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開発チームは、なぜ最強ブランド「瞬足」を生み出せたのか?―苦境からの大逆転! 子どもの2人に1人が履く奇跡のシューズ誕生物語 単行本(ソフトカバー) – 2013/7/12
■老舗靴メーカー、苦境からの大逆転!
空前の“メガブランド"誕生の舞台裏を開発チームが初公開!
「150万足売れれば大ヒット」と言われる子ども靴市場で、
年間600万足を売り上げ、いまや「子どもの2人に1人」が履いていると言われる
アキレス株式会社の子ども靴「瞬足」。
業界関係者の間では、“奇跡のシューズ"として、いまや伝説化した子ども靴ブランドです。
「速く走れるようになる靴があるらしいぞ! 」
2003年の発売以来、「瞬足」は子どもたちの間で瞬く間に口コミで広がり、
初年度24万足、04年70万足、05年158万足…と加速度的に売上を伸ばしました。
発売10年目の13年現在、累計売上は4,000万足を突破。
毎年発売するモデル数は200種にも及びます。
また、注目すべきは、自社の売上だけでなく、それまで縮小していた子ども靴市場全体の拡大にも貢献したこと。
現在では、ランドセル、Tシャツ、靴下、なわとびなど、他ジャンルの企業とのタイアップ商品も開発し、売上も好調。
「子どもたちのライフスタイルを応援する」メガブランドに成長しました。
では、どのようにして、開発チームは、最強ブランド『瞬足』を生み出したのか?
それは、靴業界はもちろん、一般的にも常識破りで前代未聞の「あるアイデア」から始まりました。
組織力、決断力、突破力、マーケティング、現場主義、熱意…
開発チームが「瞬足」を生み出した背景には、
ビジネスを成功させるために不可欠な様々な要素が見えてきます。
本書は、その開発の舞台裏をドラマ性に富んだタッチで描きました。
また、この少子化時代に、「どうやって子どもたちの心をとらえるか」、
その秘訣を開発チームが明かします。
縮小する国内市場も、アプローチしだいでまだまだ打開できる!
子ども市場だけでなく、あらゆる業界のビジネスパーソンに、
“現状打破"への貴重なヒントを与えてくれる1冊です!
空前の“メガブランド"誕生の舞台裏を開発チームが初公開!
「150万足売れれば大ヒット」と言われる子ども靴市場で、
年間600万足を売り上げ、いまや「子どもの2人に1人」が履いていると言われる
アキレス株式会社の子ども靴「瞬足」。
業界関係者の間では、“奇跡のシューズ"として、いまや伝説化した子ども靴ブランドです。
「速く走れるようになる靴があるらしいぞ! 」
2003年の発売以来、「瞬足」は子どもたちの間で瞬く間に口コミで広がり、
初年度24万足、04年70万足、05年158万足…と加速度的に売上を伸ばしました。
発売10年目の13年現在、累計売上は4,000万足を突破。
毎年発売するモデル数は200種にも及びます。
また、注目すべきは、自社の売上だけでなく、それまで縮小していた子ども靴市場全体の拡大にも貢献したこと。
現在では、ランドセル、Tシャツ、靴下、なわとびなど、他ジャンルの企業とのタイアップ商品も開発し、売上も好調。
「子どもたちのライフスタイルを応援する」メガブランドに成長しました。
では、どのようにして、開発チームは、最強ブランド『瞬足』を生み出したのか?
それは、靴業界はもちろん、一般的にも常識破りで前代未聞の「あるアイデア」から始まりました。
組織力、決断力、突破力、マーケティング、現場主義、熱意…
開発チームが「瞬足」を生み出した背景には、
ビジネスを成功させるために不可欠な様々な要素が見えてきます。
本書は、その開発の舞台裏をドラマ性に富んだタッチで描きました。
また、この少子化時代に、「どうやって子どもたちの心をとらえるか」、
その秘訣を開発チームが明かします。
縮小する国内市場も、アプローチしだいでまだまだ打開できる!
子ども市場だけでなく、あらゆる業界のビジネスパーソンに、
“現状打破"への貴重なヒントを与えてくれる1冊です!
