2014年08月28日　16:55

オリンパス、自分撮りとスマホ連携を強化した「PEN Lite E-PL7」

オリンパスイメージングは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」を発表。ボディ単体のほか、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」をセットにした「EZレンズキット」、標準ズームレンズに「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」をセットにした「EZダブルズームキット」を9月下旬より発売する。

自分撮りに特化した機能とスマートフォンとの連携機能を強化し、「スマートフォンと一緒に使う」という撮影スタイルが楽しめるミラーレス一眼カメラ。「Lite」シリーズの特徴となっている可動式モニターには、3型のタッチパネル液晶を搭載し、下方向に180度回転することが可能。スマートフォン操作と同じ感覚で軽快にタッチ撮影できるほか、モニターを下開きの状態にすると、「自分撮りモード」が起動し、自分撮りに最適な機能をワンタッチで設定できる。

また、内蔵Wi-Fiと専用スマートフォンアプリ「OI.Share」を利用して、スマートフォンとワイヤレスで接続し、カメラで撮影した写真をその場でシェアすることが可能。初期設定は、カメラのモニターに表示されたQRコードをスマートフォンで読み取るだけ。その後、モニターのWi-Fiアイコンをタッチすると「OI.Share」に接続し、カメラ内の写真をスマートフォンに転送できる。

さらに、「OI.Share」のリモート撮影機能が進化し、撮影スタートまでの時間と連写の秒数を設定して動きのある自分撮り写真が撮れる「セルフタイマー連写」、あらかじめ設定した撮影枚数と撮影間隔で撮影できる「インターバル撮影」、動きのある自分撮り動画が撮影できる「セルフタイマー動画」と「インターバル動画」、バルブ撮影の過程をスマートフォンのライブビュー画面で確認しながらシャッターを切れる「ライブバルブ撮影」などの機能が利用できる。

同社独自の撮影機能「アートフィルター」は、日常の風景をノスタルジックに表現する「ヴィンテージ」、特定の色だけを抽出して、それ以外をモノトーンにすることで表現したい部分を強調する「パートカラー」の2種類を新たに追加し、全14種類を搭載した。

映像素子は、上位ラインアップの「OM-D E-M5」と同様に、有効画素数1605万画素のLive MOSセンサーを装備。広いダイナミックレンジと滑らかな階調表現が、明暗差の大きい光と影を美しく描写する。さらに、ISO LOW（100相当）も可能なため、明るい日中でも、大口径レンズを絞り開放から楽しめる。

画像処理エンジンは、オリンパスのミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機「OM-D E-M1」と同様の「TruePic VII」を搭載。レンズ性能を最大限に引き出す独自技術「ファインディテールII」が、レンズ個々の光学特性や絞り値（F値）に応じた最適なシャープネス補正と倍率色収差補正、ローパスフィルターレスに対応した偽色低減処理と高精度デモザイキングを行い、クリアで高い解像度を実現する。また、「OM-D E-M10」の81点FAST AFと秒8コマの高速連写も搭載した。

このほか、動画撮影は1920×1080ドット/30p（29.97fps）のフルHD動画に対応。対応記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-I対応、Eye-Fiカード対応）。バッテリーはリチウムイオン充電池「BLS-50」で、撮影可能枚数は約350枚。本体サイズは114.9（幅）×67（高さ）×38.4（奥行）mm、重量は約357g（付属充電池およびメモリーカード含む）。ボディカラーは、ホワイト、シルバー、ブラックの3色を用意した。

市場想定価格は、ボディ単体が66,000円前後、「EZレンズキット」が81,000円前後、「EZダブルズームキット」が96,000円前後（いずれも税抜）。

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