原発が爆発した時、救援に来てくれた米軍は一時 「80km避難した」福島原発から半径80'kmの円を描くと、いわき市だけでなく、福島市、郡山市など人口の多い都市が入ってしまう。だから 国は自己都合で 30'kmの円を引いたとしか思えない。
ここが人口の少ない地域だったら 80'kmの円を引いたに違いない。風向きの変化で近くても汚染の小さな地域もあり、遠くてもひどい所もある。でも、地図で汚染のひどい地域を見ると ほぼ半径 80'kmの範囲内となっている。米軍の判断は正しかったのだ。
しかし、この国はなんだ。半径 80'kmの人たちは多すぎて避難させる事は出来ない。無理だし、自分たちの仕事が大変になる。判断の基準がおかしいのではないですか? 「避難して。」「窓を閉めて外出しないで。」だって? 放射性のガスだよ。「しばらく息をしないで暮らしてね。」と言うの忘れてないのか。風下に向かって逃げてしまった人たちもいた。(β核種だけでなく α核種を吸いこんで被曝したのではないかと心配) 放射性物質が大量に放出された事さえ隠していたではないか。 この本を読んでいるのか、政府の要人職員は。
国は汚染について「チェルノブイリ事故」の時に強制移住させられた地域と同等、それ以上の汚染がある地域にそのまま居住させている。「大丈夫」だと言って。自分で移住する者には、援助はしない。そのまま住み続ける者たちにも、十分な支援をしていない。支援で使われるはずの税金が、関係の無い別の事に使われていた。そんなに余裕ですか? いろんな団体に、みんなで寄付したお金も、どんな使われ方しているか知れたものではない。
汚染された土地に住む人は、被曝の危険が高い。それだけではない、そこで生活すると言う事は、農作物、水産物など生産して生きて行かなくてはならない人がいる。流通は早くなっている。遠くまで移動する。だから、被曝はそこに住んでいる人だけでなく、広い範囲に及ぶという事だ。
福島原発では放射能汚染水が地下水に、海に漏れている。原発の建屋の分厚いコンクリートの床を溶かして、抜けて、地下に放射性物質が出てしまっているのだろう。地下水が高濃度で汚染されている理由は? 専門家は本当の事がわかっているはずだ。でも、口に出せない。政府は「確認するまでは認めない。」そのような考え方なのだ。
この本を全て読んだけど、正直苦しかった。でも、被災者のこの悲しみと、苦しみ、その実情は知らなくてはならない。今は、マスコミは「放射能汚染」の情報を流さなくなった。アベノミックスの経済政策にマイナスの事を「自主規制」してるのか? 政府に脅されているのか? オリンピック開催にマイナスの事は都合が悪いから? そんなの、おかしくない?
この国は、国民に「義務」の履行を強要し、できない者を脅す。なのに、今回のように庶民が多大な被害を負っても、救ってくれない。そして、庶民に対する情報を操作する。
ただ、東電だけが危機的状況である事を発信している。
インターネットでは食品の汚染が公表されている。
放射線障害でなる病気で、国際的に認められているのは、放射性ヨウ素による「甲状腺癌」だけだ。それ以外は認めていない。IAEAという機関があるが「核」の利権を握っている。自分たちの仕事に不都合な事を暴露するはずがない。
「心臓病」「白血病」「白内障」その他の「癌」・・・放射線によると思われる病があるが「因果関係」が確定できない。だから、病を発症する人がいても、その全ては今回の原発事故とは関係ないと言い張ればいい。因果関係を証明することなんてできるわけないのだから、無視しておけ! と言うのが政府の態度なのです。
チェルノブイリ事故の影響と住民の病気との因果関係が明確にグラフに現れ始めたのは、事故から 4年目からで、その後急速に増えたことが読み取れる。 誰にも否定できないグラフが描かれたのは10年後だった。 10年も経てば統計的にも無視できなくなるが、それでも認めようとはしないはずです。
この本に出てくる人たちの現実は無視され、なかった事にされようとしている。この本は、全ての人に読んでほしい。議員や役人は全員、当然読むべきだ。自費で買って読むべきだ。
これが ベストセラー、ロングセラーにならなければおかしい。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥880¥880 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥880¥880 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥267 6月3日-5日にお届け
発送元: 写楽堂古書店 日曜定休日 販売者: 写楽堂古書店 日曜定休日
¥1¥1 税込
配送料 ¥267 6月3日-5日にお届け
発送元: 写楽堂古書店 日曜定休日
販売者: 写楽堂古書店 日曜定休日
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
これでも罪を問えないのですか! (福島原発告訴団50人の陳述書) 単行本(ソフトカバー) – 2013/9/14
福島原発告訴団
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥880","priceAmount":880.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"880","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"vizhr%2BC2IPSp756xtZCVUKZbCCI3dwlA1B02y3fL9P4yn9XxrJ8HoSR7IetQMgSX7eqH%2BJEFJPag9QXuiCi06D752F536D7vG2sSQ7SWBKwed1HZAUsucuFP5HPJy7%2FO7e5i5S3tEkA%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"vizhr%2BC2IPSp756xtZCVUKZbCCI3dwlABqYOPYtRwyQzIuJ9eG4Q58Nmb0ig0JANO7RCjoqPdYkuOB0Qaha717s2uQrAVcjWtgpuwVFmSyO0McULCza9Vs5YbWgzV4sIFs9IQbPRa4Cl0kXDDM88V6duzj2XF4N%2BS1bQA7FC6xr5dIlFoO2CJL4GOHI3yaih","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
約7000通の陳述書の中から、50通を抜粋!
