「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【白血球分画=血液像検査で注意点確認】⇒好酸球の増加と好中球の減少。6/8(土)大阪ガレキ&被曝講演。

2013-05-15 14:09:57 | 福島第一原発と放射能

【5/26(日)放射能防御女子会 IN 三宿】

 13:10開場。13:30~16:30。「世田谷がやがや館」 世田谷区池尻2-3-11

 申込と詳細→ http://kokucheese.com/event/index/90304/ 

尚、キャンセルもこくちーずでお願いします。詳細は申込ページでご確認を。 

参加要件は、独身女性、お子さんのいない既婚女性限定です。「放射能防御プロジェクト女子会」に準じたものです。まだ母になっていない女性が、被曝の話を考える会です。

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 被曝に関して体調のことを考えて検査の重要性はみなさんに再三再四伝えている状態です。

甲状腺の検査は、甲状腺のエコーと血液検査になります。

このうち、エコーについて、お子さんが受診できないケースが多く、僕も大変に困惑しています。

首都圏で、普通にエコー対応ができる病院情報を、僕の方にお伝えください。

これは取りまとめて、お伝えできればと思いますが、多く情報が集まらないので、共有化するために協力をして下さい。 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

さて、「のう胞」「結節」について、再三話をしていますが、話すたびに認識が伝わらないので、僕も困惑しています。

「のう胞」は水ぶくれのようなもので、今までの甲状腺の医師の普通の感覚だと、大きく問題にする必要はありません。しかし、今回の被ばく状況で、本当にその想定で正しいのかどうかは、わからないというのが現実です。

まず相手側の基準として20ミリ以上は、要観察になりますから、その大きさのものは、細胞診も含めて、検査を求めるべきです。

大半の人は、こうした大きさの「のう胞」は抱えていません。しかし、数ミリ単位でも変形化していたり、歪に歪んでいたり、またそれなりの大きさでのう胞が個別に、一定数ある状態の場合、注意をして、半年に一回はチェックして、変化がないかを確認する作業は必要だろうと思います。ただし、「のう胞」で、なんでもかんでも細胞診を求めるのは、それほど有益でないと思います。

「結節」と診断されれば、事はさらに明確です。「結節」の場合、良性となるのか、悪性となるのかは、判断は難しいですが、可能性はどちらもあります。五ミリ以上の「結節」の場合、福島でも要経過観察になる対象ですから、細胞診で確認したいと主張すべきだろうと思います。これも、それより小さい「結節」の場合は、さらに確認を続けるしかありませんし、場合によっては三か月スパンでのエコー確認も必要かもしれません。最低、半年スパンだと思います。結節の状態がいびつになっていないか確認も大切です。

「甲状腺腫」「腫瘤」「しこり」などの表現を医師が使っていた場合、その状態が「結節」なのか「のう胞」なのか、グレーゾーンなのか、きちんと確認を続ける作業をしていただきたいと思います。医師が隠ぺいしているというよりも、本当に診断がきちんとつく医師なのかどうなのかということです。

僕は医師に相談したらなんとかなるなどと、考えたことはありません。少なくとも、医師が解決できることは少ないですし、しかも解決できる力のある医師もそもそも少数です。

元々あなたの健康も命も、自分で防御せねばなりません。

その医師がどのレベルなのかを識別するのが、みなさんに求められているということだと思います。

それは、その医師と声高にやりとりをする話ではありません。なにをしているのか確認して、こっちで判断して、次に進むだけです。その現場で医師とやりあう必要は何にもありません。医師とは落ち着いて話し、得られるものがない人や、能力不足が分ったら、変えればよいのです。変える決定権は患者にありますから。

「チェルノブイリに行った」医師の中でも、いろんな人がいます。チェルノブイリを踏まえて、今回対応できている人もいれば、そうでない医師もいます。そもそもチェルノブイリの経験が肩書や政治的な運動体繋がりで必要なので行っただけの人も多いです。肩書に騙されてはならないのは、推進側や権威側ばかりではありません。一見、こちら側と見える方たちこそ、問題が多い場合があります。

甲状腺の血液検査は所定のモノをやって下さい。

さらに可能なら「抗サイログロブリン抗体」を追加して確認してみて下さい。何かの指標となる可能性もあります。

そして、一般の血液検査です。通常の血液検査で白血球の増減、貧血の有無などは確認して下さい。

まず、これが大切です。必ず追加として、白血球の分画=血液像の確認はして下さい。

好中球の減少はメルクマールになる可能性があります。首都圏で多く発生していて、ここがまず肝です。

また、好酸球の増加も気にしたほうが良いです。これは僕の血液像で、ここだけ、異常があったことでわかりました。

 東京の被曝対応の医師と話し、ついでに僕の血液検査、血液像(白血球の分画)の数値の話しました。好酸球が8.7で個数的に530位でやや多かったです。正常の範囲より少し多い。そうするとこうした反応が彼から、ふつうに返ってきています。

