beacon

“日本代表”流通経済大柏の若き6人が世界大会に向けて日本を出発

このエントリーをはてなブックマークに追加

 今年で4回目となる「adidas UEFA Young Champions 2016(UEFAヤングチャンピオンズ)」。UEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台でもあるイタリア・ミラノで開催される世界大会には日本のほか、ブラジル、アメリカ、イタリア、スイスを含めた計5か国の代表チームが出場し、“世界一”を決定する。

 日本からは4月4、5日に行われた「UEFA Young Champions 日本代表選抜大会」を勝ち抜いた流通経済大柏高(千葉)の選抜メンバー6人が参戦。GK篠崎健志、MF金澤哲流、FW池田啓利、MF菊地泰智、MF時岡寛拓、DF加藤蓮に斉藤礼音コーチを加えた総勢7人が23日、成田空港を出発し、まずはドイツへと向かった。

 今回の遠征では「adidas UEFA Young Champions 2016」に出場するだけでなく、ドイツ・ヘルツォーゲンにあるアディダス本社で最新の設備を使ったトレーニングを体験するほか、ミラノではミランの練習グラウンドである「ミラネッロ」でのトレーニングセッション、さらにはUEFAチャンピオンズリーグリーグ決勝の観戦といった豪華なプログラムが予定されている。

 23日夜、アムステルダムを経由してドイツのニュルンベルクに到着した一行は、空港から現地スタッフによるウェルカムディナーへ直行。異国の興奮冷めやらぬ中、アメリカ、ブラジルチームとも合流し、初めて出会う対戦相手に闘志を燃やしていた。

 海外に行くこと自体が初めてという篠崎は「チャンピオンズリーグ決勝の観戦はもちろんですが、海外のチームと戦えるのは楽しみです。ヨーロッパのフットボール文化にも興味があるので、たっぷり吸収していきたい。大会では無失点が目標です」と意気込み、菊地も「ミランのトレーニングに興味があります。あこがれの場所で、一流の選手と同じように練習するのはきっといい経験になると思います」と目を輝かせた。

「古いお城や石造りの建物など、ドイツならではの街並みに興奮しています。大会ではとにかく点を取りまくりたい」と語る池田がライバルとして注目しているのはブラジルとイタリア。時岡が「負ける気はしませんが、世界のチームを相手に自分がどれだけ通用するかを確かめたいです」と自信満々に話せば、金澤も「普段は攻撃のプレイヤーなのですが、今回は守備に回る機会が増えそうだと監督から聞いています。世界の選手をどれだけ抑えられるか、自分の力を試してみたいです」と、試合が待ち遠しい様子だった。

 大会とともにUEFAチャンピオンズリーグリーグ決勝の観戦も選手にとっては大きな楽しみになっている。加藤は「たくさんのサッカー好きが注目しているこの試合を生で観戦できるのは、もう2度と経験できないくらいのこと。世界最高峰の試合の90分間をしっかりと目に焼き付けたいです。プレイヤーとして観戦する上では、球際の激しさ、勝ちたいという熱量が込められたプレーに注目しています」と話していた。

 ほとんどのメンバーにとって「海外初経験」となる今回の欧州遠征。チームは24日のアディダス本社の視察を皮切りに、29日までのプログラムをともにし、絆をより強固なものにしていく。宿泊先のホテルでは、試合とトレーニングに向け、アディダスからメンバー全員に最新スパイク『Mercury Pack(マーキュリー パック)』も提供され、各々がその履き心地を確認。若き“日本代表”の世界への挑戦が始まった。

▼最新のアディダス フットボールスパイクはこちら!

★関連ニュースはゲキサカ×アディダス特設ページ『THE METHOD』でチェック

[写真]成田空港を出発した流通経済大柏高の選手6人と斉藤礼音

(取材・文 小林昂祐)

TOP