先週まで、春らしくなってきたと思えば、冬の逆戻りです。
昨年、ドカ雪が降ったのもちょうどこの時期だから、春はまだ先のようですね。
さて、この寒さ、この雪で腰に負担かけっぱなしの放置で、悲鳴を上げている方が多くみられます。
その多くの方が、“筋肉が縮んだまま固まっていること”です。
特に腰痛に悩まされてる方に多いのが“大腰筋”が緊張しています。
この大腰筋という筋肉は背骨から骨盤のなかを通って、大腿骨(太もも)までくっついています。
大腰筋は、骨盤を安定させたり、背骨を支えたり、姿勢を維持するのにとっても大切な役割をになっています。
特に筋肉が少ない女性の腰痛は、この大腰筋が弱っていたりうまく使えていないことが原因で起こっていることも多いです。
日頃の生活で、こんなこと感じていませんか?
・上向き(仰向け)になって寝ていると、腰が浮いた感じがして落ち着かない、もしくは、タオルやクッションを入れたくなる。
・また、寝るときは、横向きや股関節を曲げると身体が楽になる。
・朝起きた時に、常に腰に痛みがある。
・イスに長時間座っていると、腰が伸びにくく、背筋を伸ばして立つ・座るのがツラい。
・長時間立っていると、腰が痛くなり、中腰になると、腰が痛くなる。
・下腹が出ている、お尻が垂れている。
少しでも、思い当たることがあれば、少なからず大腰筋は弱っていたり、緊張しています。
また、ぎっくり腰にも注意が必要です。昔から「魔女の一撃」とも呼ばれている急性腰痛症であるぎっくり腰の激痛にも見舞われます。
ぎっくり腰は、疲れている時ほど、姿勢が維持できず体はゆがみ、普段の腰椎(腰の骨)のひずみが背骨全体のよじれに押し出されるように大きく腰椎がズレて急性腰痛症の激痛に襲われてしまうのです。
大腰筋は体を支えている役目を果たしている筋肉の中ではかなり重要であり、大腰筋の拘縮と筋力低下により、上半身を支えることが困難になり、さらに腰椎がゆがんでしまうのです。
もし、ぎっくり腰になってしまった時のご自分でできる対処方法のひとつとして、一番苦痛を感じない姿勢、楽な姿勢で安静にしておくのが良いのですが、、腹部をホッカイロやを温タオル等で温めてみて下さい。
腰の痛みを感じている側の腹部を温めて横になっているうちに、軽度の急性腰痛症であれば大腰筋の緊張が緩んで腰が楽になることがあります。
ぎっくり腰と言うと、どうしても腰に目が行きがちですが、ぎっくり腰でもなくても、腰に違和感を感じてるときは、“大腰筋”を疑ってみてください。
腰痛の人は、この大腰筋が使えていないことが多いのでぜひ、大腰筋を意識してください。
おへその外側を軽く自分でマッサージしてあげたり、上向きに寝て両手を頭上に挙げて、バンザイしてあげたりなど、いろいろありますが、意識してストレッチをしてあげましょう。