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社U-CAN
- 発売日2013/7/12
- 寸法1.5 x 12.7 x 18.8 cm
- ISBN-104426605148
- ISBN-13978-4426605148
商品の説明
出版社からのコメント
◆メディア掲載情報◆
◎ビジネス書ファンに大人気の書評メルマガ「ビジネスブックマラソン」(7/11)で
「これは、ぜひ読んでほしい1冊」として紹介されました!
◎ビジネス雑誌『経済界』(7/30発売)で、
「この夏、読んでおきたいビジネス書20冊」の1冊に選ばれました!
■マーケティング界の第一人者
中央大学ビジネススクール 田中洋先生 推薦!
「瞬足」は希に見る偉大な成功ストーリーである。
この13年間に、140社以上のマーケティングの成功例を取材してきた私の経験からそう言える。
瞬足という靴はどのようにして海外ブランドに負けず、“メガブランド"になりえたのだろうか。
また、なぜ、縮小する市場を拡大に転じることが可能だったのか。
成功の陰には、「瞬足」を一から育てた開発チームの苦闘があった。
これを学ぶことは、日本のマーケターにとって必須の知識になるだろう。
ビジネスパーソンだけでなく、小学生を持つ家族、あるいは小学生に関係した仕事に携わるすべての方々にとっても
大きな学びとなるのが、この“瞬足ストーリー"だ。
◎ビジネス書ファンに大人気の書評メルマガ「ビジネスブックマラソン」(7/11)で
「これは、ぜひ読んでほしい1冊」として紹介されました!
◎ビジネス雑誌『経済界』(7/30発売)で、
「この夏、読んでおきたいビジネス書20冊」の1冊に選ばれました!
■マーケティング界の第一人者
中央大学ビジネススクール 田中洋先生 推薦!
「瞬足」は希に見る偉大な成功ストーリーである。
この13年間に、140社以上のマーケティングの成功例を取材してきた私の経験からそう言える。
瞬足という靴はどのようにして海外ブランドに負けず、“メガブランド"になりえたのだろうか。
また、なぜ、縮小する市場を拡大に転じることが可能だったのか。
成功の陰には、「瞬足」を一から育てた開発チームの苦闘があった。
これを学ぶことは、日本のマーケターにとって必須の知識になるだろう。
ビジネスパーソンだけでなく、小学生を持つ家族、あるいは小学生に関係した仕事に携わるすべての方々にとっても
大きな学びとなるのが、この“瞬足ストーリー"だ。
著者について
アキレス株式会社 「瞬足」開発チーム
アキレス株式会社で低迷していた小学生向けジュニアスポーツシューズ事業を立て直すべく、
2002年に「瞬足」開発のために集結したプロジェクトチーム。
商品開発、本社販社営業、販促宣伝などの精鋭らによって構成。
瞬足は、2003年の最初のモデルは2アイテムで、アキレスの主力商品「ランドマスター」のサブブランドとしてスタートも反響が大きく、
翌シーズンより「瞬足」ブランドで展開し、売上は急上昇。
発売3年目の2005年には、子ども靴のヒットの目安とされた「150万足」を超える158万足を売り上げ、さらに、発売4年目の2006年には300万足を超え、
当時、爆発的な売上を記録したゲーム機と絡めて、「任天堂DSか瞬足か」と業界内外で大注目された。
現在(2013年3月末時点)で、売上累計4,000万足超、毎年世に送り出す新商品は年間200アイテム以上と、開発チームの予想を大きく上まわる一大ブランドに成長。
子ども靴市場の拡大にも貢献してきた。
今後は、業界を牽引する先導者として、「No.1ブランド」の責任と使命感から、
子どもの「足育」を啓蒙する活動にも力を入れていく。
アキレス株式会社で低迷していた小学生向けジュニアスポーツシューズ事業を立て直すべく、
2002年に「瞬足」開発のために集結したプロジェクトチーム。
商品開発、本社販社営業、販促宣伝などの精鋭らによって構成。
瞬足は、2003年の最初のモデルは2アイテムで、アキレスの主力商品「ランドマスター」のサブブランドとしてスタートも反響が大きく、
翌シーズンより「瞬足」ブランドで展開し、売上は急上昇。
発売3年目の2005年には、子ども靴のヒットの目安とされた「150万足」を超える158万足を売り上げ、さらに、発売4年目の2006年には300万足を超え、
当時、爆発的な売上を記録したゲーム機と絡めて、「任天堂DSか瞬足か」と業界内外で大注目された。
