埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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若沖展を見て

2016-05-22 12:39:31 | Weblog

 去る4/22~5/24迄上野東京美術館で開催中の若沖展が最近話題となり連日入場待ちの行列が出来ていて、順番待ちの行列を見ただけでその日は諦めて別の日に出直す事を決めたと言う人の噂も聞き、日本人のヤジ馬根性に呆れていましたが、丁度招待切符が2枚手に入ったと言うので、我々夫婦も一度話の種に見てみようと去る5/11に出かけ、雨模様だったので、こんな日はあまり並ば無くても良いだろうと思い、9.10AM頃には会場に着きましたが、会場前の広場は行列で埋め尽くされ、あふれた行列は美術館を左から右へ、時計回りとは反対に約半周した辺り迄,約7・800m延々と続きやっと最後尾がありそこに並んで待ち続け一時間後に入り口前の広場まで来ました。その後入館し受付けまでに更に約30分待ちで展覧会場に入場したのは、11時半近くでした。

 それもその筈この展覧会はNHKと日経新聞社が主催で、その上宮内庁の協力、協賛:積水ハウス、トヨタ自動車、ニューカラー写真印刷,富士ゼロックス、三井住友海上火災保険会社、三井物産、そして輸送・展示協力:大光電氣、チームラボ、日本航空、三菱レーヨン等々一流企業の後押しが有り、宣伝広告はお手のもののNHK、日経新聞なのでした。

 この行列を体験した我々の率直な感想は、入場券の売りすぎではないのか?絵画鑑賞とはゆったりした気持ちで見るのが大切だのに、アメ横のような行列で入場して、入場と同時にイヤホーン案内装置を借りて説明を聞きながら進もうと思いましたが、絵の展示作品に近寄れない所もありました。若沖さんは鳥の絵が得意で、良くここまで描いたと思うほどの細かさに驚かされました。羽の毛一枚一枚が細かく映し出され、鶏の足などの描写も細かさでは誰にもひけを取らない感じでした。

 友人同士で来た人が、人垣の後ろから「鳥の足が見えないよ」と言ったらその友人が「ご想像にお任せします」と言ったのを聴いて、その場に居合わせた人達の爆笑を買いました。人垣の後ろには何人もの係員がいて「恐れ入りますが絵画鑑賞の終わった方は少しずつ左へお進み下さい」と絶えず声を掛けてくる始末です。こんなに入場者がいて、何が絵画鑑賞だと腹立たしい感じがしました。

 何でも待つのに慣らされた、大衆を見て、宣伝する方もする方ですが、こんなに人出が有るのなら、思い切って開催期間を半年位に延ばせば良いのにと思いました。1時間半の行列をして、絵画鑑賞とはとても思えない忙しい1時間を過ごし、足腰が疲れました。土産物売り場も混雑して支払いのための行列が出来ていました。でも私は今日の思い出に若沖を紹介した一冊の小さな本を買いました。見終わって外に出た時も、来たときと同様の長蛇の列で、これだけの苦労をして見に来る価値があったのだろうかと考えてしまいました。結論として我々の様な年寄りは自宅の居間のTV見るのが一番という感じでした。

 ㈱市川不動産


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