社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



MOVIX京都で「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」を見る。



2009年に行われた「歌舞伎座さよなら公演」を撮影したもの。

シネマ歌舞伎『女殺油地獄』予告編


片岡仁左衛門が当たり役の河内屋与兵衛。

仁左衛門主演の舞台を見るのは南座の「ハムレット」以来。

店の金を持ち出して女遊びに興じる与兵衛。
金の無心を断られて家族に暴力をふるう与兵衛。

身勝手な放蕩息子の無責任さがにじみ出ています。

それでも品性を感じさせるのが仁左衛門のダンディな魅力。
どこか憎みきれないキャラです。

与兵衛を勘当しながらも、子への愛を捨てきれない両親。

借金に追い詰められて、
知人の豊嶋屋お吉に借金を申し込むも断られ、
お吉殺しを決意するところから与兵衛の表情は一変。

油まみれになっての立ち回りは、
壮絶な殺人の場面でありながらも滑稽さが醸し出されています。

与兵衛の愚かさが生んだ悲劇であることを示すかのように。

与兵衛が金を奪って逃げるところで終わりなのですが、
与兵衛の破滅という点で主題は完結しています。

機会があれば舞台公演を見たいものです。



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