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部活動廃止論

2013年02月02日 15時07分07秒 | Weblog
いじめ・殺人示唆の手紙、鳥取市中学の部活中止(読売新聞) - goo ニュース





中学校高校には部活動がある。
しかし、
学校内での位置づけは曖昧なままだった。
そこに、

(13) 生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動については,スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等に資するものであり,学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際,地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力,社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること。

と記載された。

実は、学校の教師志望者の半数近くが、
競技スポーツの監督として、指導ができるから。
という理由を第一にしている。

多くの保護者は、それを歓迎してもいる。

この国の学力が、国際比較で低迷する大きな理由に、
部活動がある。

サッカーJりーぐ創設者の川淵 三郎が、
中学校、高校の部活を批判したのは結構知られている。
勝利主義で、未来の選手を育てようとする広い視点が無い。
というのだ。

だから、クラブチームを中心とした活動を全国のあちこちで展開しだした。
正直、多くの県庁所在地などには、その手のクラブチームがあり、
学校の部活動の指導者と、大なり小なりの対立があったりもする。

そして、
何よりも、学校に部活動が存在する。
それが、学校教育の根幹をゆがめているのは、間違いない。

そもそも、
監督と選手。
という関係が、
教師と生徒と、どうマッチングするのか、

教師と生徒は、上下や強弱や勝敗では、到底その立場を説明できない。
しかし、
なぜか、多くの教師は、自分自身を、

生徒より、上位であり、強者であり、勝者だと、強くつよく、、、思っているし、信じてもいる。

生徒は、劣った未成熟なものであり、優れた成熟した教師が教え導くものだと、
よく、「指導」などと言う言葉で言いつくろったりもする。

それは、
学校の中にある、部活という徹底的な上下関係。強弱の関係。
そこから、脱しきれない。
そこにこそ、自らの自負を感じている、からに大きな理由が存在する。

だから、
脅す、叩く、殴る、蹴る、などが存在するし、
お世話をして上げているという、「自慰」的感覚から、
生徒を、自分の言いなりにしたりする。

もう、学校に部活動は必要ないだろう。

中体連とか、高体連も、必要無いだろう。

すべての部活動と同等以上の活動は、
地域社会にお任せしたらいい。
そして、
部活動だけに情熱を注ぐ教師は、
全員、社会教育主事とかにして、
午後から21時まで、徹底的にスポーツ指導をさせればいい。

そうすれば、
確実に、間違いなく、

PISAやTIMSSなどの、国際学力検査で、
上位を示すようになり、

考え、悩み、そして、自らが主体的に成長しようとする児童、生徒は、
確実に、増大するだろう。

なぜなら、
部活動という、教育的効果の少ないモノへの労力が、
授業改善。児童生徒の精神ケア。
学校の力関係の平等化。などに移行され、
同時に、学力に直結するからである。

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