子力学を説明すると思われる的確な表現が老子の言葉の中にありました。また、現代社会に生きる私たちの毎日の生活や人生の指針となる言葉も沢山あります。
まことに驚くべき存在が老子です。
『史記』によれば、水牛にまたがって中国の住む国を去ったのが老子の最後の姿とされていますが、老子が残した言葉の深遠さを知るにつれて、その後にインドに渡って、少年時代の釈尊を教えたのではないかと、私は真剣に思うようになりました。
釈尊の場合は、死後にかなり経過してから釈尊の言葉を編纂する作業が始められました。つまり、釈尊ご自身の言葉とは正確には存在せず、弟子を介した言葉ばかりなのです。聖書にしても同様に、キリストご自身が聖書を書いたわけではありません。しかし老子の場合は、その世紀の古さに関わらず、老子ご自身が書いた文章の原形を伝えると思われる史料が中国の古墳遺跡から発掘されています。これが残されていたことは、天の意志を思わせる稀有なることです。
老子こそは、真の聖人と呼ぶにふさわしい人物だと思います。
原文の漢字を意味がわからなくても眺めていますと、二千五百年も前に「老子自らが選んだ」文字にロマンを感じることもできることでしょう。
老子が短い文章に選び抜いた一文字一文字は、何重にも深い意味をもって選ばれたと、私は感じました。
このような視点を持って、老子の言葉の一行一行を噛み締めて読んでください。この本はぜひ手元に置いて、一度だけではなくて何度でも読んでいただければ幸いです。
読むたびに、老子の言葉から受ける印象と感想が違っていくことでしょう。
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社経済界
- 発売日2013/4/25
- 寸法11.3 x 2.2 x 18 cm
- ISBN-104766785444
- ISBN-13978-4766785449
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商品の説明
著者について
谷川 太一(たにがわ・たいち)
古今東西の哲学・宗教、なかでも古事記、旧約聖書、仏教、ゾロアスター教(拝火教)、道教、神道を長年にわたり研究する一方、無償の社会活動として、のべ十数万人に対する人生相談をおこなってきた。その知識は生命科学・宇宙物理・医療・教育・金融工学・芸術など非常に幅広く、また社会で生きるためのもろもろの知恵にも精通している。
現在、老子を現代社会からの視点で表現し、その思想と叡智を現代人の生活に生かすことに取り組んでいる。
古今東西の哲学・宗教、なかでも古事記、旧約聖書、仏教、ゾロアスター教(拝火教)、道教、神道を長年にわたり研究する一方、無償の社会活動として、のべ十数万人に対する人生相談をおこなってきた。その知識は生命科学・宇宙物理・医療・教育・金融工学・芸術など非常に幅広く、また社会で生きるためのもろもろの知恵にも精通している。
現在、老子を現代社会からの視点で表現し、その思想と叡智を現代人の生活に生かすことに取り組んでいる。
登録情報
- 出版社 : 経済界 (2013/4/25)
- 発売日 : 2013/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 348ページ
- ISBN-10 : 4766785444
- ISBN-13 : 978-4766785449
- 寸法 : 11.3 x 2.2 x 18 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 378位東洋思想
- - 23,223位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
宇宙の真理が突かれている。
老子の思想に惹かれます。好きでいくつかの訳を読みました。なかでも、私には伊勢白山道(谷川太一)さんの訳されたこちらの本が腑に落ちました。一読の価値ありです。私にとっては聖書(バイブル)です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
柔訳です。大変読みやすく、繰り返し読むために購入しました。読むたびに、印象がかわるというか、、、
日々を懸命にいきながらこれからも手元に置いておきたい一冊になりました。
日々を懸命にいきながらこれからも手元に置いておきたい一冊になりました。
2021年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
魂の出自を知りたい人。
神縁があるか知りたい人。
この本が読めるかどうかで、わかります。
神縁があるか知りたい人。
