原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

「自分を忘れたとき、本当の自分を発見する。 本当の自分を表現するとき、自分はいなくなる」

2016-08-20 | 身体/ダンスから学ぶこと



「自分を忘れたとき、本当の自分を発見する。
本当の自分を表現するとき、自分はいなくなる」
ヴィクトール・フランクル


ときにはごはんをきちんと噛み締め、
口の中で味わってみる。

噛んだそれが喉を通って胃の腑に落ちていく感じを
味わってみる。

地味だが滋味溢れるもの。
白米でなくてもいい、玄米でもなんでも。


東京で20年行っている
ダンスセラピーのWSは、
気がつけばそんな感じのことを静かに行なう場になっている。


来る人は、それぞれの生活や仕事や
ときに出現する症状や、最近起きた出来事や
長年抱えてきたものを
身体のうちに携えてやってくる。


多くの場合、意識に上って来るのは
身体よりも
身のうちに携えているもののことである。


しかし、「身体」は毎日食べる米のようなものだ。
無意識に、無自覚に、当たり前のこととして
認識されている。


そこにフォーカスしてみることで
身体への感じ方が少し、変わる。


最初は自分では気づかないことが多い。
何度か繰り返すうちに、あれ?と思う。
そういう変化の仕方が
最も好ましいと思う。


ブレイクスルータイプのWSでは
そのときは気持ちが高揚して
突破できたような気持ちになるが
そういうときには必ず揺り戻しがくる。
変化したつもりが、一時の気分の上下にしか過ぎなく
反動がよりひどくなることもある。
下手をすると、発病を促すこともある。


立つ、歩く、重心を感じる、という
ベーシックなところからほんの少し重心を移動したり
重力に任せてみたり、
という極めて些細な行為から
身体は息を吹き返してくる。

ここに理屈はいらない。

そしてこういうわずかな動きから
踊りの芽は吹き出してくるし
世界の出来事に翻弄されている心身が
落ち着きを取り戻してくる。
しっかりと重さを持った身体になる。

これが今後、本当に大事なことになると断言します。


世界がどう動いていこうとも、
厳しい現実があっても
自らの重み(=という存在)を確かめ、感じ続けるという覚悟、
そして柔軟に対応していくということが
生きて生き延びて行く決意、なのであると思っています。

とにかくやり続けること。

自分の踊りを自らのうちに見いだすために。

踊りたい方はどうぞいらしてください。

そしてねばり強くやり続けてください。


*********************

今月は8/28(日)に行います。
来月は9/10(土)です。

初めての方も歓迎です。

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