神奈川県の3市町村の茶葉から放射性物質
神奈川県南足柄市で採取した「足柄茶」の生葉から、国の暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題で、同県は13日、新たに小田原市、愛川町、清川村の茶葉からも規制値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。放射性ヨウ素は検出されなかった。県は同日、3市町村などに対し茶の出荷自粛を要請した。
同県によると、3市町村の茶葉からは1キログラム当たり670~780ベクレル(規制値は同500ベクレル)の放射性セシウムを検出。11日に南足柄市でセシウムを検出したことを受け、県内で茶を生産する同市以外の15市町村の茶葉を検査していた。
13日午前までに8市町村の検査を完了し、残る7市町の検査結果も13日中にまとめる方針。