この本が読めるかどうかで、わかります。
2023年1月31日に日本でレビュー済み
この本の中で一番印象に残ったのは、「第67章 慈悲心が幸福を呼びます」でした。自分にとって、この章が一番印象深い内容でした。
幸せになる方法はここに明確に書かれていました。印象深い言葉にとても胸を打たれました。
慈悲の心を忘れたから
情けの心を忘れたから
身に返って来るものは不幸ばかりで、それを恐れる気持ちばかり
それが原因で不幸を招いていたことにも気づかず
人を思いやる気持ち捨て、つらく悲しんでいる心、困っている心に手を差し伸べること忘れ
救ってあげることさえ、心を向けず気も向かない
自分の充実ばかりを追求し、自分の気掛かりばかりに気を取られ、周囲を大切にする心の余裕すら無く毎日を過ごす
自分の為だけに
その為だけに生きて来た
それで何が悪いか
執着しているもの、自分が心配しているもの、自分がこだわり過ぎているもの
数多くあり、周りなど見る余裕もなく
誰かに支えられて、誰かが作ったもので、生きて来たけど
その誰かが生きられるか心配をし、その誰かが生活していける様に、笑顔で暮らせるように
心を向けたことはあっただろうか
人の作った食べ物で生き、人の作った街に住み、人の労力に支えられ、快適に生きている自分
もらう方が多く、受ける方が多いのに
人がいなければ自分も生きられないのに
そんなこと眼中に無く
返そうとも思わず
自分のできること人にしてやろうとも思わず
そうして生きて来た
だから、それが今、自分の成れの果ての姿
幸福は出ていくばかりで不幸を呼び込むばかり
お先真っ暗な気持ち、未来に希望なし
ここまで堕ちた
それなら、
どうせここまで追い込まれたんだったら
逆の立場で生きてみるか
人を助け、人に喜び与えて、人を安心させて、励ましてあげる
人の心配をし、人の心を大切にし、人に生活の糧を与える
助けてもらえた人の感じる安堵の気持ち、譲ってもらえた嬉しさ、優しくされた有難い気持ち
持てる時間の中、限りなく尽くし
人の笑顔が増えた数を数え
生きてみる
どう転ぶか知らないが
試してみるのもいい
今まで積み上げた山盛りの不幸に、ちゃぶ台をひっくり返して
自分を不幸にした何かに対して
ひっくり返して台無しにしてやる
この本に書かれている事を理解するのに、何度か読み返しながら読みました。それでもまだ、深い内容が書かれている気がして、もう一度読み返してみたいと思います。貴重なことが書かれていて、本当に読んで良かったです。
幸せになる方法はここに明確に書かれていました。印象深い言葉にとても胸を打たれました。
慈悲の心を忘れたから
情けの心を忘れたから
身に返って来るものは不幸ばかりで、それを恐れる気持ちばかり
それが原因で不幸を招いていたことにも気づかず
人を思いやる気持ち捨て、つらく悲しんでいる心、困っている心に手を差し伸べること忘れ
救ってあげることさえ、心を向けず気も向かない
自分の充実ばかりを追求し、自分の気掛かりばかりに気を取られ、周囲を大切にする心の余裕すら無く毎日を過ごす
自分の為だけに
その為だけに生きて来た
それで何が悪いか
執着しているもの、自分が心配しているもの、自分がこだわり過ぎているもの
数多くあり、周りなど見る余裕もなく
誰かに支えられて、誰かが作ったもので、生きて来たけど
その誰かが生きられるか心配をし、その誰かが生活していける様に、笑顔で暮らせるように
心を向けたことはあっただろうか
人の作った食べ物で生き、人の作った街に住み、人の労力に支えられ、快適に生きている自分
もらう方が多く、受ける方が多いのに
人がいなければ自分も生きられないのに
そんなこと眼中に無く
返そうとも思わず
自分のできること人にしてやろうとも思わず
そうして生きて来た
だから、それが今、自分の成れの果ての姿
幸福は出ていくばかりで不幸を呼び込むばかり
お先真っ暗な気持ち、未来に希望なし
ここまで堕ちた
それなら、
どうせここまで追い込まれたんだったら
逆の立場で生きてみるか
人を助け、人に喜び与えて、人を安心させて、励ましてあげる
人の心配をし、人の心を大切にし、人に生活の糧を与える
助けてもらえた人の感じる安堵の気持ち、譲ってもらえた嬉しさ、優しくされた有難い気持ち
持てる時間の中、限りなく尽くし
人の笑顔が増えた数を数え
生きてみる
どう転ぶか知らないが
試してみるのもいい
今まで積み上げた山盛りの不幸に、ちゃぶ台をひっくり返して
自分を不幸にした何かに対して
ひっくり返して台無しにしてやる
この本に書かれている事を理解するのに、何度か読み返しながら読みました。それでもまだ、深い内容が書かれている気がして、もう一度読み返してみたいと思います。貴重なことが書かれていて、本当に読んで良かったです。
