日頃交流のある他の自治体の議員の方々と、永平寺中学校に伺いました。昨年度は、280名の視察があったそうです。(校長先生にお話しを伺い、校内の案内をして頂きました)
すれ違う生徒みんなが、しっかりと目と目を合わせて、「こんにちは」と言ってくれる姿は気持ちよかったです。
■ 子供たち自らが、「黙想」を心地よく感じ、先生もともに心地よさを共有していた
(そこには、先生の上から目線での強制はない)
どんなスパルタ教育がされているのかと思えば、そうではなく、「礼にはじまり、礼に終わる」という日本武道の考え方が入っており、「黙想」などが授業開始前や掃除前などの節目節目にいれられており、その「黙想」を生徒たちが「心地よい」と感じて継続していることです。
この黙想は、30年前に始まり、強制で行われているのであれば、こんなに長くは続かず、黙想することで気持ちが落ち着き、自ら考える時間としていることを感じました。
■無言清掃・・・15分間、全校生徒が無言で掃除。
どこを見てもとても掃除が行き届いており、驚きました。
そして、その掃除風景を見せて頂きました。そして、先生も一緒に子供たちと同じ目線で、清掃をされていました。
掃除前の「黙想」
一斉に「無言清掃」
終わったら「黙想」・・・反省したり、よかったことを考えたり
■ そのほかにも「校門前で礼(頭をさげる)」ことが、当たり前にされているそうです。
■場所を教育委員会に移動し、教育長の話を伺いました。
「学習という面で、特別のことをしているわけではない」と、校長先生も教育長も口を揃えて言われました。集中してやることの大切さや、一生懸命やることの達成感を子供たちは知っているのだと。
■途中で、町長も来てくださって話しを伺いました。
永平寺町には、愛西市議会広報特別委員会で「議会広報」について視察に伺ったことがあり、当時、町長は議員でしたので、熱心に議会改革についても、語ってくださいました。
・ 永平寺町は、「給食代無料」。そして「まちづくり会社」
国の交付金事業など、工夫して財源が得られるよう知恵をしぼり、年間9千万円の財源を確保に努力していること。また、「まちづくり会社」の設立を、商工会や大学、銀行などに、まずは採算があう事業ができるよう、はじめる前に知恵を絞ってもらっていることなどの話しも聞けました。職員がしたことのない仕事が、このまちの役場の中でははじまっており、町長自らが関わり、努力していることがよくわかりました。
● まずは、大人から・・・先生から挨拶を!
永平寺のマネを、形だけしてもうまくはいきません。
まずは、大人や先生たちが、子供たちと同じ目線になり、挨拶したりお礼を言ったりすることが大切です。