現在(2013年3月末時点)で、売上累計4,000万足超、毎年世に送り出す新商品は年間200アイテム以上と、開発チームの予想を大きく上まわる一大ブランドに成長。
子ども靴市場の拡大にも貢献してきた。
今後は、業界を牽引する先導者として、「No.1ブランド」の責任と使命感から、
子どもの「足育」を啓蒙する活動にも力を入れていく。
登録情報
- 出版社 : U-CAN (2013/7/12)
- 発売日 : 2013/7/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4426605148
- ISBN-13 : 978-4426605148
- 寸法 : 1.5 x 12.7 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 954,328位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 111,937位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
瞬足が発展したストーリーがわかりやすく書いてあります。売れたことが偶然ではなく、必然だった事がわかりました。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しゅん足の開発の裏話など一気に読むことが出来ました。
子供たちにもはかせておきたかった一品です。
子供たちにもはかせておきたかった一品です。
2014年1月6日に日本でレビュー済み
開発者たち自らが執筆した「成功日記」です。
むしろ瞬足ファンのためのグッズ本なのかもしれません。
【1】読みやすいか? - Yes
メーカーの皆さんが普段の書き言葉で綴っています。複雑な言い回しや暗喩だとか文学的なレトリックだとかはありません。
劇的構成も気の利いたウイットやユーモアの類もありません。
時系列にそって要領よくまとめられた開発記は、面白みはありませんが、そのぶんさらっと読めます。
【2】あなたまたはあなたの会社の成功のヒントになるか? - No
この種の成功談は、結果論に過ぎません。成功の理由はいくらでも後付できるものです。実際には同じようなケースでも成功しない例はごまんとあるでしょう。そもそも千数百円の本で他人の成功談から安易にヒントを得ようという時点で何かを見失ってはいないでしょうか。
【3】ドキュメンタリーとして面白いか? - No…No,No
では、この種の本のどこに魅力があるか、読者がどこに期待するのかといえば、そこは実録物ならではの生々しさ、内面的な葛藤や人間同士のぶつかり合い、その迫力でしょう。で、その点において本書は…
残念ながら面白くありません。
当事者自らが執筆という企画が仇になっていると思います。まず、彼らは文章のプロではないので、豊かな表現やスリリングな展開は期待できません。しかしそこは狙い通りなのでしょう。朴訥であっても生の声で綴りたかったというのが編集者の意図なのでしょう。それは悪くない、しかし、当事者だけに、実に当たり障りのない優等生的な日記で終始してしまっています。これでは読者としては退屈です。それだけでなく、本当の内幕を洗いざらいぶちまけているようには見えないので、内容そのものがとても薄っぺらく感じられます。「瞬足」に託された美しい理想も営業トークにしか聞こえてこないのが残念です。もっといろいろ生々しい話があったと思うんですけどね。やはりちゃんと取材したうえで、当事者が及び腰になる部分まで斬り込めるプロのモノ書きに書かせたほうが良かったように思えます。
【4】瞬足のファンにならオススメできるか? - Yes
この靴が大好きで、どうやって作られたのか知りたいという人にとってはいい本だと思います。決して舞台裏を見せないディズニーランドのように、「内面を見せない内幕もの」はファンの夢と理想を壊さないという意味では良いのかもしれません。
瞬足を愛する人たちのためのファン・グッズですね。
むしろ瞬足ファンのためのグッズ本なのかもしれません。
【1】読みやすいか? - Yes
メーカーの皆さんが普段の書き言葉で綴っています。複雑な言い回しや暗喩だとか文学的なレトリックだとかはありません。
劇的構成も気の利いたウイットやユーモアの類もありません。
時系列にそって要領よくまとめられた開発記は、面白みはありませんが、そのぶんさらっと読めます。
【2】あなたまたはあなたの会社の成功のヒントになるか? - No
