株式会社リトルグローブです!
暑い夏。せっかくの暑い夏なので、夏にぴったりの映画をご紹介したいと思います!
プロヴァンス物語/マルセルの夏 |
「愛と宿命の泉」の原作者としても知られる作家M・パニョルの少年時代のエピソードを詩情豊かに描いた作品。
あらすじ
南仏、オーバーニュ。厳格で頼もしい父と、優しく美しい母の間にマルセルは産まれた。やがてマルセルが成長し9歳になった夏、弟を加えたマルセル一家と叔父夫婦はバカンスのため、プロヴァンスの小高い丘にやってきた。それは彼の生涯の中でも、もっとも美しい思い出のひとつだった……。
冒頭の語りから、描かれるこの夏の素晴らしさへの期待で映画にどんどん引き込まれてしまいました!
マルセル少年が初めて過ごすプロヴァンスでの夏の休暇。
大好きな父親を誇らしく思ったり、恥ずかしく思ったり、誰もが少しは持っている記憶を心地よく刺激してくれます。
母や父が大好きなことがよく分かるそれぞれへのイメージの表現の仕方とか、叔母や叔父への気持ちなどが真っ直ぐで分かりやすくて好きです。
特に大事件が起きたりする映画ではないのですが、バカンス先で出会った少年との友情とか、狩りでの父親の扱いへ対する苛立ちや喜びなど一つ一つの事に対する思いや行動が少年らしい瑞々しさで一杯で、見ているこっちまでその場にいるような幸せな気持ちになれました。
こんな時代だから、こういう映画をみんなで見た方が良いと思います。
とてもあたたかく、また悲しく、さびしく、楽しく、うれしい、感情を豊かにさせると思うし、なにより家族や人々との交流を大事にできるようになるのではないかなあ・・と株式会社リトルグローブはおもいます。