告訴団の生の声が! ツイッターでも話題に!
「お医者様はレントゲンを見て泣いたそうです」
「3歳の娘が寝ていた枕元、毎時0.6マイクロシーベルト。その線量の値を目にして涙が溢れました」
「第一原子力発電所で働く息子は、10歳の娘が成人する頃までは生きられるだろうと言って出掛けていきます」
「ガイガーカウンターの測定数値が100マイクロシーベルトを超えたとき、家族にその数値は伝えることができなかった」
“これは、「お願い」ではなく「要求」である。"
落合恵子さん「まえがき」より
告訴団の生の声が! ツイッターでも話題に!
「お医者様はレントゲンを見て泣いたそうです」
「3歳の娘が寝ていた枕元、毎時0.6マイクロシーベルト。その線量の値を目にして涙が溢れました」
「第一原子力発電所で働く息子は、10歳の娘が成人する頃までは生きられるだろうと言って出掛けていきます」
「ガイガーカウンターの測定数値が100マイクロシーベルトを超えたとき、家族にその数値は伝えることができなかった」
“これは、「お願い」ではなく「要求」である。"
落合恵子さん「まえがき」より
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社金曜日
- 発売日2013/9/14
- ISBN-104906605915
- ISBN-13978-4906605910
商品の説明
出版社からのコメント
史上最大の企業犯罪「福島原発事故」。
福島原発告訴団は2012年6月、東京電力の幹部や国の関係者ら33人の刑事責任を問う告訴・告発状を、福島地方検察庁に提出しました。
原発事故で直接の被害を受けた「告訴人」として、告訴・告発状に名を連ねた福島県民の数は、県外に避難中の人も含め、1324人。史上最大規模の刑事告訴です。
加えて第二告訴は全国に拡がり、合わせて14716人が告訴・告発人となりました。
本書は、告訴・告発状に添えられて福島地検に提出された陳述書の中から50通を抜粋した正真正銘の「告発の書」です。
福島原発告訴団は2012年6月、東京電力の幹部や国の関係者ら33人の刑事責任を問う告訴・告発状を、福島地方検察庁に提出しました。
原発事故で直接の被害を受けた「告訴人」として、告訴・告発状に名を連ねた福島県民の数は、県外に避難中の人も含め、1324人。史上最大規模の刑事告訴です。
加えて第二告訴は全国に拡がり、合わせて14716人が告訴・告発人となりました。
本書は、告訴・告発状に添えられて福島地検に提出された陳述書の中から50通を抜粋した正真正銘の「告発の書」です。
登録情報
- 出版社 : 金曜日 (2013/9/14)
- 発売日 : 2013/9/14
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 128ページ
- ISBN-10 : 4906605915
- ISBN-13 : 978-4906605910
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,256,559位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 148,646位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の市民が 名前を出すことさえはばかるような人が この裁判という大きなうねりに身を置かざるを得なかった現実。そのために身を粉にして働かれる弁護士さんをはじめ支援者の皆様。頭が下がります。せめて福島県の半分の人が名前を連ねてほしいです。そしていつか離れている私たちにも身近な問題に
なるのではという恐れがぬぐえません。 それにしても訴えられている人々、会社も、公も 自分の事としては 考えられないほど心が冷たくなっているんだなとかわいそうになりました。思い切って謝罪し、一緒に解決策を考えていく関係になればどんなにいいだろうと。
なるのではという恐れがぬぐえません。 それにしても訴えられている人々、会社も、公も 自分の事としては 考えられないほど心が冷たくなっているんだなとかわいそうになりました。思い切って謝罪し、一緒に解決策を考えていく関係になればどんなにいいだろうと。
2013年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発の事故により生活基盤を奪われた被害者たちのやりきれない思いがひしひしと伝わってくる。
これは、福島に住んでいた人たちだけの問題ではないのだが、
とりあえず直接被害を受けた人たちが中心になって立ち上がり、訴えている。
健康な者にとっても過酷な事態なのに、小さな子どもや高齢者、病弱者、障害者たちの直面した
避難生活の困難と理不尽さについても問題にされており、考えさせられる。
こうした陳述書を公刊されたことの勇気と尽力には敬意を表したい。
それにしても、これまで原発を推進してきた責任者である東京電力と政府の「嘘」にまみれた対応は、
なんと生活者の現実や痛みとかけ離れた、無責任なものだろう。
(なんのためのアベノミクスか? 東京五輪オモテナシか?)
