おしゃれというよりも、母ちゃんは元気な頃から身だしなみをきちんとしていた。髪やパーマが伸びていると外出も避ける。家に来るお客さんに会うのも嫌がるのです。そんな性格を知っているからパーマもかけさせた。

　2005年2月26日（土）13:00～15:00まで『島袋光史 芸能小道具展』を見るため、パレット久茂地の市民ギャラリーに出かけた。

　朝から身支度。ドライシャンプーの後はトニックでマッサージ。濡れている髪をマジックカーラーでクルクル。大中あわせて10個は使う。乾く間に顔剃り。クリームを薄くのばし、お粉をたたいてあげた。

　そしてチーク。ピンクのルージュをつけたら、母ちゃんの美人度がアップ。服に着替え、車いすに座ってからカーラーを取る。逆毛を軽く立てたらフワフワ。さらなる美人度が超アップした。

　会場に到着したときには、僕はバテバテ。母ちゃんは主催者や、顔見知りのお客さん、受付係まで楽しげにおしゃべり。デジカメを首にかけていた僕は、記念撮影をするのも忘れてしまった。

　その日は小雨まじりで寒かったが、気分だけは晴れ晴れ。母ちゃんというか高齢者を『招かざる客』にしてほしくない。

　今回の記事は2005/10/02/23:48に作成した。芸能小道具展の主催者とは過去記事★5に書い史ちゃん兄さん。人間国宝でもある。

　僕からは義兄だが、お父さんからは実子。つまり、お父さんと先妻の間に生まれた子供です。母ちゃんにしてみれば義理の息子でも、僕と同じように可愛いがっていた。

　三人揃った写真は、沖縄タイムスの2006年3月29日（水）付『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』の第16回目に掲載。

　写真はカラーで提出したが、紙面ではなぜかモノクロ扱い。それも母ちゃんと史ちゃん兄さんの顔には、画像修正してあるように見える。

　沖縄タイムスの学芸部くらし報道班からは「モノクロに変更した」という事前連絡もなく、現在もって納得し難い最終回である。

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沖縄タイムスの連載『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』を担当した
男性記者から削除依頼