「昔の教科書は好酸球が放射線の影響で増えると普通に書かれていますよ。医者は好酸球増加はアレルギーとしか考えないけれども、心配する程ではないが被曝の影響は否定できないです。」と。

 

 実は山下俊一氏の過去の文章にさえ、こうした記述があります。山下氏の現在のスタンスを踏まえて、この文意を再度確認してみて下さい。

放射性降下物の内部被ばく影響を受けているチェルノブイリ周辺の一般住民では、血液疾患の頻度は放射線との因果関係は実証しにくい現状である。現地では貧血や好酸球増加が多く見られ、免疫不全を示唆するデータの報告もあるが、いずれも放射線に起因する確かな証拠は無い。

 

  なお、好中球にしろ、好酸球にしろ、パーセントだけでなく、実際の個数の増減を、さらに確認して下さい。白血球の総数から、何パーセントあるかという事なので、実際の個数は簡単に分かりますから。個数の増減の感覚が大切だそうです。

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 大阪はガレキ焼却が続いていて、僕は警戒して、大阪府内は、新幹線の通過と、車両の通過以外は、足を踏み入れていません。心配し過ぎといわれても、僕が心配していないと、心配する人が少ない現実には、対抗できません。しかし、今回大阪市内で講演を開催することにしました。これは、5/25から6/13迄、舞洲の焼却が完全にストップするため、焼却がとまってから二週間が経過し、梅雨の時期が近いため、降雨もあると想定されるため、影響が少ないと判断して開催します。

 大阪のガレキによる健康被害をはじめとして、ガレキと放射能に関して、話すことに致します。

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【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】

 「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」 

橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。 

大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは? 


日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定 
会場:天王寺区民センター ホール 

申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/


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残席わずか【 5/25(土)木下黄太と話す被曝問題】

 

13:10開場。13:30~16:30。「太子堂区民センター」 世田谷区太子堂1-14-20、三軒茶屋駅至近

 

申込と詳細→http://kokucheese.com/event/index/90388/

 

被曝問題に関心のある方ならば、どなたでもご参加ください。過去に二回開催した女子会と同じく、人数を限定して参加者と徹底して対話する場に致します。こちらは参加要件はありません。

 


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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒

 

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。

 

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

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 また、富山の看板がやられました。今回はスプレーの落書きだけです。ただし、執拗です。もう、三回目ですから。常軌を逸していますし、経済的な依頼があるのでしょう。


《5/14にまたもや深夜に看板破壊 負けません富山池多の3回目看板破壊---報告
5月14日(火)深夜AM1時15分ごろ、北押川交差点に設置してある看板のところで音がしているのに気づいた住民が起きて家の外を覗きました。暗闇を逃げる人と車が見えたそうです。
今回は、前の2回と違って、スプレー汚しが中心です。
少し叩いた程度なので音はして凹んだが、住民との関係で何度も叩けなかったため、前回の様な大きな穴を開けられませんでした。
5月12日看板再建している時にわかったのですが、この日、午前11時に黒いワンボックスカーが最終処分場近くに行き、Uターン。「非国民・・・」とか怒鳴って走り去ったそうです。看板破壊の犯人との関連は不明ですが、住民意思を曲げない池多住民を敵視する、右翼ごろつきが動いている事を示しています。
昼には、汚された看板の洗浄を行って、今は元気に交差点に立っています。

看板破壊者の住民への恐怖心がスプレー汚し程度に示されています。
「池多の未来を守る会」より「心配されているみなさんへ、頑張りますのでご安心下さい」とのことです。
看板へのカンパも募っています。》

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コメント

1.高志

2.
各地で瓦礫問題は継続していますが急ぎ報告です。

昨年の瓦礫問題で名前が挙がった大分県津久見市の太平洋セメントが福島県の火力発電所の「石炭灰」を受け入れる旨、報道されています。
大分県は「安全を確認した」「受け入れ後は空間線量を測る」と瓦礫問題の時と何ら変わらず。
今月末から来年3月まで2万トン受け入れ。
地元説明会は私が知りうる限り一切なし。 
立場上、リアルに動けないのが辛いです。

 


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