「Googleマップ」がアップデート、レーン案内実装やUber統合 カーナビを超える日も近い

Googleマップ

アプリ「Googleマップ」(Android/iOS)が6日、アップデートされた。

本アップデートでは複数の機能追加・改善が実施されているが、特に注目すべきものはレーン案内の実装とUber統合の2つだろう。

レーン案内の実装

まず、カーナビ機能に交差点などにおけるレーン案内が実装され、スムーズな車線変更を補助するようになった。レーン案内は、従来の車載カーナビに搭載されている非常に便利な機能のひとつで、車線が多い道路や高速道路を走行する際にドライバーの判断を助けてくれるもの。

Googleマップ レーン案内

これまでGoogleマップをカーナビとして利用する場合に必要な機能として要望が多かったレーン案内機能の登場によって、Googleマップが車載カーナビの代用品以上の存在になってしまう時代が近づいてきている感がある。レーン案内は、アメリカに加えてカナダと日本の一部でも利用できる。

加えて、メニューの変更がなされ、画面下部の表示も詳細化した。また、メニューから代替ルートへの切り替えが可能になり、交通状況の表示切り替えもできるようになった。

Uber統合

驚きなのは、日本でも正式にサービスインした高級タクシー配車サービスUberとの統合がなされたこと。Uberは、Googleが出資している企業。だからこその特別待遇なのだろうか。

Googleマップ  Uber

ナビ機能で出発地と目的地を入力し、徒歩を選択すると、ルート表示の最下部にUberを利用した場合の所要時間が表示される。それをタップすれば、Uberアプリが起動し、すぐにタクシーを呼ぶことができる。

日本語には対応しているものの、まだ日本での利用はできないようだ(米国では利用可能)。すでにUberのサービスは東京の都心部で利用できるようになっているため、GoogleマップからUberアプリを立ち上げることが東京でも可能になる日は遠くないものと思われる。

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その他のアップデート内容

その他、検索・保存した店などを「クチコミを書いてみよう」リストとして一覧表示できるようになった。また、飲食店などの検索結果にフィルターをかけて絞り込むことができるようになり、食べログやYelpなどに対する競争力を増した。

さらに、オフライン地図機能がより使いやすくなった。ただし、残念ながら相変わらず日本では利用できない。