キヤノンは、インクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、A3ノビ対応のプロ向けモデル「PIXUS PRO-10/PRO-100」を11月上旬より発売する。価格はオープン。

同製品は、優れた色再現など豊かな表現力を備えた「PIXUS PRO-1」に続く、プロやハイアマチュア向けのインクジェットプリンタ。このたび10色の新インク(顔料インク9色とクロマオプティマイザー)を採用した「PIXUS PRO-10」と8色染料インクを採用した「PIXUS PRO-100」が加わることで、「PIXUS PRO」シリーズのラインアップが完成する。

PIXUS PRO-10

PIXUS PRO-100

「PIXUS PRO-10」は10色の新インクにより、色安定性に加え、上位機種の「PIXUS PRO-1」に匹敵する色域を実現。また、クロマオプティマイザーを採用することで、均一な光沢感を提供するとともに、表面に反射する光量を抑え、黒濃度が向上している。「PIXUS PRO-100」は8色の染料インクにより、広い色域と高発色、高光沢プリントを実現した。

新製品2機種はそれぞれ3色の黒系インクにより、暗部の色再現領域が従来機種に比べ拡大し、本格的なモノクロプリントに対応。さらに、適正なインクの組み合せと紙面へのインク滴の配置を選択する「OIG System(オーアイジーシステム)」を採用し、異なる写真用紙においても高画質写真プリントへの高いニーズに応えるという。

「OIG System」

さらに、プリンタドライバーの色調整機能として新たに「PROモード」を搭載し、撮影した画像をモニター上で色調整後、その画像の表示に近い印象で写真をプリント。これにより、色の再調整の負荷やプリントの刷り直しを低減する。

また、新たに用意したプラグインソフト「Print Studio Pro(プリントスタジオプロ)」は、各種画像処理ソフトと連携し、作品を素早く、思い通りにプリントすることができる。

プラグインソフトウエア「Print Studio Pro」