この種の成功談は、結果論に過ぎません。成功の理由はいくらでも後付できるものです。実際には同じようなケースでも成功しない例はごまんとあるでしょう。そもそも千数百円の本で他人の成功談から安易にヒントを得ようという時点で何かを見失ってはいないでしょうか。
【3】ドキュメンタリーとして面白いか? - No…No,No
では、この種の本のどこに魅力があるか、読者がどこに期待するのかといえば、そこは実録物ならではの生々しさ、内面的な葛藤や人間同士のぶつかり合い、その迫力でしょう。で、その点において本書は…
残念ながら面白くありません。
当事者自らが執筆という企画が仇になっていると思います。まず、彼らは文章のプロではないので、豊かな表現やスリリングな展開は期待できません。しかしそこは狙い通りなのでしょう。朴訥であっても生の声で綴りたかったというのが編集者の意図なのでしょう。それは悪くない、しかし、当事者だけに、実に当たり障りのない優等生的な日記で終始してしまっています。これでは読者としては退屈です。それだけでなく、本当の内幕を洗いざらいぶちまけているようには見えないので、内容そのものがとても薄っぺらく感じられます。「瞬足」に託された美しい理想も営業トークにしか聞こえてこないのが残念です。もっといろいろ生々しい話があったと思うんですけどね。やはりちゃんと取材したうえで、当事者が及び腰になる部分まで斬り込めるプロのモノ書きに書かせたほうが良かったように思えます。
【4】瞬足のファンにならオススメできるか? - Yes
この靴が大好きで、どうやって作られたのか知りたいという人にとってはいい本だと思います。決して舞台裏を見せないディズニーランドのように、「内面を見せない内幕もの」はファンの夢と理想を壊さないという意味では良いのかもしれません。
瞬足を愛する人たちのためのファン・グッズですね。
2014年1月9日に日本でレビュー済み
この本を読んで最初から最後まで感じた感想がタイトルです。
本書は画期的なヒット商品となった子ども用の靴の開発ストーリーについて
開発者たち自らが記した本。
章ごとの最後に、成功の大きな決め手となったポイントが
まとめられていたりビジネスのヒントのための書として
有用な面ももちろんありますが、普通に読み物としても結構面白かったです。
これだけのヒット商品についての記述であるので
ほんのわずかに自画自賛の感がないこともないですが
それを上回って、ヒット商品を生み出した当事者としての昂揚感が
最初から最後まで本書を通じて滲み出ており
元から、スポーツマンではないものの靴そのものに対して
多少ひとより興味があるためか、個人的にはそれは嫌なものではなく
むしろ一緒にワクワクした感じを共有するような感覚で読み進められました。
二章の『「子供の背中を押せる靴」の誕生』のなかで成功の要因について
「誰の心にも響く」ものをつくることに拘りぬいたという記述があります。
そこで、運動が苦手で運動会は雨で中止になってしまえばいいと考えるような子のための
製品でもあることを述べてあるのですが
作り手としての、その視線はとても行き届いたものであるし
靴を通じての作り手の子どもへの優しい視線が特に溢れている部分だと感じました。
ビジネスの為のヒントの書物という枠を少し越えた、良書だと思います。
本書は画期的なヒット商品となった子ども用の靴の開発ストーリーについて
開発者たち自らが記した本。
章ごとの最後に、成功の大きな決め手となったポイントが
まとめられていたりビジネスのヒントのための書として
有用な面ももちろんありますが、普通に読み物としても結構面白かったです。
これだけのヒット商品についての記述であるので
ほんのわずかに自画自賛の感がないこともないですが
それを上回って、ヒット商品を生み出した当事者としての昂揚感が
最初から最後まで本書を通じて滲み出ており
元から、スポーツマンではないものの靴そのものに対して
多少ひとより興味があるためか、個人的にはそれは嫌なものではなく
むしろ一緒にワクワクした感じを共有するような感覚で読み進められました。
二章の『「子供の背中を押せる靴」の誕生』のなかで成功の要因について
「誰の心にも響く」ものをつくることに拘りぬいたという記述があります。
そこで、運動が苦手で運動会は雨で中止になってしまえばいいと考えるような子のための
製品でもあることを述べてあるのですが
作り手としての、その視線はとても行き届いたものであるし
靴を通じての作り手の子どもへの優しい視線が特に溢れている部分だと感じました。
ビジネスの為のヒントの書物という枠を少し越えた、良書だと思います。