この距離がとんでもなく遠いことに怒りを感じる。
この告訴を「不起訴」処分にした東京地検も同罪だ。
しかしこれで終わりではない。
無力感に負けず、どこまでも追及していく姿勢を失わないことだ。
これは、福島に住んでいた人たちだけの問題ではないのだが、
とりあえず直接被害を受けた人たちが中心になって立ち上がり、訴えている。
健康な者にとっても過酷な事態なのに、小さな子どもや高齢者、病弱者、障害者たちの直面した
避難生活の困難と理不尽さについても問題にされており、考えさせられる。
こうした陳述書を公刊されたことの勇気と尽力には敬意を表したい。
それにしても、これまで原発を推進してきた責任者である東京電力と政府の「嘘」にまみれた対応は、
なんと生活者の現実や痛みとかけ離れた、無責任なものだろう。
(なんのためのアベノミクスか? 東京五輪オモテナシか?)
この距離がとんでもなく遠いことに怒りを感じる。
この告訴を「不起訴」処分にした東京地検も同罪だ。
しかしこれで終わりではない。
無力感に負けず、どこまでも追及していく姿勢を失わないことだ。
2013年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の住む地域には原発はなく、また、福島からも遠いので、ややもすると
他人事のように捉えてしまう。しかし、福島では普通に生活する生活権が侵さ
れている。東電・原発建設を推進してきた自民党政権の責任は大きく、決して
許されるものではない。しかし、今は責任の所在をどうのこうのということ
より、苦しんでいる人や危険の中で生活している人を国策として救っていか
なければならないと思う。
本書の陳述書を読めば、当地の厳しくひどい現実が痛いほど伝わってくる。
中には、小学生が書いた悲痛な訴えも含まれている。何の責任もない子どもに
つらい思いをさせてはいけない。
他人事のように捉えてしまう。しかし、福島では普通に生活する生活権が侵さ
れている。東電・原発建設を推進してきた自民党政権の責任は大きく、決して
許されるものではない。しかし、今は責任の所在をどうのこうのということ
より、苦しんでいる人や危険の中で生活している人を国策として救っていか
なければならないと思う。
本書の陳述書を読めば、当地の厳しくひどい現実が痛いほど伝わってくる。
中には、小学生が書いた悲痛な訴えも含まれている。何の責任もない子どもに
つらい思いをさせてはいけない。
2015年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マスコミは、ほんとうにマスゴミです。
報道する信念もなんもない。
この本に書かれている声を拾ってほしい。
報道する信念もなんもない。
この本に書かれている声を拾ってほしい。
2013年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発は安全だと言う人、放射能と健康被害との因果関係は証明されていないと言う人、そして何よりも経済発展のためには原発がなくてはならないと一度でも口にしたことがある人はしっかりとこの現実を知って欲しい。 私たち日本人が、何を犠牲にして「日本を取り戻す」などと声高に叫んでいるのか…この福島の告訴団の声を無視したままで…。 この国はこのまま、何を失って誰を犠牲にしてゆくのだろう?国土を荒廃させて住めない土地を増やし、命を犠牲にし、それでも発展と言えるのだろうか? これは「美しい国」などもはや幻想に過ぎないと知る悲惨な現状ではないか。 次に踏みにじられ見捨てられるのは、私かも知れない…。
2013年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
JR西日本の福知山線事故の運転手は業務上過失致死罪,京都府の屋台のオジサンも業務上過失致死罪,これらの当事者は当然の事,自らを危険にさらして事故を起こそうとした訳ではない。
しかし,福一の原発事故が,福島地検に告発されたにもかかわらず,東京地検で不起訴処分。
そうした福島の皆さんの気持ちを思うと,「カンパ」の意味で2冊を購入してしまいました。
是非,福島の方々の気持ちを考え,支援して上げてください。
しかし,福一の原発事故が,福島地検に告発されたにもかかわらず,東京地検で不起訴処分。
そうした福島の皆さんの気持ちを思うと,「カンパ」の意味で2冊を購入してしまいました。
是非,福島の方々の気持ちを考え,支援して上げてください。
2013年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「戦争と原発事故。この二つにより、私は二度棄民にされたと思っております」(71歳、女性)。
隣国を植民地にし、占領し、戦争を拡大し、兵隊と国民の命を犠牲にしつくしても、敗戦後に加害の戦争責任をあいまいにした日本。戦後66年経って起きた人災としての原発事故。再びその責任をあいまいにして葬り去ろうとする日本。再び棄民にされてたまるかと、本書で福島地検に原発事故の責任者を告訴した、原発を立地しなかった浪江町から避難せざるを得なかった告訴人の一人が訴えることばが読者に投げかける問いは重い。
もう加害者であり続けることは止めなければいけない時に来ている。
隣国を植民地にし、占領し、戦争を拡大し、兵隊と国民の命を犠牲にしつくしても、敗戦後に加害の戦争責任をあいまいにした日本。戦後66年経って起きた人災としての原発事故。再びその責任をあいまいにして葬り去ろうとする日本。再び棄民にされてたまるかと、本書で福島地検に原発事故の責任者を告訴した、原発を立地しなかった浪江町から避難せざるを得なかった告訴人の一人が訴えることばが読者に投げかける問いは重い。
もう加害者であり続けることは止めなければいけない時に来ている。