国母和宏 | 徳本一善オフィシャルブログ「-ICHIZEN-」by Ameba

国母和宏

久々に過激になりますが書こうと思います。


私は今回のことについては、憤りを感じています。


国母君は数回会ったことがあります。オークリーのイベントで紹介されました。


そのとき彼はまだ16歳で純粋無垢な少年でした。


スノーボード界では未来のスター選手だということを聞いていました。


そんな彼が、今回服装のことで必要以上のバッシングを受けています。


服装が乱れていたならば正せばいいだけの話ではないでしょうか?


しかもスノーボードの選手はみんなあんな感じのいけいけスタイルです。


ただ今回は正装だから良くなかったというだけ。


それを彼に言えばわかる話です。


オリンピック選手だろうが政治家だろうがちょっとした間違いは起こします。(人なんでんですから)


それを正していくことで成長するし、人とコミュニケーションする中でいろんなことを学んでいくのです。


またそういうことが大きな間違いを減らすことなんだと思います。


しかし今回私とすれば、正せばいいだけの話をなぜこんな大きくするということです。(マスコミ・・・・)


世間の人はいろいろな考え方はあると思います。あって当然のことです。


だからといって一番教育しないといけない立場の連盟が一緒になって彼を非難してどうするのかと。ここが許せません。


しかもメインのオリンピックで全力でサポートすることが先決です。


私なら謝罪会見は連盟のみで行い、競技が終わってから彼が謝罪すればいいだけの話だと思います。


私が連盟のトップなら今回の件はすべて連盟に責任があるといいます。彼をそこまで教育できなかったことが原因だといいます。


それを踏まえて上で本人には、時と場合だけは自分でけじめのつけるようになってほしいと伝えます。競技に集中して頑張れと。それだけです。


私にも似たような経験があります。金髪にサングラスして箱根を走った時、すごく非難を受けました。大学からもかなり批判の電話がきたみたいです。


今回東海大は遺憾と表明しました。(悲しいことです)


しかし法政大学は違いました。大学側が謝罪し、こういうことがあったという事実だけ僕に伝えてくれました。


また陸上部の部長は「認めてもらえるよう努力しろ、それだけの覚悟で行動したことに責任を取れ」と言われました。一度も非難されませんでした。


その時に感じたことがあります。「自分がやったことで多くの人に迷惑をかけるんだな」とそれでも自分をかばってくれる大人が世の中にはいるんだと思いました。(世の中捨てたものではありません)


だからこそ、一生懸命頑張ったし、認めてもらえるように努力しました。


しかしそのかばってあげられる人達が一緒になって彼を非難するだけでは、彼は人を信じられなくなると思います。


私があの時同じようなことをされていたら人なんて信じない人間になっていたでしょうね。


一番きついときにかばってくれる人がいるだけで力になります。だからこそ感謝し成長していくんです。


連盟には自分たちを守るのではなく、選手を守ってほしいものです。


マスコミも彼がメダルを取れば称賛の記事に変えてくれることでしょう。国母くん頑張れ!