2013年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さい頃にアキレスの上履きをよく履いていた。懐かしさもあって本書を手にした。学童の実需靴で老舗のアキレスが、どのようにしてこれほどまでのメガブランドを生み出したのか。苦境の時代から開発、販売、ブランド戦略の一連のストーリーが詳細に綴られている。印象に残ったのは、2つのこと。1つは、「立ち位置がぶれなかった」こと。「瞬足」はあくまで学校用の外履きである、とポジショニングした。はなからナイキやアディダスなどの強烈なナショナルブランドと戦うことは選択肢になかった。そのうえで、60年培ってきた社内技術や経験を決して陳腐化させることなく、自社の強みとしてこの瞬足開発に投入できた。2つめは、開発チーム各人の「熱意」。自社製品を通じて「子どもたちにこんな毎日を送ってもらいたい」という強い思い入れを感じた。高尚なマーケティングや戦略論ももちろん大切だが、開発担当者も人間。最後には、「理論」より「思い入れ」がビジネス現場ではものをいう、そんなことを教えてもらった。本書で頻繁に見られる突破力や行動力の源泉になったのだろう。また、13年以上も子どもの靴の変遷を撮影し続けている開発担当者には頭が下がる。なにかと「人口減少で、国内市場はもうダメ」と嘆いてしまいがちだが、まだまだできること、すべきことはある、と教えてくれる1冊だ。
2013年12月30日に日本でレビュー済み
ビジネス理論を物語として読ませる本が多い。
そういう本と同じスタンスで読むと、がっかりする。
理論は基本的な話でしかなく、事実であるが故にストーリーはB級。
なんでこんな基本をしていないのか?と驚くようなこともある。
街中で靴を見る、運動会に着目するなんて、
私のようなド素人でも気がつくことでしかない。
開発秘話として、ここには語られない話があると思うのだが・・・
なんというか・・・
きれい事で終始している印象がある。
おそらく、外部の人間が書いていないからだろう。
そういう本と同じスタンスで読むと、がっかりする。
理論は基本的な話でしかなく、事実であるが故にストーリーはB級。
なんでこんな基本をしていないのか?と驚くようなこともある。
街中で靴を見る、運動会に着目するなんて、
私のようなド素人でも気がつくことでしかない。
開発秘話として、ここには語られない話があると思うのだが・・・
なんというか・・・
きれい事で終始している印象がある。
おそらく、外部の人間が書いていないからだろう。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
たいへん興味深く読めた。
瞬足という男子運動靴がいかにして開発され、市場に投入され、ユーザーに認知され、ターゲット人口1000万人に対し、年間600万足売れるまでに成長したか。
その事実に驚かされる。
確かに、子ども運動靴市場というのは成熟化して製品イノベーションがない分野であったように思える。
自分を振り返っても、子どものころの靴と今の靴がそれほどデザインや機能性において変わっているとは思わなかった。
しかし、瞬足という運動靴市場のiPhoneがユーザーニーズを発掘し、一気に市場を席巻した。
業界を活性化したと、ライバル会社からも感謝くらいだ。
マーケティングの順番も定石ではあるが興味深い。最初は1から3年生の男子生徒、それから高学年や女子へと。
ターゲットセグメントをどんどん拡大し、より多くの消費者ニーズをつかんでいく。
販促においては、最初は利用者の口コミから広がり、CMの利用。
さらには、人気番組「マルモのおきて」内で子役が瞬足を履いて人気上昇するなどのメディアミックス。
その後、ライセンス提供でランドセル、靴下などその他の学用品、衣料品へと展開するのは王道である。
もちろん、このヒットは技術・デザイン力の基礎があってこそである。
スピードがでて重さがかかってゴムの厚みが減った時に顔を出すスパイク、左右非対称の靴裏、そのほか女の子には黒とピンクをあしらった小悪魔風のデザインを投入する。もうポケモンなどキャラクタープリント付きの子どもっぽい運動靴は時代遅れなのだ。
1時間くらいで一気に読めた。面白かった。
瞬足という男子運動靴がいかにして開発され、市場に投入され、ユーザーに認知され、ターゲット人口1000万人に対し、年間600万足売れるまでに成長したか。
その事実に驚かされる。
確かに、子ども運動靴市場というのは成熟化して製品イノベーションがない分野であったように思える。
