のびのび

日々の出来事とかラグナのこととか模型のこととか徒然と

お盆ですなー

2013-08-15 00:26:27 | 普段のこと
実は怖い話というか変な話が大好物だったりすることもあって、この時期には(普段の記事内容とかガン無視して)そーいう話を書いてみようと前々から考えていたりしたのだけど
なぜか毎年書きそびれて気が付くと夏が終わってるという有様だったりしたのはきっと暑いからだな・・・・

本来なら7月辺りからポツポツと当たり障りの無い話から挙げていこうなどと考えていたりもしたのだけど、気が付くともうお盆なのでそんな悠長なことしてると今年もまたきっと夏が終わってしまうので思いついたところからさっさと書くことにする

とはいえオレ自身は何か怖い目に遭ったとかそういうことはホントに些細なことしかないので面白みも無く
昔友人から聞いた話でも

彼女は割と「見える」タチで、知らない町で見えないところにあっても近くの病院の場所(というか方角だな)を言い当てるという特技を持ってて
一緒にドライブでもしようものなら、突然「あっ」「ん、何?」「いや今通り過ぎたビルのベランダに血まみれの女の人が」などという愉快なやりとりも一度や二度じゃなかったりするわけだけど
大学の何回生の頃だったか確かあれは雨の日、授業が休講になり構内をぶらついてる時に「そういえば」と話してくれた話の一つだったと思う
そういうわけでなるべく当時聞いた話に忠実に書き起こしたいと思ってるけど、なにぶん聞いてから20年近く経ってるのでいくらか不明瞭なのは勘弁していただきたい


中学生の頃だったか、友達が幽霊が見てみたいのでどういうところに行ったら出やすいのかと訊かれたそうで
池なんかの水のあるところ、それも雨の日だと出やすいというようなアドバイスをしたらしい
以下はその友達の話になるのだけど
そう教えられた友達はある雨の日の午後、数人で連れ立って近くの大きな池に行ってみたそうだ
(考えてみればオバケが見たいのになぜ夜行動しないのか、と思わなくも無かったがそこはそれ子供だしなぁ)
果たしてそこでは何も起きなかったようでどうしようか何か起きるまで(あるいは日が暮れるまで)ここらで待ってようかとなったのだけど、その中の一人が先に帰ることになり駅に向かった
その駅は一応駅員室や改札などもあるのだけど普段は無人駅で誰も居ないのだそうで、実際来る時には駅員は居なかったのだけど
駅に入ると他に客は誰もおらず、そして窓口の前を通りかかったところ人気の無かった駅員室内に灯りが点り閉じていたカーテンがサッと開かれ駅員が顔を出した
と間もなく目の前のホームに電車が入ってきたのだけど、その電車がどうもおかしい
暗い緑色をしていたのだけど、その路線ではそんな色の車輌は走ってないし車輌自体もなんか古めかしい
(車輌の中の様子が具体的にどうだったのかは不覚にも失念してしまったのだけど)扉を開いたその電車は何か不穏な雰囲気を出していたようだ
そこで躊躇してると窓の向こうの駅員が「乗るんですか、乗らないんですか」と声をかけてきた
「え?え?」となおも躊躇してると再度「乗るんですか、乗らないんですか」
しばらく迷った末「いえ次の電車に乗りますから」と答えると「いいんですね」「は、はい」「本当にいいんですね」
と念を押されたのにうなずくと目の前で扉が閉まり、静かに発車していき
窓口ではさーっと再びカーテンが引かれ中の灯りが消え今までそこに居たはずの駅員の気配も感じられなくなった
今のは一体何だったのだろうと考えているとすぐに普段どおりの電車がやってきて乗降する学生や近所の人で今までの静けさが嘘のようにいつも通りの夕方に戻ったそうで、そのまま何事も無く帰宅した

ただ、家に帰ってみるとポケットの中にあの電車と同じ色をした何も書かれて無い切符大の厚紙がいつの間にか入っていたそうだ


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