九州7県と沖縄・山口、フェイスブック利用進まず
西日本では交流サイト(SNS)のフェイスブックの利用進まず――。九州経済調査協会が九州7県と沖縄、山口両県の自治体別にフェイスブックの利用者(登録者)数を集計したところ、人口に占める利用者の割合が全国平均を上回ったのは5市にとどまった。
全国47都道府県のフェイスブック普及率は平均で3%。九州と沖縄、山口にある188の市と郡のうち、3%を超えたのは沖縄県沖縄市(27.85%)や大分県別府市(4.23%)など5市だけだった。普及率が低いのは「フェイスブックを頻繁に利用している若年層が少ないこと」(九経調)が背景という。
一方、全国平均を上回った沖縄市や沖縄県宜野湾市など4市は米軍基地が、別府市は立命館アジア太平洋大学(APU)が立地。九経調は「地域に外国人が多いことが利用率を引き上げている」と分析している。