自分を振り返っても、子どものころの靴と今の靴がそれほどデザインや機能性において変わっているとは思わなかった。
しかし、瞬足という運動靴市場のiPhoneがユーザーニーズを発掘し、一気に市場を席巻した。
業界を活性化したと、ライバル会社からも感謝くらいだ。
マーケティングの順番も定石ではあるが興味深い。最初は1から3年生の男子生徒、それから高学年や女子へと。
ターゲットセグメントをどんどん拡大し、より多くの消費者ニーズをつかんでいく。
販促においては、最初は利用者の口コミから広がり、CMの利用。
さらには、人気番組「マルモのおきて」内で子役が瞬足を履いて人気上昇するなどのメディアミックス。
その後、ライセンス提供でランドセル、靴下などその他の学用品、衣料品へと展開するのは王道である。
もちろん、このヒットは技術・デザイン力の基礎があってこそである。
スピードがでて重さがかかってゴムの厚みが減った時に顔を出すスパイク、左右非対称の靴裏、そのほか女の子には黒とピンクをあしらった小悪魔風のデザインを投入する。もうポケモンなどキャラクタープリント付きの子どもっぽい運動靴は時代遅れなのだ。
1時間くらいで一気に読めた。面白かった。
2014年1月15日に日本でレビュー済み
子ども靴の「瞬足」と言えば、誰もが名前くらいは知っているでしょう。
その開発スタッフ自らが、瞬足のヒットの裏側を綴った本です。
ヒット作のスタッフ自身が書いているところに、
タレント本のような一種の嫌悪感を覚えたのですが、
読んでみれば、靴好きの人が理想の子供靴について秘話を交えて熱く語っており、
幼稚園児の親として非常に参考になる読み物でした。
今やどこの靴売り場にも並んでいる瞬足。
幼稚園児の親としてみればまだそれほど馴染みがなく、
この本を読むまで一番の特徴である「靴底が左右非対称である」ことすら知りませんでした。
トラックのコーナーはほぼ左回りであり、左コーナーの遠心力に対応するため、
左側に集中してスパイクを配置しているのです。
知っていましたか?
この本では、本編の前にまずそのことの解説が、見開きの写真入りで解説されており、
「すごい発想だな!」とすっかり心をつかまれてしまいました。
読み物としても、靴としてもです。
そうした読み手の心をくすぐる演出ができるのは、
「履く人に満足してもらいたい」という靴作りで培われた強い願いに基づいた
サービス精神があるからでしょう。
タイトルからはマーケティング的な内容を期待する方も多いと思います。
しかしながら筆者も書いている通り、当人達はそういった手法を意識していた訳でなく、
必死にやった結果、今思ってみればこういう手法に従っていた、という程度で、
恐らくマーケティング本としては初歩の内容になるんだと思います。
ですからそうした勉強としてはあまり役に立たないかもしれませんが、
それを超える靴への情熱、本当に靴が好きなんだなあということが率直に伝わってきて、
読み物として面白かったです。
その開発スタッフ自らが、瞬足のヒットの裏側を綴った本です。
ヒット作のスタッフ自身が書いているところに、
タレント本のような一種の嫌悪感を覚えたのですが、
読んでみれば、靴好きの人が理想の子供靴について秘話を交えて熱く語っており、
幼稚園児の親として非常に参考になる読み物でした。
今やどこの靴売り場にも並んでいる瞬足。
幼稚園児の親としてみればまだそれほど馴染みがなく、
この本を読むまで一番の特徴である「靴底が左右非対称である」ことすら知りませんでした。
トラックのコーナーはほぼ左回りであり、左コーナーの遠心力に対応するため、
左側に集中してスパイクを配置しているのです。
知っていましたか?
この本では、本編の前にまずそのことの解説が、見開きの写真入りで解説されており、
「すごい発想だな!」とすっかり心をつかまれてしまいました。
読み物としても、靴としてもです。
そうした読み手の心をくすぐる演出ができるのは、
「履く人に満足してもらいたい」という靴作りで培われた強い願いに基づいた
サービス精神があるからでしょう。
タイトルからはマーケティング的な内容を期待する方も多いと思います。
しかしながら筆者も書いている通り、当人達はそういった手法を意識していた訳でなく、
必死にやった結果、今思ってみればこういう手法に従っていた、という程度で、
恐らくマーケティング本としては初歩の内容になるんだと思います。
ですからそうした勉強としてはあまり役に立たないかもしれませんが、
それを超える靴への情熱、本当に靴が好きなんだなあということが率直に伝わってきて、
読み物として面白かったです。