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上杉鷹山の経営学―危機を乗り切るリーダーの条件  ○ 懐の深さを感じる良書

2012年07月06日 01時33分08秒 | 読書評
上杉鷹山の経営学―危機を乗り切るリーダーの条件 (PHP文庫)
童門 冬二
PHP研究所


上杉鷹山の経営学―危機を乗り切るリーダーの条件 を読みました。

名門上杉家へ養子として入り、藩主として改革を断行する決断と苦悩が描かれている。

リーダーの条件というサブタイトルのとおり、我慢強い冷静な対応と改革を
厳しい姿勢で断行する決断力に感銘します。

上杉家という格式の高い旧態を重んじる藩であるが、経済状態、領民の暮らし
は苦しく、人々の顔に覇気がない。藩が栄える為に領民から税を搾り取ればいい
という武士の考え方に対抗して領民を栄えさす為に政治を改革する。

旧態藩政の既得権益を握る重臣たちの反対勢力と対抗しながら、民主主義的
な理念を示しながら国策を断行していく姿、思考に奥深さと共感を覚える。

封建時代のこの時代に、民主主義的な柔軟な考え方をもち、下々が栄えないと
反映はないという考え方をもっているリーダーの存在は軌跡だと思う。

面白い良書だと思う。

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