『149』 モンブラン マイスターシュテュック 149 ninjaZX-RRさんのレビュー・評価

レビューアー
１年使用。毎日使用。太さＭ。ミステリーブラックのみ使用。

・見た目
大振りな万年筆。頭頂部にモンブランのアイコン（白い星型）。すっかりブランド化したモンブランだが、149自体は存在感抜群ながら静謐な印象。

・握り心地
Dr.グリップ、αゲルと同じぐらいの太さ。たしかに良い握り心地。

・書き味
力加えず鮮やかな筆記感を残す。加える力が少なくて済むためか、筆記量が多くとも疲れにくい。擬態語を使えば、ガリガリでもサラサラでもフワフワなく、適度にコリコリ。

・価格
最高峰の存在に、CPを議論しても…。しかしお高い。

※総評
　まぎれもない一生物の筆記具。のみならず「この149祖父から受け継いだものなんです。」という大切に使われている方もいらっしゃる。さてその現実は…。
　6mmのルーズリーフに太さがＭでは、漢字の筆記は困難。平仮名や、カタカナ、ラテン文字、キリル文字、数字などしか書けない。複写の時など、万年筆を受け付けずボールペンのみも局面も多い。
　大振りなので、持ち運びにも不便。重たいのでＹシャツの胸ポケット刺せば、ポケットがダブついてしまう机の上に置いておくのが理想。（又は万年筆ケースに入れ鞄に入れ、運ぶべきだろう）。私感だが、カッコよく、胸に149を刺しているのは、デパート等のモンブランコーナーの店員だけか？
　以上、完全な自己満足の逸品。個人的に買ってよかったと思う最大の使い方として、「ココ一発」というプレゼンの時などに、スーツの内ポケット等に突っ込み、「気合い」を高めている。笑