2013年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迷ってる人、真理が知りたい人にはお勧めです。
内在神、自分を知りたいひとにも・・・
内在神、自分を知りたいひとにも・・・
2019年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本のサイズが大きすぎず、持ち運びにも適していていました。
日常の生活を省みるのにとてもありがたい本です。
日常の生活を省みるのにとてもありがたい本です。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
装丁としては、意外にコンパクトです。持ち運びにちょうどよい感じです。
学者の書いた老子の本との違いは、やはり「読みやすさ」「分かりやすさ」そして、説明部分の「面白さ」でしょうか。
例えば、金谷先生の本等、素晴らしい本はありますが、どうしても原文に寄り添い過ぎ、また非常に堅い内容の、ある意味で「つまらない」解説に終始しがちです(それはそれでよいのですが)。
ところが、この本に関して言えば、老子以上の巨大な世界観・宇宙観での科学的な解説があるかと思えば、悩んでいる人をそっと癒し、励ましてくれるような言葉もあり、それこそ森羅万象、縦横無尽に老子を語り尽くしている感があります。
軽量なコンパクトの本の中で、老子の言葉が、全81章にわたって漲ります。「原文」「独自の訳」「感想」という形で、解説がなされていますが、とにかく中身が凝縮されています。濃いです。一生読み続けることができる本です。
このような人にお勧めです:
1、人生に躓き、途方に暮れている方。
2、初めて老子を読む方。
3、新しい視点、世界観を得たい方。
4、この世の真理の一端を知りたい方。
5、死期が近いと感じている方。
このような方々に『老子の言葉』は間違いなく「役に立つ」と思います。
本のカバーの折り返しの部分には、例えばこのような章タイトルが書かれています。
・「弱くても、大丈夫なのです」(第七十八章)
・「自分が弱いと思える人ほど強い人です」(第七十六章)
・「競争して病むことよりも健康が第一」(第三章)
・「悲しみを持つ人間は強くなれます」(第六十九章)
・「自分の心を守る大切さ」(第七十二章)
・「鏡の世界では、逆に映り表れます」(第十八章)
・「水のような生き方は最強です」(第八章)
・「すべては成長のために起こります」(第八十一章)
…老子の解説本でありながら、老子を超えてさえいると感じました。これは、お世辞ではなく本当にそう思います。
学者の書いた老子の本との違いは、やはり「読みやすさ」「分かりやすさ」そして、説明部分の「面白さ」でしょうか。
例えば、金谷先生の本等、素晴らしい本はありますが、どうしても原文に寄り添い過ぎ、また非常に堅い内容の、ある意味で「つまらない」解説に終始しがちです(それはそれでよいのですが)。
ところが、この本に関して言えば、老子以上の巨大な世界観・宇宙観での科学的な解説があるかと思えば、悩んでいる人をそっと癒し、励ましてくれるような言葉もあり、それこそ森羅万象、縦横無尽に老子を語り尽くしている感があります。
軽量なコンパクトの本の中で、老子の言葉が、全81章にわたって漲ります。「原文」「独自の訳」「感想」という形で、解説がなされていますが、とにかく中身が凝縮されています。濃いです。一生読み続けることができる本です。
このような人にお勧めです:
1、人生に躓き、途方に暮れている方。
2、初めて老子を読む方。
3、新しい視点、世界観を得たい方。
4、この世の真理の一端を知りたい方。
5、死期が近いと感じている方。
このような方々に『老子の言葉』は間違いなく「役に立つ」と思います。
本のカバーの折り返しの部分には、例えばこのような章タイトルが書かれています。
・「弱くても、大丈夫なのです」(第七十八章)
・「自分が弱いと思える人ほど強い人です」(第七十六章)
・「競争して病むことよりも健康が第一」(第三章)
・「悲しみを持つ人間は強くなれます」(第六十九章)
・「自分の心を守る大切さ」(第七十二章)
・「鏡の世界では、逆に映り表れます」(第十八章)
・「水のような生き方は最強です」(第八章)
・「すべては成長のために起こります」(第八十一章)
…老子の解説本でありながら、老子を超えてさえいると感じました。これは、お世辞ではなく本当にそう思います。
2024年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の主観が入りすぎている。
自分の主張と、老子の思想を混同して書かないでほしい。
自分の主張と、老子の思想を混同して書かないでほしい。