東芝ソリューションは福島市の東邦銀行と、インターネットを使った顧客相談/手続き支援サービスを共同開発、11月4日から相続業務を対象に運用を開始した。

スマートフォンなどの多様なインターネット端末から相続に関する様々な相談ができる専用のアプリを開発した。対話技術によるナビゲーション機能も搭載、各種相談から来店予約まで、簡単に操作できるそうだ。

東芝が新たに開発した、自然なことばのやりとりでできる対話技術と、東芝ソリューションの事務規定管理ソリューションなどのプロセス管理のノウハウ・資産を組み合わせたもの。東邦銀行は、相続相談サービス分野のノウハウを提供した。国内金融機関で初めての、相談サービスとなる。

高齢化社会の進展と長引く低金利などで、相続関連業務や資産運用相談ニーズは年々高まっているという。東日本大震災後に福島県外に避難した顧客も、各営業店で行っていた相続手続きの流れや必要書類などの説明を、インターネット経由で「いつでも」「どこでも」「気軽に」相談できるサービスを立ち上げるのが狙い。

インターネットで相続相談、福島の東邦銀行と東芝ソリューションが開始
相続相談サービス画面イメージ